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2018年ラインアップ発表 その2 [┣宝塚情報]

2018年大劇場公演のラインアップ、第2弾が出てましたね。


月組公演


主演・・・珠城 りょう、愛希 れいか    


宝塚大劇場:2018年2月9日(金)~3月12日(月)
東京宝塚劇場:2018年3月30日(金)~5月6日(日)


ミュージカル・プレイ 『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』
~原作 伊吹 有喜『カンパニー』(新潮社刊)~
脚本・演出/石田 昌也


さっそく、原作本をゲットしました[るんるん]
わりとありがちな「社命で異業種に飛び込むことになった普通のサラリーマン」もの。次から次へとトラブルが降ってくる。読んでいない方、まあ、あれです。『王妃の館』をずんちゃんの役を主演にしたような話です。(どやっ)
そう、主人公はサラリーマン。これをたまきちが演じるわけですね。でもって、世界的プリンシパル高野悠というのが、みやるり…なのかしら[exclamation&question]でもって、バレリーナの高崎美波がちゃぴ…[exclamation&question]
どっちかというと、陸上界の「はるみち」と言われながら(誰も言ってません)、ランナーに逃げられたトレーナー女子がすごーく気になるんですけど…[爆弾]私なら彼女をちゃぴに振るんだけどなぁ…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)](トップコンビの間に恋愛がなくなる…[爆弾]
石田先生が、悪い面出さずに、真面目に舞台化してくれることを願います。


ショー・テント・タカラヅカ 『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
作・演出/上田 久美子


宝塚史上、最高に長いタイトルなんじゃないかしら[exclamation&question]
お稽古始まる前の神事で、宮司さんがこのタイトルをフルで言ったかと思うと、それだけで笑える[爆弾]
上田久美子先生がショーに挑戦…と言っても、ストーリーショーみたいな感じですね。
そういえば、長いこと、ストーリーショーの傑作は、「ノバ・ボサ・ノバ」から上書きされていない気がする。久美子先生、どんな舞台を見せてくれるか、期待してます[黒ハート]


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東京宝塚劇場雪組新人公演(幕末太陽傳)超ミニ感想 [┣宝塚観劇]

雪組東京新人公演「幕末太陽傳」を観劇した。


新人公演担当は、栗田優香先生。初めて、担当の新公を観る気がする。


いつもは、サクサクと観劇し、サクサクと感想をアップするのに…いやー、なんというんでしょうか…スピード感についていけない…[バッド(下向き矢印)]
(寄る年波…)
そもそも、本公演がチケ難であまり観られないので、本役が誰の新公が誰みたいな部分を把握しきれず…それゆえに、ますます新人がわからず…本当にただぼーっと観ているだけになってしもうた…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


そんな中、もう、一言言えるとしたら、永久輝せあ、すげぇ[exclamation×2]ということだけです。


もちろん、演技も度胸満点だし、心の感じられる永久輝らしい佐平次だと思ったのですが、永久輝だけの特長だなーといつも思うのは、終演後のご挨拶。
気持の伝わる心のこもった挨拶は、毎回すごいと思っている。
もちろん、どの組のどの生徒も、心のこもった挨拶をしていると思う。あの瞬間、感謝以外の気持ちを持って舞台に立つ人間はいないだろうし。
でも、「心がこもってるなぁ」だけでなく、稽古中の気持ちや、終演後の今の気持ちや、これからへの気持ちを、ちゃんと言葉で伝え、それを客席の一人一人に届ける力のある生徒は、ちょっとほかに見当たらない。
(トップさんの初日・千秋楽・貸切・ツアーの挨拶は、営業面が強くなるので、気持ちを伝えるというよりは、如才ないことが大事なので、ちょっと違う側面があるし、小劇場の主演さんは、感無量の気持ちが伝わればそれでいいものなので、こういう技量は、新公の主演者に特有のスキルだとは思うけれども。)


このまま、すくすく育ってほしい生徒の一人です。


ヒロインの、おそめ役は、野々花ひまり
初ヒロインだし、これまで、どういう役をしていたかもわからない。日本もので初ヒロインとか、大変だったと思う。このメイクで大丈夫だったのか、そもそも普段の顔を知らないのでわからない。でも…かなりやばかったような…[爆弾]


高杉晋作の縣千。セリ上がりの都々逸は、心臓が止まるかと思った。まあ、さすがに、研3だもんね。全体的には、度胸があったと思う。


もう誰が誰だかわからない中、こはる役の彩みちるが、さすがに一枚も二枚も上手だったのと、仏壇屋の親子(陽向春輝・彩海せら)が可愛かったのが印象に残った。


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「ハンナのお花屋さん」配役決定! [┣宝塚情報]

花組ACTシアター公演「ハンナのお花屋さん」の配役が発表されました…が、植田景子先生の思い入れが強すぎたのか、前代未聞の「PDF」による配役発表となりました。


クリス・ヨハンソン(Chris Johansson)…明日海 りお 
<ロンドのハムステッヒーで「Hanna’s Florist」を営み、将来を期待されるデンマーク人の新進フラワーアティスト>


ミア・ペ ルコヴィッチ(Mia Mia Perković Perković )…仙名 彩世
<旧ユーゴスラビアのクロアチアから、内戦の傷跡が残る故国を離れ、新たな人生を見つける為にロンドンにやってきた娘>


DENMARK in 1970’s~ 
アベル・ヨハンソン(Abel Johansson Johansson )…芹香 斗亜
<王室ともつながるデンマーク名門貴族の長男で、代々続く造船業大会社を継ぐ責務を背負っている。花屋の娘ハンナと恋に落ち 、クリスが生まれる>
ハンナ(Hanna)…舞空 瞳
 <第二次世界大戦後、リトアニアからデンマークに逃れてきた移民の娘。アベルと出会い、愛し合ってクリスが生まれる>
小さなクリス(Little Chris)…茉玲 さや那 <幼い頃のクリス>


LONDON in 2014 
~Hanna’s Floristで働く人々~
ジェフ・ウォーレン(Jeff Waren Waren)…瀬戸 かずや
<経営・営業マネージメント担当。英・リバプール出身。クリスの大学時代からの旧友>
チェン リ(丞琳)…美花 梨乃<フローリスト。 台湾出身>
トーマス・ルイク(Toomas Luik )…優波 慧<Web関連とカフェ担当。エストニア出身>
ナディア (Nadia )…雛 リリカ<フローリスト見習。ルーマニア出身>
ライアン (Ryan )…綺城 ひか理<フローリスト。アイルランド出身>
ヤニス (Iannis)…飛龍 つかさ<フローリスト。ギリシャ出身>
ヨージェフ(Józef)…帆純 まひろ<デリバーと下働き担当。ハンガリー出身>
アナベル (Anabel)…音 くり寿 <フローリスト。英・サセックス出身>

~Hanna’s Floristを訪れる人々&ご近所の人達~
エーリク・ヨハンソン(Erik Johansson)…高翔 みず希<クリスの叔父。年の離れたアベルの弟>
エマ・アザール (Emma Hazard)…花野 じゅりあ<エスニックレストランを経営するやり手のシングルマザー。ベルギー出身>
サラ・ウォーレン(Sarah Waren)…乙羽 映見<ジェフの妻で、同じくクリスの大学時代からの旧友。オーストラリア出身>


国際色豊かなところが、「Paradise Prince」を思い出すような、そんな雰囲気[黒ハート]


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「アジアン・エイリアン」観劇 [┣演劇]

「アジアン・エイリアン」


作・演出:古城十忍


美術:礒田ヒロシ
照明:磯野眞也
音響:黒澤靖博
舞台監督:尾崎裕
衣裳:友好まり子
映像:後藤輝之

演出助手:白井なお
舞監助手:有坂美紀、小山広寿
衣裳助手:増田和

大道具:イトウ舞台工房 伊藤幸夫
小道具:安田惣一、原田佳世子
特殊効果:(有)インパクト 緒方宏幸
運搬:加藤運輸(有)


オープニングアクトはとても変わっている。喪服の登場人物たちが、舞台奥から登ってきて、いくつかのパフォーマンスを見せる。日の丸を花瓶の水に溶かすと、どんどん水の色が赤くなっていったり、かき混ぜると白くなったり…なにやら不思議な科学実験のよう。人々が重力に逆らうように消えていって、本編が始まる。


いきなり病院の霊安室前。さきほどのパフォーマンスで、出演者がここに這い上がってきたせいか、手すりがあるせいか、屋上に霊安室があるような感じがする。
そこに項垂れている境田健吾(奥村洋治)。娘同様に可愛がっていた姪が婚約者と事故死したのだ。ところが、婚約者の岬邦彦(山田悠介)の姉・顕子と名乗る女性(関谷美香子)が現れ、その遺体が弟のものではない、と言い出して…。
境田は、何が何だかわからなくなっていた。
岬は、境田の事務所で契約カメラマンをしていた。彼は「見えざる顔」という個展を開こうとしていた。そこに写っていたのは、すべて、在日韓国・朝鮮人たちの写真だった。境田は、その中に、事務所の一人、金山孝弘(多田直人)の写真を見つける。偶然撮影しただけ、と言う岬だったが、実は、金山もその一員だった。なんとなく言いそびれていた、という金山。そして岬は、本物の岬邦彦から戸籍を買って、境田の前に現れたのだった。
境田は、在日への差別意識は自分の中にないと思っている男だった。しかし、姪は結婚するなら日本の戸籍が必要だと主張し、金山は彼に出自を明かさなかった。境田は、自分が妙な匂いに包まれているのを感じ始める。そして、アジアの片隅で生きている本物の岬邦彦(山中雄輔)に出会い、姪の本心を聞かされて激しく動揺するのだった。


他人の戸籍を買ってまで日本人になろうとした男、そして、日本人であることをやめたくて、他人に戸籍を売り渡した男…「日本人ってなんだろう」と思うお芝居だった。


在日韓国・朝鮮人の特別永住者は、ウィキペディアによると現在、33万人だそうだ。
最近、在特会という団体が、執拗なヘイト・スピーチを行っていて、それに憤りを感じている人も多いと思う。


では、よく知っている知人から、「実は私在日で…」と告白されたら、あなたはどう対応しますか[exclamation&question]


という問いかけが、ドラマの中で何度も登場する。
「あ、そういうの全然気にしてないから」と、告白したこと自体を「なかったことにする」=相手をそれ以降も日本人として遇するということは、「実は傷つく」と、ドラマで語られる。


そうだったのか…[あせあせ(飛び散る汗)]


ドラマの舞台は、調査会社なのだが、入社前の調査で祖母が帰化した台湾人だったことがわかった迫水剛という男が(池永英介)が怒鳴り込んくる場面がある。自分が採用されなかったのは、自分も知らなかった出自が原因ではないのか、と。
えー、そこまで遡って血筋を調べるかな[exclamation&question]と、かつて子会社で総務一般を担当していた人間としては、思う。そこまで気にしている会社は少ないはずだ。本人の国籍は多少影響するかもしれないが。あ、うちの会社は、社員が外国籍を取得したいと言い出した時も了承したし、国籍や出自で入社をどうこうすることはなかった。とはいえ、本人調査はやっていた。
今は、入社前の素行調査というのは、一般の調査会社は請け負わない。たぶんリスクが高いのだろう。でも、やはり蛇の道は蛇…で、まだまだそういう調査をしている会社は存在するんだと思う。カード利用実績みたいな公的に売買されている資料もあるし。
実際、彼が血筋のせいで採用されなかったのか、それは、わからない。でも、彼はそう思い込んでしまった。外国の血ゆえに差別されたのだと。それが本当であっても、思い込みであっても、不幸なことだと思う。


ひるがえって、私自身のこと。
相続等で戸籍を見た…という意味で確実なのは、両親、祖父母は日本国籍だ、ということだけだ。それより前の、私も会ったことがない祖先がどこの国の人か、私は知らない。考えたこともない。たぶん、みなさんもそんなものだと思う。
でも、そんな私は、本当に純正の日本人だろうか[exclamation&question]
江戸っ子は三代前から江戸に住んでいたら江戸っ子らしいので、そういう意味では、日本人かな[exclamation&question]という程度の認識だ。
でも、普段は、日本人だと名乗っている。ごく自然に。


そもそも日本人って、何をもって日本人なんだろう。
国籍=日本の人を言うはずだ、普通は。
でも、なんか「私、日本人だなぁ~と思うんですよね」という文脈の時は、脈々と受け継がれている「日本民族」っていうものの一員だという自覚に基づいた発言っぽい。
この、「日本民族」ということを少しも疑っていないところが、我々「日本人」の特徴かもしれない。日本列島には、いわゆる「日本民族(=大和民族)」だけが住んでいたわけではなく、日本は単一民族国家でもない。しかし、それすらも忘れがちだったりする。
とはいえ、なにぶん、島国だから、ヨーロッパほど他国の人が流入せず、混血しにくいってことはあると思う。鎖国もしてたし。


タイトルの「アジアン・エイリアン」。
エイリアンというのは、映画で一躍有名になった英語。空港の入国審査のところにもこの文字があったように、そもそも外国人を指すのだが、映画の影響か、感じ悪いということで排除された。
なんか、侵入者みたく思っちゃうものね。
で、見た目で外国人だとわかるヨーロッパ系、アフリカ系の人々に比べて、分かりづらい、でも確実に日本に入ってきている人々「アジアン・エイリアン」に対して、日本人は、どう考え、どう行動しているのか、みたいなことがテーマの芝居…なんだろうな。


本編が始まってから、舞台には、少しずつ水が注入されていく。少しずつ水が増えていく。明らかに、水のせいで演技が変わる。くるぶしくらいまで水が上がってくると、歩くのも一苦労だ。
なのに、誰も水の存在に言及しない。水は増え続ける。それでも、みんなが見ないふりをしている。
「この水、どうしたんですか」
誰か言えばいいのに。


見て見ぬふりをしている間に、水はどんどん増えていく。


差別するっていうのは、自分が上だと思い込んでいるということ。差別してないよ、発言も、同じ。
増え続ける水に遮られて、もはや、身動きできないのに、まだ、そんな虚勢を張っている日本人…カッコ悪いな。


考えさせられる芝居だった。
また再演してほしいので、芝居の内容より、芝居を観た私の思いを中心に書かせてもらいました。


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「THE SMALL POPPIES」観劇 [┣Studio Life]

「THE SMALL POPPIES」
  by DAVID HOLMAN


上演台本・演出:倉田淳


美術:乘峯雅寛
舞台監督:倉本徹
照明:日下靖順(ASG)
照明オペレーター:伊藤直子
音響:竹下亮(OFFICE my on)
衣裳:竹内陽子
衣裳協力:井口茉実
ヘアメイク:MUU
大道具:俳優座劇場
演出助手:宮本紗也加
宣伝美術:嶋倫子
語学協力:ギリシャプラザ、東洋大学教授 村田奈々子、東京中央日本語学院、HOANG THI QUYNH、中村祐介、マイ
デスク:武井啓子、平河夏
制作:大野純也、三浦未来
制作協力:東容子、小泉裕子
Special Thanks:天沼蓉子


オーストラリアを舞台に、小学校入学前の子供たちを主人公にした芝居に、男優だけの劇団スタジオライフが挑戦する[exclamation×2]
といえば、刺激的に聞こえるかもしれないが、今やスタジオライフにとって、年齢や性別は、「演じる」上で、それほど大きな要因にはなっていない。彼らは魂を演じる劇団なのだ。


今回の公演もWキャストになっている。(コアラカンガルーの記載順。シングルキャストは黒字
主人公のクリント(山本芳樹岩崎大)は、5歳の子ども。オーストラリアでは、5歳になると、小学校入学前の準備学校に入学する。作品では、「大きい子のがっこう」と呼ばれている。クリントは、揺れている。両親は離婚、母親(仲原裕之)には既に新しいボーイフレンドができたようだ。その上、一緒に大きい子のがっこうに行くつもりだった、唯一の親友・マリア(緒方和也江口翔平)は、引っ越してしまうという。
それでもどうにか、初登校にまでこぎつけるが、同じがっこうには、やたら落ち着きのない元気印の少年、テオ(笠原浩夫船戸慎士)がいたり、いじめっ子っぽいシェーン(藤原啓児)がいたり、言葉の通じないカンボジア難民女子のレップ(宇佐美輝松本慎也)がいたり…5歳のハートはもう壊れそう…[爆弾]
出身も言葉もバラバラな子どもたちを預かるのは、ウォルシュ先生(関戸博一緒方和也)。でも、やっぱり、英語の話せないレップの面倒を見ることが多くて…。ぼっちで落ち込むクリントをそっとサポートするのが、校長のブレナン先生(笠原浩夫船戸慎士)。これをテオを演じる俳優が早変わりで演じているところがすごいところだ。
そして、いつの間にか、クリントは、テオとレップを「親友」と呼べるようになって、母親と新しいパートナーのことも受け入れられるようになる。そんな、クリントの生まれて初めての冒険物語。


まず、舞台装置が秀逸。客席前方からは全容は見えないのだが、「子どもたちのお絵かき」という体で、全面にエネルギッシュな絵が描かれているとか。この舞台を出演者たちが手動で回らせ、そこで残りの出演者がめちゃめちゃ踊る…という、冒頭からものすごいエネルギー放出[exclamation×2]みんな最後まで保つの?と不安になるが、シニアの出演者も元気・元気[exclamation]
そして、謎のハイテンションキャラクター、ジョーカー(岩崎大・船戸慎士山本芳樹・笠原浩夫)が登場する。彼らのショートコントを挟んで、クリントたちの物語が、少しずつ進んでいく。ジョーカーの役割はよくわからない。おそらく原作にもあるのだろう。ただ、内容は日本版用に倉田さんがアレンジしているようだ。
よくわからないが、軽快なコントというか、漫才みたいで面白かった。
ただ、「詩」という意味で、ポエットと言っていたように聞こえたが、poetは詩人だよね[爆弾](文学のカテゴリー的な意味の「詩」ならpoetry)
このよくわからないジョーカーたちのテンションの高さと、成人が子役を演じるテンションの高さが似ていて、そのせいで痛々しさを感じない、ということはあるかもしれない。
コントみたいなショートリリーフで区切ることにより、クリントたちのエピソードが、それぞれスケッチのように浮かび上がる効果があった。


出演者は、みんな5歳に見えて、本当に可愛かった。
主役のクリントは、ポツンと寂しそうな雰囲気の似合う山本、爆発力がハンパない岩崎、どちらも魅力的だった。レップは、嫌味のない子役の宇佐見、そして演技でレップを積み上げていく松本、どちらも真摯に役に向き合っていて好感がもてる。テオは、笠原船戸も5歳児以外の何者でもなかった。あー、でも、すね毛はどうなんでしょうね…(笑)
ブレナン先生への早変わりは、笑うしかなかった。でもブレナン先生、二人ともオトコマエでした。
宇佐見松本が演じたトゥアン役も好対照。宇佐見は、まさにトゥアンとして存在していたし、松本は、ウォルシュ先生をサポートする存在としてトゥアンを捉えていて、気働きのきく女の子だなぁ~と思った。あと、レップの姉、ノイを演じた若林健吾、可愛かった~[かわいい]
ウォルシュ先生は、関戸緒方も、ちょっとどうかと思うほどの画伯ぶりだったが、心底優しい関戸先生、女性的な魅力もありつつ、涙もろい緒方先生、どちらも魅力的。
クリントのママを演じた、仲原は、なかなか美人なお母さん。恋と息子の間で揺れる心情を見事に表現していた。パンティストッキングをはく時の、がに股スタイルは、客席をさらっていた[爆弾]


この作品は、スタジオライフにとってエポックメイキング的な作品になるんだろうなぁ~なんてぼんやり考えている。 


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「六月大歌舞伎」その3 [┣演劇]

「その2」はこちらです。


では、最後の演目、行きますね。


長谷川伸 作
村上元三 演出
「一本刀土俵入」 二幕五場
  長坂元弘 美術
  長倉稠 美術


この作品は、昭和6年初演なので、新歌舞伎の系譜に連なる作品のようです。なので、演出がいます。
歌舞伎作品だけど、内容的には、明治以降の演劇的というか。もう普通の芝居にしか見えない。
内容的にも新派みたいなお話です。


利根川沿いの宿場、取手から芝居は始まる。
安孫子屋という茶屋旅籠の前、船戸の弥八(市川猿弥)が暴れているところを、旅籠の二階から眺めている酌婦のお蔦(市川猿之助)。
弥八は、お蔦にも食ってかかり、通りがかった相撲取りの駒形茂兵衛(松本幸四郎)にも言いがかりをつける。そしてお蔦からは茶碗の水をかけられ、茂兵衛からは頭突きを食らわされて去って行く。
その後、ふらふらしている茂兵衛にお蔦が声を掛けると、なんと腹ペコなのだという。
お蔦は、手持ちの金子を与えて、立派な横綱になるようにと、声を掛ける。


その後、利根の渡しのところで、船に乗り遅れた茂兵衛は、食べ物を手にしているところを追ってきた弥八らに捕まるが、逆に川へ投げ込んだりしてしまう。その時、弥八がお蔦を「父無し子を産んだ女」と言ったため、恩あるお蔦を侮辱したと思い、さらに弥八をボコボコにしてしまう。


それから十年以上経ったある日、博徒となった茂兵衛が付近へやってくる。
船頭らに安孫子屋のお蔦のことを聞くが、誰も覚えていない。
お蔦は、今、飴売りをして娘を育てていた。そこへ、この辺りの大親分、儀十(中村歌六)たちが現れる。娘・お君(市川右近)の父親、辰三郎(尾上松緑)が、いかさま賭博をしたかどで手配されていたのだ。
儀十たちが去った後、辰三郎が現れ、すべてを告白し、一緒に逃げてほしいと言い出す。
支度を始めるお蔦だったが、そこへ、お君の歌声を聴いて近所までやってきた茂兵衛が登場、今は博徒になってしまったが、十年前の借りを返したいと言う。
そして、相撲におぼえがある、という儀十親分との相撲に勝って、お蔦たちを旅立たせるのだった。


幸四郎さんのこういうお芝居を観たのは初めてで、なんか、すごく不思議な感じ[あせあせ(飛び散る汗)]
博徒たちの元締め、儀十親分の切れ者子分、という役どころで尾上松也くんが登場。好感度高いお役でした[黒ハート]
そして、辰三郎役の松緑さん、すっかり、肩の力の抜けた芝居が、良かったです[るんるん]
でも、まあ、猿之助さんのお蔦が、すべてをさらった感じの舞台でした[ぴかぴか(新しい)]


なかなか行けない歌舞伎ですが、年に一度くらいは、こういう時間もいいなぁ~と思いました[るんるん]


 


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宝塚花組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

大劇場公演「邪馬台国の風/Sante!!」を観劇してきました。例によって箇条書きで公演感想を書きたいと思います。


  • 劇場の冷房が効きすぎていて、非常に寒かったが、もしかしたら、冷房だけのせいではないかもしれない[ダッシュ(走り出すさま)]
  • 中村暁先生の宝塚大劇場オリジナル芝居は、21世紀になって初めて…ということになる。前回のお芝居、「麗しのサブリナ」は原作ものだし、その前の「大海賊」はオリジナルだが、東京公演しかない、という変則的な上演だった[ひらめき]
  • 2017年、今世紀初のオリジナル芝居は…淡々と物語が進み、いつから盛り上がるのかな~と思っていたら、緞帳が降りてビックリ[exclamation×2]という、「愛と死のアラビア」方式だった[爆弾]
  • ショーは、さすが、藤井大介先生というか、「Cocktail-カクテル-」好きにはたまらない、ちょっと懐かしい感じのショー[るんるん]
  • プロローグの美女たち(男役5名)の美脚を覗かせた場面は、懐かしい岡田先生のレビューを思い出すような雰囲気もあり、藤井先生の円熟を感じた。これからも芳醇なワインのようなショー作りをしていただきたいです[黒ハート]

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「屠殺人ブッチャー」観劇 [┣演劇]

「屠殺人 ブッチャー」


作:ニコラス・ビヨン
翻訳:吉原豊司
演出:小笠原響


美術:内山勉
照明:松井真澄
照明操作:松本由美
音響:井出比呂之
音響操作:坂本柚季
衣裳:樋口藍
演出助手:杉林健生
舞台監督:村田明
制作担当:栗原暢隆、松井伸子
著作権:GARY GODDARD AGENCY
プロデューサー:名取敏行
主催:名取事務所


3月に大感動した「エレファント・ソング」の作者、ニコラス・ビヨンの作品を再び上演すると聞き、行ってきました。


トロントあたりの警察署。口をきこうとしない老人(軍服着用)をめぐって、警察官と弁護士が押し問答をしているところから始まる。
クリスマスイブの夜。セットに小さなクリスマスツリー。これは、「エレファント・ソング」にも登場したツリーじゃないかしら[exclamation&question]
警官(斉藤淳)が言うには、男(高山春夫)はチンピラ二人がここに連れて来たのだが、その首に奇妙な工具が掛けられていて、その先に、弁護士ハミルトン・バーンズ(佐川和正)の名刺が付いていたのだという。その奇妙な工具は、肉屋が塊肉を切るのに使うものだという。
男のために、今、どうやら彼の母国語らしいラヴィニア語の通訳を呼んでいるので、それまで待ってほしいと言う警官に、弁護士は、この人に面識はないのだから、帰してほしいと言い、押し問答になる。警官は強引な男で、ハミルトンに、自分の娘のためにサンタクロースになって返事をしてほしいとか、無茶振りをしてくる。
そうこうするうちに、通訳の女、エレーナ(森尾舞)がやってくる。ケガをしているらしい男の手当てをし、自分の本業は看護師だと言う。男は拷問を受け、両足の爪はすべて剥がされていた。エレーナは、男の軍服はラヴィニア軍の大将のものだと言い、彼の名前をグーグルで検索するように、と言い出す。
すごいな、現代劇。グーグル検索だよ。
ラヴィニアが崩壊した後、軍事政権の首謀者たちは世界に亡命した。軍事政権下で弾圧された人々は、彼らを捜し出し、リンチにかけていた。最後は必ず「処刑」まで行うリンチ。なぜ、彼らは、この男、ヨセフ・ズブリーロヴォを解放したのか。
検索の結果、PC上にあらわれた現役当時のズブリーロヴォ大将の写真は、現在の彼からは想像できないもので、むしろ、弁護士のバーンズに似ていた。その写真を目にしたバーンズは、ようやく、認める。自分が、ズブリーロヴォの息子、マルコであることを。
ここで、エレーナが豹変する。
三人を人質として拘束したのだ。家族思いの警察官の家に仲間を待機させ、彼の反応次第では、家族を殺す、と脅す。
その状況で、エレーナは、ズブリーロヴォに、彼の行った最も卑劣で残酷な犯罪を語らせる。彼はラヴィニア語しかできないから、息子に通訳させる、という残酷さで。


か弱い女性が、大の男を拘束し、勝手に私的な裁判を始める。巻き込まれた弁護士は、法に照らし、理性に訴え、なんとか非道を止めようとする。が、深い憎しみの前には、人間の作った法など、なんの役にも立たない。弁護士は、自分の信念を曲げ、無力感の中、女の言うままにリンチに加担する。
これは、そう、「死と乙女」のパターンだ…と途中で気づいた。
いたたまれない。そうだ、償うことのできない罪はあるのだ、という気になる。


劇中、ラヴィニアという架空の国の公用語、ラヴィニア語(言語学者が創作したとのこと)が使用される。我々観客が、唯一、これは「ありがとう」という意味なんだな、と前後の文脈から理解した「ヴォーラ」という単語。その、あまりにも残酷な使い方を知って、戦慄した。また、愛称の「公爵夫人」から、つい、既婚者の婦人を想像していたのが、そうではなかった衝撃もハンパではなかった。
ある意味、「死と乙女」以上の痛みとやりきれなさが、(休憩がない分)怒濤のように押し寄せ、終演後、しばらく立ち上がることもできなかった。


つらい物語だけれど、演劇として見事な作品だった。
また、森尾舞という女優の持つエネルギーの大きさに感動したし、日本にはなかなかいないタイプの女優だと思った。
そして、見事に観客を騙し、最後のパズルのピースをはめてくれた斉藤淳のトリッキーな役作りには、感服。高山春夫は、ラヴィニア語の長台詞、意味はわからないのに素晴らしかった。
そして、この復讐の連鎖は、間違いなくここで終わるだろう、と確信させる佐川和正の的確な役作り、それによって、ラストの風景が大きく変化したことは、特筆したい。


再演してほしいから、すべては書かない。本当に見事な舞台だった。まだ半年しか経ってないけど、今年ナンバーワンかもっ[グッド(上向き矢印)]


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「君が人生の時」観劇 [┣演劇]

新国立劇場 演劇2016/2017シーズン
JAPAN MEETS…―現代劇の系譜をひもとく―XI


「君が人生の時」The Time of Your Life


作:ウィリアム・サローヤン
翻訳:浦辺千鶴
演出:宮田慶子


美術:伊藤雅子
照明:沢田祐二
音楽:かみむら周平
音響:上田好生
衣裳:半田悦子
ヘアメイク:川端富生
アクション:渥美博
振付:RON×II
演出助手:城田美樹
舞台監督:福本伸生


歌唱指導:伊藤和美
イタリア語指導:デシルバ安奈


新国立劇場中劇場で上演された「君が人生の時」を観劇した。
舞台は、1939年のサンフランシスコ。港に近い安酒場(サルーン)を舞台にした、出入りする人々の群像劇。散文詩のような舞台なので、その世界に入り込めないと、わけがわからないまま、終演を迎えることになるかもしれない。


主人公は、このサルーンの一角で朝から晩までシャンパンを飲んでいる男、ジョー(坂本昌行)。坂本くんを観るのは、「ボーイ・フロム・オズ」以来じゃないかなぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]
このジョーが、とっても謎キャラ。お金はたっぷりとあるらしい。でも、仕事はしていない。それでいて、色々と顔がきく。ずっと座っているが、1幕の終わりに立ち上がる。それで、彼が足を引きずっていることに観客は気づく。しかし、この足についての説明はない。
店の主人、ニック(丸山智己)は、ジョーのために安酒場なのに、シャンパンを仕入れている。丸山さん、たしか、スタジオライフの「OZ」に客演したことあるよね[exclamation&question]ネイト役で。あら、なんか、オズ繋がり…(笑)
そして、この安酒場は、娼婦たちの客引きの場所にもなっているらしい。
バツグンに可愛い娼婦、キティ(野々すみ花)は、傷だらけの猫のような娘。自分の人生が苦労の連続だったこと、今は娼婦であること、をうまく消化できなくて、怯えて、攻撃的になっている。
ジョーの子分を自認するトム(橋本淳)はキティを愛していて、彼女に娼婦をやめてほしいと思っている。
サルーンには、警察官も立ち寄るが、その中でブリック(下総源太朗)という男は、高圧的に娼婦の取締りを行うので、嫌われていた。
たくさんのエピソードが紡がれる中、キティを守るためにサルーンの弱き人々が一つになった瞬間、事件が起きる。


なんとも、複雑な気持ちで劇場を後にした。
後味は、決して良くない。少しだけ、スカッとするのだが、いやいや…と自分で自分を否定する。
ラストはこんな感じだ。出入りする人々を徹底的に弾圧するブリックが殺害される。彼の部下である警官たちは誰も犯人を追おうとしなかった。そして、サルーンでホラばかり吹いていた男・キット(木場勝己)が、自分がやったと言う。それで、みんながわーっと喜ぶ。証拠隠滅のために銃を海に捨てたと言うキットに、ジョーは買ったばかりの銃を代わりに与えて去って行く。
その前に、ブリックは、店のエンターテイナー、ウェスリー(かみむら周平)をボコボコにして、キティにストリップまがいのことをさせようとしていた。そもそも、キティがひどく怯えているのは、この高圧的な警察のせいかもしれない。だから、つい、死んでしまえ[ちっ(怒った顔)]という気持ちになって、実際にそれが果たされるので、なんか、やったー[exclamation×2]と思ってしまうラストシーン。そして、終演後の自己嫌悪[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]である。
もしかしたら、ここで見せられた以上にひどい男なのかもしれないが、少なくとも、私が舞台で観たブリックは、それだけで殺されていいとは思えなかったからだ。なのに、ついつい…[爆弾]
自分の中にある、残虐性に気づかされ[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]落ち込んで帰って来ました…[もうやだ~(悲しい顔)]


ということで、色々、思うところはあるものの、それも含めてサローヤンの術中に嵌まったかな…と思った。


では、出演者感想。


坂本昌行(ジョー)…なんともつかみどころのない芝居の主人公らしく、なんともつかみどころのない、謎の男。
しかし、善人さは伝わってくる。トムやキティに寄せる無償の善意と、それを実現可能にする謎の財力と人脈。彼はいったい何者なんだろう[exclamation&question]という謎は解けないまま。その不思議ちゃんな感じが、似合っていた。
彼なくしては、成立しない公演だったと思う。


野々すみ花(キティ・デュヴァル)…ホテル・ニューヨークを定宿とし、そこで仕事に及ぶ娼婦。なりたかった自分と今の自分の間の距離を埋めることができず、何かに怯えて不器用に生きている。かなり不幸な人生を送ってきたらしい。
すれっからしの娼婦でありながら、透明な少女性を失っていないところが、野々ならではの役作り。
あばずれ感を出すために、椅子に座る場面では、足(膝)を開いて座る。が、なぜか、その姿勢が男役っぽい。足を開いて座るというと、ゆうひさんとかのあのポーズが脳内に再生されちゃうのかな。だったら、なんか嬉しいな。


丸山智己(ニック)…サルーンの経営者。客を差別しないが、金を払わない客には厳しい。娼婦たちが客探しに訪れても、注文して支払う限りは好きにさせている。そして、そんな彼の“城”を土足で踏みにじるブリックに対しては、心底腹を立てている。「カサブランカ」でいえば、リックのような存在。
「OZ」のネイトの時も、彼の芝居が好きだった。今回も、ニックの存在が、居方が、とても好きだった。


橋本淳(トム)…淳くんが出てるせいか、舞台が新国立の中劇場だったからか、なんか、「黒いハンカチーフ」をやたらと思い出した。役どころは全然違うけど。
ジョーの子分として、どんな理不尽な注文も聞いて買い出しに行ってくる。拳銃まで買うし。キティを愛していて、彼女に娼婦をやめさせて、結婚したいと考えている。すごく純粋で、すごく可愛くて、迷いがないけれど、ちゃんとあれこれ考えているところを、相変わらず過不足なく演じていて、やるなぁ~と満足。


下総源太朗(ブリック)…この辺の警察のえらいヤツらしい。そして性格は最悪で、残虐性もある。弱い者や年寄り相手だと居丈高になり、殴る蹴るの暴行を働く。現在は、娼婦の取締りに力を入れている。
いやー、本当に、見事にイヤなヤツでした[exclamation×2]
彼がやり切ってくれないと、盛り上がらない。そういう大事な役。本当に素晴らしかったです。


沢田冬樹(アラブ)…言葉少なで、セリフも同じセリフを繰り返しているけど、彼の存在が、このサルーンの「多様性」そのもの。


中山祐一朗(クラップ)…制服警官。いろいろ愚痴を言うのだが、憎めない。何を言っても憎めてしまうブリックとの対比が鮮やかだった。


木場勝己(キット・カーソン)…突然現れて、ホラを吹き倒して、ジョーから酒をおごられる。しかし、最後に、キーパーソンとなる。ホラのひとつひとつが、しっかりと絵面を想像させる。その語りの力を感じた。


その他、ピアノ弾きのウェスリーを演じたかみむら周平、ボードビリアンのハリーを演じたRON×IIなど、エンターテイメント・バーにふさわしい出演者や、なんだか、出番少なくてもったいないんですけど…的な出演者もたっぷり。その中で、間違い電話で呼び出された人の好い女性と、すれっからしの娼婦の二役を演じた枝元萌が、短い出番ながら、しっかりとキャラを立たせ、さすがだった。


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「六月大歌舞伎」その2 [┣演劇]

続きです。「その1」はこちらをご覧ください。


河竹黙阿弥 作
「曽我綉侠御所染」
  御所五郎蔵 二幕


今回の舞台、上手側に仮花道が設えられていた。
どこで使うのかな…と思ったら、この二つ目の作品でした。


京、五條坂仲之町の廓。上手仮花道に、男伊達・御所五郎蔵(片岡仁左衛門)と、その一党がずらっと並び、下手花道に、国を追放された武家の星影土右衛門(市川左團次)と、その一党がずらっと並ぶ。そうして、それぞれ割りゼリフであーだこーだとやり合う。おおー、美しい[exclamation×2]と眺めていると、衣装の模様が、「大万大吉大吉」という家紋になっている人を発見[exclamation]「大一大万大吉」ではないんだけど、気になる…[あせあせ(飛び散る汗)]
最初のうちは、追放された武士の土右衛門と、かつて武士で今は侠客の五郎蔵が張り合っているだけに見えたが、この二人、実は深い因縁があったらしい。
二人の一触即発は、廓の主人(中村歌六)によって、一度は仲裁される。
五郎蔵は、武士だった頃に、主君の腰元だった皐月(中村雀右衛門)と恋仲になったが、温情によって死罪を免れ(この時代、不義=職場恋愛は死罪)、二人して京に上って、皐月が遊女となっている。とはいえ、夫がいる身…と、誰にも身を許していないので、馴染みの客はいない。そこに足しげく通っているのが、土右衛門。
一方、五郎蔵の死罪を許してくれた元の主君、今は、廓通いに嵌まってしまい、皐月の朋輩、逢州(中村米吉)に入れあげ、二百両の借金を作ってしまっていた。元・主君の危機を救うべく、五郎蔵は、皐月になんとか二百両を用立ててほしいと、手紙を送る。で、皐月もこれには困ってしまう。
と、皐月を口説いている土右衛門が、二百両を自分が用立てようと言い出す。その代わり、五郎蔵に去り状を出して、自分のものになれば…という条件を出して。皐月は、五郎蔵のために、土右衛門の申し出を受けてしまうが、そこへ現れた五郎蔵は、二百両を断じて受け取ろうとしない。
途方にくれた皐月は、癪を起したと言って、土右衛門とともに身請けの支度に出るのを拒む。
それを逢州がとりなして、打掛を交換して、とりあえず私が同道いたしましょう、と言ってくれる。
しかし、それが、悲劇のもと。途中で道中を待ち伏せした五郎蔵によって、逢州が間違って殺されてしまう。


す…救いがないっ[exclamation×2]


でも、仁左衛門さまの美しさといったら…[黒ハート]


雀右衛門さんが、ここでも美しく、そして、米吉くんがなんとも艶やかで素晴らしかったです。


左團次さん、ちょっとお元気がなかったような気が…大丈夫でしょうか。


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