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NARU-SHIOのカフェトークライブ [┣汐美真帆]

「NARU-SHIOのカフェトークライブ」


汐美真帆と、成瀬こうきの二人がホストになって、ゲストに春野寿美礼朝海ひかるを迎えて開催されたカフェトークライブ。
8月28日の昼・夜と行われたが、私は夜公演を観ることができた。


まず、第一部は、海に面した屋外のオシャレなカフェ、という体で舞台が作られ、この店をオープンしたNARU(成瀬こうき)とSHIO(汐美真帆)がお客さんと楽しくトークする…みたいな。
最初は、二人のトーク。一応、カフェのスタッフということで、二人ともエプロンをしている。同期ならではの緩いトークで場が温まったところで、お客さん=春野寿美礼、朝海ひかるが登場する。二人とも、最近流行りのチュニックにワイドパンツのかっこかわいいスタイル。
そして、この二人が登場して2分もしないうちに、「カフェとその客」設定はほぼ忘れ去られ、同期トークが炸裂するのだが、それが楽しくて、ひたすら笑い続けた。
オサさん(春野)は、ゆる~く面白い人。ナルちゃん(成瀬)は、色々爆弾を抱えている人。そしてコムちゃん(朝海)は天然。
四人の話は、あっちいったりこっちいったり、ものすごい振れ幅だったが、だいたい時系列に整理するとこんな話だった。


<音楽学校>
★77期は、倍率が史上最低だった。16倍くらいって言ってたかな[あせあせ(飛び散る汗)](77期は平成元(1989)年4月に音楽学校に入学。この年の秋に「ベルサイユのばら」が初演シリーズ以来初めて再演され、再び宝塚ブームが起きたため、翌期はものすごい倍率になった。)
先生に「狭間の期」と言われた。上は綺麗な娘役さんがいっぱいいる期だったけど、下はまだ入ってきていないのに、既に「狭間」扱い[爆弾]
サラリーマンの期とも言われた。「そういえば社長令嬢とかいなかったね。お金持ちで招待してくれる親とか」とコムちゃん。ここでみんなで「庶民」を強調。(だいごさんはどうなんですかね[exclamation&question]
★コムちゃんのバレエはすごかった。でも本人は、淡々としていた。なぜなら、小さい頃に、のりこちゃん(朝海)は、骨格的にバレリーナは無理と言われていたので、バレエは向いていないと思っていたから。しかし、音楽学校に入って周囲を見ると、致命的に向いていない人々がたくさんいたらしい[たらーっ(汗)]
★結果、素晴らしいダンサーだったコムちゃんは、文化祭で、銀のタイツで踊った。その姿は、ほぼ男性舞踊手だった[ぴかぴか(新しい)]
★ナルちゃんは、ほぼほぼ委員で大変だった。そんなナルちゃんに、「試験でちょっとなんかすれば、すぐに成績なんて下がるのに…」とオサさん[爆弾]
★ピアノの試験の時、オサさんはいつも同じところで間違えるので、本番も間違えるだろうな…と思っていた譜面めくり係のコムちゃん。やっぱり間違えたので、笑ってしまった。オサさんもつられて笑ってしまった。成績は地に落ちた[バッド(下向き矢印)]
★ナルちゃんの回りは、ピアノで失敗するなんて…という激しいプレッシャーがあり、そんなムードはなかった[もうやだ~(悲しい顔)]

<初舞台>
★「ベルサイユのばら」月組オスカル編で初舞台[ぴかぴか(新しい)]
★新人公演にも出た。よい役ももらった。なのに、出遅れが続出した。「まぬけな衛兵隊」のナンバーで、着替えが間に合わずに、整列したメンバーがスカスカだった。ナルちゃんは、まったく出られない同期と違って、出遅れではあるがとりあえず場面が終わる前に用意ができた。そして、さりげなく舞台に出ようとして、間に合っている先輩に向かって「おー」と手を上げながら余裕な雰囲気で登場した。⇒これは、26年経っても消えない成瀬こうきのトラウマなんだとか[ひらめき]
★散々な新公の後、反省を示すために、うなぎ部屋チーム(成績下位チーム)は、なぜか、楽屋の電気を消してしまった。そして、通りかかった上級生に理由を聞かれ、「自粛してます」と答え、さらに怒られたとか[むかっ(怒り)]

<その後>
★組替えしていないのは、オサさんだけ。後の3人は、3つの組(?)を経験している。ナルちゃんは専科も含めて、とのこと。
★3人の組替えは微妙に絡んでいて、ケロさんとナルちゃんは大劇場公演と東京公演の間に入れ替わり、逆の公演に出た。ケロさんがバウホールで演じた「心中恋の大和路」の八右衛門役を、東京ではコムちゃんが演じた[ひらめき]
★当時組替えがブームで、路線スターがどんどん組替えしているのを見て、オサさんは、「自分は組替え要員にもなれない」と思いこんでいたらしい[ふらふら]
★劇団から「三本の矢」で頑張ってほしい[ひらめき]と言われたらしいナルちゃん、コムちゃん。(安蘭けいのいる雪組に、月組から成瀬、宙組から朝海が異動、同期三人が切磋琢磨することとなった時のこと。)「黒い瞳」の大劇場公演中だったとか。事務所を出たら、そこに樹里さんがいて、あ…そうか、と思って、お互いに指差しあったとか。
★結局、ナルちゃんが12年、ケロさんが14年、コムちゃんが16年、オサさんが17年いたんだとか[ひらめき]
★コムちゃんとオサさんの退団日が1年違いの12/24で、同期に評判が悪かった。「そんなに(退団日を合わせるほど)私が好き?」とオサさんに聞くコムちゃんが、めっさ可愛かった[かわいい]
★最後に退団したオサさんが退団してからでも、10年が経っている。その時、ナルちゃんがお花渡しに行ったが、当時、お腹にいた子が今小学校三年生、とのこと[ひらめき]

<退団後>
★オサさんは、退団の翌日から、お正月まで、ムラに帰らず、東京で一人、あれこれ考えていた。
★コムちゃんは、翌日のクリスマス、朝からスタバに行って、周囲の楽しそうな声を聞きながら、お世話になった皆さんへひたすらメールを打っていた。
★コムちゃんは、退団前に次の仕事が決まっていた[exclamation]
★オサさんは、仕事を続ける気がなかった。しかし、間に入ってくれる人がいて、話だけでも聴いてみようと思ったら、既に話が決まっていた。「それ、詐欺じゃない?」と言い出すコムちゃん[あせあせ(飛び散る汗)]まあ、その仕事だけはやろうかな、と思ったけど、終わってみたら、やめられない自分に気づいたとか。
★ナルちゃんは、退団1年半くらいして、ぼつぼつ女優業を始めた。その後、ご縁があって結婚し、ふたつのことはできないので、専業主婦に。子どもも少し手がかからなくなったので、少しずつお仕事を始めているとのこと。
★ケロさんは、退団1ヶ月後のNYへ語学留学。現地でヨガ・インストラクターの資格を取り、帰国後10年間ヨガ講師を務める。そして昨年から、役者に転身。
★コムちゃんは、先月まで「ローマの休日」に出演。現在お休み中。舞台鑑賞などをして過ごしている。来年早々、「黒蜥蜴」に出演。チラシが目がクラクラするやつ[爆弾]だそうです。
★オサさんは、育児のかたわら、9月に朗読劇に出演、その後、「プクル」という謝先生の作品にシンガーとして出演の予定。「プクル」の意味は、と聞かれ、「なんだっけ?」とゆるーく言っていました。かわええ~[ぴかぴか(新しい)]
いや、もう、楽しすぎるトークでした[るんるん]

第2部はバンドさん(ギター、エレピ、ドラム)を入れて本格的なコンサート。
まず、成瀬が登場し、「心のひと オスカル」を熱唱、続いて、汐美「白ばらの人」を歌い、二人で「愛あればこそ」をハモりつつ歌う。77期の初舞台は、「ベルサイユのばら」だったけど、二人は、それきりベルばらに出ることはなかったとのこと。オサさん、コムちゃんは、出てますね。
続いて、コムちゃんが登場して、バウホール公演「SAY IT AGAIN」より、「人生は恋より金」をナルちゃん、コムちゃんの二人で。コムちゃんはゴールドのブラウスに黒パンツに着替え、男役っぽい雰囲気に。瞬時に変われるのがかっこいいなぁ[グッド(上向き矢印)]
二人がハケて、オサさんで「冬物語」。ここでシェイクスピアシリーズでまとめてくるのがニクい。
再び、ナルちゃん、ケロさんが登場し、「愛の旅立ち」を1番2番に分けて歌い、歌っていない方が手話をする、というスタイルで聴かせる。素敵でした。二人ともシャンソンを歌う機会があったばかりなので、情感たっぷり[黒ハート]
そこからソロで、ケロさんは「Story」、ナルちゃんは「Believe」をそれぞれ手話付で。
そして、コムちゃんが「風邪と共に去りぬ」より「明日になれば」、オサさんが「エリザベート」より「愛と死の輪舞曲」を歌い、4人で「すみれの花咲く頃」を歌って終了。
思ったよりずっとたくさんの歌が聞けて幸せな時間でした。定期的に開催してくれたらうれしいな。スターの多い期だし[ぴかぴか(新しい)]


日本橋1.jpg


心ウキウキ夜の日本橋を歩いて家路につきました。


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「L'Age d'Or de la Chanson」杜・悠未・汐美&加藤登紀子 [┣汐美真帆]

「L'Age d'Or de la Chanson」


企画・構成・演出:高橋まさひと
音楽:三枝伸太郎、佐伯準一、成清翠
制作:角田泰彦、Olivier Huet
舞台監督:増山義雄
音響・照明:Silver Hearts
運営:る・ひまわり
後援:在日フランス大使館、アンスティチュフランセ・日本、日本シャンソン協会、岩谷時子音楽文化振興財団
協力:日本コロムビア、ビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメント、ユニバーサルミュージック、ヤマハホール
コーディネート:プレザンス


ピアノ:三枝伸太郎
アコーディオン:吉岡里紗
チェロ:島津由美
ベース:河本悠自
パーカッション:相川瞳


「L’Age d’Or de la Chanson」、今年の大千秋楽公演を観て来ました[exclamation]


まず、最初に。
バンド編成、メンバーは、8/2のゆうひさん回と一緒でした。
どうやら高橋プロデューサーの希望する編成(byプログラム)のようで、歌手は変われど、基本的に演奏メンバーは変えない、というスタイルなんだとか。そうすると、曲によってアコーディオンは使われないこともあって、バンド編成上、それは織り込み済でそんなに大きな問題ではなかったんですね。ちょっと納得した部分があります。

最初のナンバーはインスト、「パリの空の下」
ゆうひさんの時は、真ん中辺の着替えタイムに使用されていたが、複数の出演で着替えが容易な場合は、これを最初のナンバーにするのかな、と思った。
この1曲で、すっかりヤマハホールはパリになる[ひらめき]という感じ。


続いて「幸福を売る男」で、本日の出演者、杜けあき、汐美真帆、悠未ひろが登場。三人とも、艶やかな黒のドレス姿。
MCは、再上級生のが仕切って、元タカラジェンヌの和やかなトーク。
が65期、汐美が77期、悠未が83期…か。三人が一緒の舞台に出たことはなく、汐美にとっては、初配属時のトップさん(雪組)であり、悠未にとっては、入団前に憧れた存在。汐美悠未は、悠未の初舞台公演「仮面のロマネスク」で共演している。

ここから、三人のソロへ。
まず、悠未「サン・ジャンの恋人」。退団から、4年[exclamation&question]深みのある低音は健在で…というか、もっと深みを増していて、とても引き込まれた。ただ、たぶんこの歌は、乙女の純情を踏みにじった「はじめての恋人」への思いを歌った歌なのだが、悠未の深い声で歌われると、「すべてあげた」という歌詞すら、「財産を[exclamation&question]」という意味に聞こえてしまう。決して、色気がないわけではないので、選曲が違うのかな…と思った。ドレスは、大胆に足見せ加工されたもので、SEXYでした[揺れるハート]ごついけど(あわあわ)[あせあせ(飛び散る汗)]
続いて汐美「恋はみずいろ」ケロさんお馴染みの片手手話ソングだったが、これ、説明しないと振りとしてどうなんだろう[exclamation&question]と余計な心配をしてしまった。汐美の場合は、音域、これでよかったのか[exclamation&question]という気がしないでもない。ちゃんとリハでチューニングしたんだろうか[exclamation&question]というか、本人が自分の音域ちゃんとわかってるのかな[爆弾]という疑惑も。あと、後半でも2曲歌うのだが、すべて「ふわかわ」系の曲だったのも気になった。とりあえず1曲は、どろどろもやってみてほしかった。演技派なんだからさ。ドレスは、ノースリーブでふわっと広がるロングドレス。
そして、が登場。最初は「パダム・パダム」ドラマチックで素敵。宝塚のショーなどで使うのと同じ歌詞だったと思う。
2曲目は「やさしい私に」。これはストーリーのある曲だと思うのだが、いまいちストーリーが見えない歌詞だった。しとねに、とか出てくるので、それなりの大人の恋愛かな~と思いつつ聴く。次の曲は、ゲスト加藤登紀子のヒット曲「愛の暮し」。どうやら途中で歌詞を間違えたらしく、平身低頭して、加藤さんをお迎えされていた。


ここで少し、加藤のトークがあり、加藤登紀子のコーナーへ。
バンドのメンバーも引っ込んで、加藤専属のピアニストさんが登場。
昨年がエディット・ピアフ生誕100周年、そして、今年が美空ひばり生誕80周年。ということで、二人の人生を描いた「人生の始まりと終わり」というCDを出したとのこと。その中から、ピアフにまつわる曲を2曲披露。
「名前も知らないあの人へ」は、ピアフが10代の時に産んだ娘が、なくなった夜、葬式代が出せなかったピアフが生まれて初めて街角に立った時の物語。10フランのお金がなくて街角に立つ。でもその人は、話を聞いて、10フランを置いて立ち去った、と。
もうひとつは、ピアフのお葬式、まるで国葬のような騒ぎだったという「ベール・ラシェーズ」凱旋歌のような力強い歌。ピアフもとても小柄な人だったそうだが、小柄な加藤さんの熱く立派な歌声に感動。

続いて、悠未が再登場。今度はベージュのパンツスーツ。まず「愛の旅立ち」を歌って盛り上げる。うわ、かっこいい[黒ハート]これはもう、ピッタリの選曲だね、と思う。退団して、見た目の雰囲気は女性だーと思うけど、歌声は現役時代から変に変えず、自分の歌声のいいところを残している。無理して低音を出していたんじゃなければ、こういう生き方もあるよね、と思った。
続いて「そして今は」。これも最高!ボレロのリズム、そして2番からピアノが奏でる不協和音、その不安な流れの中で、ともちんの歌声だけが、正しく、力強く響く。不安な世に、これほどの安心感ってちょっとない。最後、ラヴェルのボレロのような終わり方は、三枝さんの遊び心[exclamation&question]
ここで悠未コーナーは終わり。


次は、汐美コーナー。
白金の裾を引きずるようなドレス姿で、まずは「バラ色の人生」。続いて「ラストダンスを私に」声はそれほど高い音域ではないのだが、妙にブリブリ歌っているのが可愛いやら怖いやら。あとは常に笑顔というのも、嬉しいやら怖いやら。1曲くらい、どよーんとした歌も聴きたかったが、これが今の汐美真帆なんだろうな。受け止めよう。


最後にのコーナー。オレンジのドレスでパーっと華やかになる。
まずは軽く「ラ・メール」で客席をつかみ、ここでバンドの紹介もこなす。紙を見ながら、しっかりと一人一人紹介。大事大事。間違えたら大変(笑)
次は、「私にピッタリの曲です」と笑わせながら「大根役者」がっつりと歌い上げる。
そして最後の曲は、「愛の讃歌」。今回のシリーズの最初の1曲が「愛の讃歌」だったとか。(凰稀かなめさんだよね、初日。ということは、ゆうひさんと同じスタートをしたのか…[exclamation×2])だから最後も「愛の讃歌」で締める、という意図だそうです。ま、本当のラストソングではないのだけど。
素晴らしい歌でした[黒ハート]
なんだろう、これ、「愛の勝利」の歌なんだな、と思った。花組公演で、美穂さんが歌っているのを聴いた時もそう思った。人は生き別れ、死に別れるものだけど、そこにある愛だけは永遠で、愛は常に勝利者である、というまさに愛の凱旋歌だなーと。全面肯定であり、強い。
ゆうひさんが歌った時は、「愛」への降参宣言に感じたけど。「あたしは愛に負けた」みたいな…。「あたし」が主役だから、ゆうひさんの「愛の讃歌」はエロいのかな…なんて、ふと思った[わーい(嬉しい顔)]

最後に、三人で「オー・シャンゼリゼ」を歌って終了。
アンコール曲がないのは、このシリーズ全体、そういう構成なのかもしれない。
最後に加藤さんを再び呼んでのカーテンコールになりました。ともちん加藤さんが並んだ姿は、なかなか衝撃的[ひらめき]でした。


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「しずのおだまき」観劇 [┣汐美真帆]

後援 川崎市・川崎市教育委員会
梅左事務所・シアターX提携公演
北条政子と静御前物語
「しずのおだまき」


作・演出:堀川登志子
音楽監督:望月太兵衛
浄瑠璃節附:竹本越孝
監修:嵐橘三郎
所作指導:西川扇一郎
美術デザイン:梅左
衣装:UMEZA利
照明:朝日一真
舞台監督:川前英典
映像:北畠良
写真:西田博幸
協力:(株)イーネ・きらめきプラス
制作協力:オフィス樹
主催・制作:梅左事務所


語り太夫:竹本越孝 (一社)義太夫協会理事 重要無形文化財保持者


囃子:望月太兵衛 伝統芸能教場・鼓楽庵代表 国立劇場養成科鳴物講師


「しずやしず しずのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな」
京の有名な白拍子にして源義経の恋人であった静御前が源頼朝の前で舞ったとされるこの奉納舞の一曲を主軸に、運命に翻弄された二人の女の物語を女性だけの出演で綴った物語。
ケロさんが出演されるということで、観に行ったが、面白かった。
行ってよかったです。


冒頭の語り(義太夫)で、政子と頼朝の出会いについてがまず語られ、ドラマは、源氏が政治の実権を握り、政子が長男の頼家を生んだところからスタートする。
女性の義太夫というのが、珍しい。鳴物(囃子方)も女性というのは珍しくて、両方女性というのは、初めて観た。今回は、鼓や太鼓だけでなく、珍しい鳴物の数々が惜しげもなく披露されていた。鏧(キン)など仏具からきた楽器は、初めて演奏されるところを見た。音楽というよりは、芝居のキッカケだったり、転換だったり、擬音だったり、素晴らしい効果を発揮していた。惜しむらくは、場所の関係で、太夫の真後ろに囃子方という位置関係になったため、客席からよく見えなかったこと。けっこう知りたいと思った人、多いんじゃないかなぁ。

ドラマ部分は、
1) 頼家の誕生。政子にとって幸せの絶頂
2) 静の舞⇒静の葛藤
3) 奉納舞⇒政子の頼朝説得
4) 静出産⇒悲劇⇒尼御台登場
5) 尼御台の葛藤
6) 頼朝・頼家・実朝の悲劇⇒静登場
7) 政子と静

こんな流れだったかな。鎌倉三代で途絶えるところまで、じっくりとストーリーを追うことができた。
そういえば、義経の最期については、言及がなかったような[exclamation&question]もしかして、中国大陸に渡っている?(※「この恋は雲の涯まで」参照)
静は、頼朝の命による奉納舞なんかには行きたくなかった。でも、母からお腹の子供を無事に産むためには、そうしなければならない、と言われて渋々行ったのだ。そして、母としてあなたの気持はよくわかるから、私に任せなさいと言った政子の言葉を信じて鎌倉で出産した。
けれど子どもは奪われてしまった。殺されてしまった。
そこにこの物語の悲劇がある。
ここで描かれているのは、頼朝・政子夫婦の結婚以降の物語だし、静が義経と別れてからの物語だ。
しかし、その前に、頼朝と義経の成人する前の物語がある。それは、ここでは語られていないが、現在は、誰もが知っている物語である。平治の乱で敗れた源義朝の子でありながら、頼朝も義経も平清盛によって助命された。その彼らが、平家を滅ぼしたのだ。清盛の子の代で平家は滅んだ。
九死に一生から天下を取った頼朝にしてみれば、これは、「敵に情けをかければ、自分の子が危ない」という教訓でもある。自分が助命されたからこそ、頼朝は男子の存命を許さない。
一方、流人としての頼朝と出会って結婚した政子は、まさか、幼子に非情なことをする夫だなどとは考えない。善良な白拍子とその母も同じだ。誰も頼朝のような人生を送っていないのだから。
もし、ここに義経がいれば、そして、もはや自らが敵と看做されていることを理解していたら、彼だけは頼朝の気持ちを理解できるかもしれないが。
一度、政子を信じただけに、裏切られた静の怒りは、彼女を怨霊へと変貌させる。それが死霊なのか、生霊なのかは、わからない。もしかしたら静自身にもわかっていないのかもしれない。こうして、政子の回りに不幸が積みあがって行き、静は溜飲を下げるのだが、政子自身は、女の悲しみを味わいつくした女性として、未来永劫さ迷い続ける。


なかなか面白いドラマでした。
ケロさんの静は、舞姿が美しく、きりっとした面差しに衣装が映える。(白拍子は男装で舞うが、そんな雰囲気のあるキリリとした衣装だった。)
女性らしい細やかさのある政子との対比が見事だと思った。
高い声がちょっと辛そうだった…かな[exclamation&question]


あと、衣装で、帯締めを髪飾りのように使うアイデアは面白かった。政子が場面ごとに額飾りとそこに垂らす帯留めの色を変えていて、時の経過がより鮮明になったな~と思った。
キモノなのに、こんなに色々な使い方があるんだな~と、目からウロコの衣装使いだった。


色々勉強になる公演、観に行けてよかったです。


しずのおだまき.jpg


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汐美真帆TALK&LIVE [┣汐美真帆]

築地市場駅近くにある、BLUE MOODというライブハウスで行われた「汐美真帆TALK&LIVE」に行ってきました。

汐美真帆.jpg

ライブ前に食事もオーダーできるシステム。こちらは、今回のライブ特別メニュー。ナポリタンとマッシュポテトとサイコロステーキ。タイトルは『ビッグ・ジュールお手製の目のないダイス』。サイコロステーキにかけて…ということでしょうか。

MCの立花裕人さんの質問に答える形で、生まれてから、宝塚音楽学校、現役時代、卒業後、そしてこれからの舞台について、余すところなくお話を聞かせてくれた。けっこう知らない話もあったなぁ…まだまだだわ、私。

宝塚ファミリーランドの話が出てきて、ディズニーランドのイッツ・ア・スモール・ワールドのもとになったアトラクションがあった[exclamation]と立花さんがおっしゃっていて、関西では、もはや都市伝説レベルだな…と思った次第。(実際のところ、については、過去に調べていますので、こちらの記事のコメントをご覧ください。)

あと、77期から上級生の理不尽な指導がなくなったというのも知らなかった…[exclamation×2]
96期から、さらに緩くなったというのは、有名な話だけれど。

汐美真帆の「真」の字は、一路真輝さんにお電話して「いただいた」名前だったというのも全然知らなかった。てか、一路さんの名前の中で、唯一、あとから付いた部分が「真」なんだけど…いいのかなぁ[わーい(嬉しい顔)]

秘蔵写真もスクリーンにいっぱい公開してくれて…こんなんだったんだーと驚くやら、嬉しいやら、懐かしいやら。リトル・ジュール(ビッグ・ジュールが持っているクマのぬいぐるみ)も登場して。懐かしい~[揺れるハート]

セットリスト

  1. 「STORY」(AI)[黒ハート]
  2. 「夢人」(宝塚)[かわいい]
  3. 「エリザベートメドレー(エリザベート・愛のテーマ<扉を開けてくれ>~私だけに<君の手紙何度も>~夜のボート)[ぴかぴか(新しい)]
  4. 「はじめての恋」(ガイズ&ドールズ)[グッド(上向き矢印)]
  5. 「愛の旅立ち」(シャンソン)[揺れるハート]
  6. 「What a Wonderful World」(ルイ・アームストロング)[るんるん]

ピアノの神村晃司さんの演奏が情緒があって素晴らしかった。
ケロさんの歌も、以前よりずっと深く力強くなっていて、プロとしてたくさんの経験をしてきたことが、どんどん身になっているな…と感じた。

客席後方に成瀬こうきさんもいらしてて…相変わらずお美しかったです。

今後の予定としては、

4/8(土)愛知県豊田市ライブハウス「楽風」にてライブ

4/16(日)渋谷区宇田川町「Barまいどおおきに」にて朗読会『武士の料理帖』出演

5/25(木)三越劇場「プロデューサー 石井ふく子さんトークショー」聞き手

7/9(日)伊丹市マリー・アンジュ伊丹本店「ディナーショー マリーアンジュのパリ祭2017」出演

8/22(火)・23(水)両国シアターX(カイ)「しずのおだまき」出演

11/30(木)~12/4(月)下北沢ザ・スズナリ「Race」出演

2018年2/16(金)~18(日)日暮里サニーホール「阿国華舞台」出演

精力的に活動されるようで嬉しい限り[黒ハート]頑張ってほしいです。


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「THE BITCH」観劇 [┣汐美真帆]

「THE BITCH ある魂の成長物語」

作・演出・デザイン:宇吹萌

照明:吉本昇、勅使河原明子
音響:大石和洋
舞台監督:森下庸之
舞台美術・宣伝美術・音響プラン:宇吹萌
制作:小池優子

BITCHというと、英語では最悪の悪口に登場する(雌犬・あばずれみたいな意味)が、今回の芝居、そういう感じではない。ビッチという名の魂が輪廻転生を繰り返し、少しずつ成長していく物語。そのビッチ役を元宝塚スターの汐美真帆が演じている。
「ラディアント・ベイビー」で商業演劇の世界に復帰した汐美の、これは初主演作になる。

以下、ちょっと厳しめに感想を書こうと思う。
でも、厳しい感想を書けちゃうくらい、プロの演劇に戻って来たんだ!という喜びのあまりのこと…どうぞお許しください。
路子(汐美真帆)が自殺未遂から蘇ったところから、物語は始まる。すっかりこれまでの記憶をなくしている本人。周囲に聞きながら、少しずつ過去を取り戻していく。すると…
あおぞら薬局という名の薬局に勤めていたつもりだったが、実は青空薬局=店舗のないヤバい薬屋だったことや、彼氏がいると聞いていたが、実際は多忙で上昇志向の強い男に頼まれて期間限定の恋人役を演じていたことなどがわかってくる。そして、死んでくれた方が色々な人(=他人=恋人役の人とか、ヤクの密売人とか)にとって都合がよかったという事実が明らかになった時、じゃあ…と、今度は間違いなく死んでしまう。
死んだ魂は、死後の世界にやってくる。
そこには、毒婦(平松沙理)と茶坊主(野口大輔)がいる。二人は、路子の前世でも関わっていた魂らしい。
簡単に死を選んでしまう路子の魂は「ビッチ」と呼ばれ、嫌がるうちに再び転生していく。
そして小学生とか中学生の段階でやっぱり自殺してしまう。一度は、同級生がうさぎを殺した罪をかぶって。一度は同級生が同級生を殺した罪をかぶって。あ、もういいや、めんどくさい、一抜けた、とビッチは死んでしまう。
そして毒婦と茶坊主に言われるのだ。あなたが庇った人々は、そのせいでもっと悲惨な人生を歩む、と。
ビッチは人間だけに生まれ変わるわけではない。
ある時は、雑草に生まれ変わっていた。雑草なので、除草剤を撒かれたりする。ビッチは、仲間を助けるために全身に除草剤を吸収して枯れてしまう。
死後の世界に行くと、毒婦は孤児に、茶坊主は農夫になっている。彼らはキラキラして、急に死んでしまった過去を語る。雷にうたれて死んだ孤児、落とし穴に落ちて死んだ農夫、彼らは誰も恨まず綺麗な心を残している。その過去が、彼らを毒婦にしたり茶坊主にしたのかもしれない…という何かを抱えつつ…そして、ビッチは蟻(?)に蘇る。
両親は彼女が女王蟻になったと信じているが、どうやら、本当は彼女は蝶の幼虫らしい。そして外の世界に出ていこうとする。
そこで、踏み潰される。うさぎ殺しの少年少女は、小動物を虐待する癖がついてしまったのだ。
ここでビッチは初めて、死んだことを悔しいと感じた。ありえたはずの未来を惜しんだ。
そしてビッチは人間の旅人に生まれ変わる。今度こそ、違う人生があるはず-

まあ、そんな話。
弱いかもしれないけど、純粋で傷つきやすい魂、それがビッチの魂。人を傷つけるのがイヤだから死んでしまう。そういう人生に戻るのが煩わしいから転生を拒否する。やさしい魂だけど、生きる喜びを知らない。それを知らせるために神様は執拗にビッチを蘇らせるのかもしれない。神様出てこないけど[わーい(嬉しい顔)]
演劇のタイプとしては、誰でも参加できる素人ウェルカムタイプの演劇、かもしれない。子供を出演させることも可能だ。恋人と薬剤師と毒婦も役者の卵が演じてもなんとかいけるだろう。ビッチと両親と茶坊主がプロならなんとかいける。それはつまるところ、脚本が戯曲として非常に完成されているから、出演者を選ばないのだ。
また、そういう発表会スタイルの公演だと、義理でWキャストの両方見なきゃならない、なんてこともあり得る。この作品は、一度観ただけでもなんか不思議だけど面白い作品だが、二度観ると、さらに理解が深まるので、複数観劇にも耐えうる作品。ありがたい。
まあ、しかし、今回は、一部オーディションで出演者を選んだとはいえ、プロ仕様の公演になっている。
ビッチ(汐美真帆)は、路子(汐美)に始まり、小学生のビッチ1(馬場莉乃/横溝優希)、中学生(?)のビッチ2(妃ひな/村田千哉子)、雑草のビッチ3(山崎ユタカ/緑川良介)、クロシジミ幼虫のビッチ4(汐美)、と転生を繰り返す。路子とビッチ2と幼虫の時は、両親(スガマサミ/前田真里衣)が一緒に登場、次にカレ、学年主任、ハタラキアリ(兒島利弥)が現れて同じような会話を繰り返す。エリートサラリーマンに向けて発せられていた台詞が、しがない学年主任でも繰り返され、ハタラキアリにまで転用されると、普通の台詞が大爆笑を誘うという展開も面白い。
両親のなにげない会話が、弱肉強食の自然界だったり、汚染物質を垂れ流す人間界だったりを描写していて、なるほどなぁ~とその深さに感じ入る。その上で、ビッチ2のところで、ちゃんとクロシジミという蝶は、クロオオアリの巣でアリに育てられるというネタを仕込んでいる。3年間、アリと同じ匂いを出すことで、周囲にアリだと思わせるんだとか。それが、路子の死因「3年間の存在のアリバイ」と共鳴する。
連鎖から抜けだそうと、路子は自殺したが、クロシジミは外界に飛び出そうとする。これは、変化だ。だけど、その瞬間に人間に踏み潰される。ビッチ1が庇ったケイコとリョウスケに。その時、クロシジミが残した最後の言葉が「フライ・アウェイ」、ビッチ2の自殺の原因を作ったコカイン中毒の家庭教師尾留川美穂)の最後の台詞と一緒。
輪廻転生の物語だが、わかりやすい言葉の繰り返しの魔力が、作品に力を与え、魅力を生んでいる。出演者に望まれるのは、リズミカルにそれを再生することなんだろうな…と思う。その一方で、毒に満ちた台詞をリズミカルに打ち出しすぎることは、その毒を伝えないことにもつながる。
汐美の台詞は、最初からざらっとしていて、リズミカルではない。いちいち、リズムを止める。言葉を自分の中に落とし込む間がある。だから、冒頭の父親が見ているニュースだったり、ラッコの生態だったりのたわいもない話が、最初から耳に残る。
父親役のスガ、母親役の前田は、もうプロの仕事をしています!っていう感じ。ぶれない力が、作品の世界観を正しく伝えている。カレ・毒婦・茶坊主は、適材適所。それぞれの立場から作品世界を支える。薬剤師やその他の出演者も力いっぱい作品に華を添えてくれている。
なにもかも、いい感じに進んでいく中、私の中でざわつく感覚があるのは何だろう…とずっと考えていた。そうだ、汐美の表情が気になるのだ。根暗な自殺者の魂「ビッチ」なので、汐美はずっとハの字眉で、眉間にしわを寄せている。それが情報過多のような気がする。台詞が饒舌だから、演者はもっとフラットでもいいような気がするのだ。表情だけでなく、繋ぎのダンスシーンもどこか浮いていて、この辺りがこれから表現者を目指す汐美の課題に思えた。
「ラディアント…」の時は、アンサンブルとしてとてもいい味を出していたので、これは絶対的な悪い癖ではないと思う。主演という力みが出たのかもしれない。
目力の強さと、キラキラ感を抑えることが重要かもしれない。ストレートプレイには。
このまま、この道を迷わずに進んでほしい。あなたにしかできない表現の道を。

“今日は何の日”
【8月18日】
第1回中学校優勝野球大会が大阪豊中球場にて開催(1915=大正4年)。
出場10校。(後の全国高校野球選手権大会)


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無念! [┣汐美真帆]

http://www.tohostage.com/radiantbaby/0625oosaka.html

「ラディアント・ベイビー」大阪公演は、主演・柿澤勇人の怪我(アキレス腱断裂)により、中止と決定。 

残念すぎる[exclamation×2][もうやだ~(悲しい顔)]

でも、カッキ―の身体が一番大事。しっかり治して…そして、必ず、再演してください[黒ハート]

“今日は何の日”
【6月22日】
畠山重忠、武蔵国二俣川で執権北条時政の差し向けた討伐軍に敗れ戦死(1205=元久2年)。
(←旧暦。新暦では7月10日となる。)

ま、そうはいっても、6月22日は、我らが大空祐飛さんのお誕生日ですよね[揺れるハート]

HAPPY BIRTHDAY[exclamation×2]


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「ラディアント・ベイビー」初日! [┣汐美真帆]

ミュージカル「ラディアント・ベイビー」開幕[黒ハート]
31歳の若さでAIDSに斃れた、ポップ・アーティストキース・へリング私も大好きで、よくTシャツとか着てますが、彼の生涯を描いたミュージカルができた[exclamation]演出は、四半世紀近くも「ACT AGAINST AIDS」活動を続けている俳優の岸谷五朗。AAA活動で、キースのアートを使用していたそうだ。
同じように30代の若さで90年代に逝ったジョナサン・ラーソンの遺作ミュージカル『RENT』がこのクリエの舞台に乗ったのは、2007年と2009年。その時のメンバーが、この作品にも意識的に、か、かぶっている…というところが胸アツ。その中に、汐美真帆がいる、ということが、サイコーに胸アツな出来事だ。
『RENT』の好評を受けて、たくさんのオファーがあっただろうに、「『RENT』にしか興味がない」と頑なに出演を拒んでいた汐美。その後、メジャーではないところで舞台・音楽活動を続けながら、一般的には、雌伏の時を過ごしていた。5年以上の間。
たぶん、そのクリエ版『RENT』の小嶋プロデューサーからの声掛けがあったのだろうが、それにしても、引き受けるとは[exclamation×2]昨年、「最初で最後の主演舞台」と聞いて観に行った芝居が消化不良だったため、こうして、プロの舞台をやってくれるというのは、それだけで、嬉しい。
キースの母役、アンディウォーホル役、どちらも適役だったし、かつてと同じ「心が伝わる芝居」だった。心からの「お帰りなさい」を捧げたい。
そして舞台は、芸術家キースのアツいハートと、それゆえの傲慢さに振り回される人々を、どちらもしっかり立てていて、つらく悲しい場面もあるが、結局、平間くんの台詞に集約されるんだろうな、と思う。エリアンナMizの歌う曲が最高にかっこいい。
8日には、この間の『RENT』で活躍した村井良大くん達が登場し、『RENT』とのコラボショーが実現するんだとか。こちらも胸アツな出来事です。

“今日は何の日”
【6月6日】
二度目の元寇、弘安の役(1281=弘安4年)。
(←旧暦。新暦では6月23日となる。)

ちなみに、6月6日は、カエルの日なんだそうです[揺れるハート]


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「ラディアント・ベイビー」 [┣汐美真帆]

汐美真帆さん、2010年の「RENT」以来、久々の一般商業演劇出演が決まりました。

こちらです。

「RENT」で共演したMizちゃん、Spiくん、エリアンナちゃん、戸室さんとご一緒。小嶋プロデューサーのお声がけかしら[exclamation&question]

“今日は何の日”
【2月2日】
島津斉彬が薩摩藩主となる(1851=嘉永4年)。

幕末へのカウントダウン、ですね。(←旧暦。新暦では3月4日となる。)


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三越劇場「STEP!」観劇 [┣汐美真帆]

STEP!~運命のままに~」

監修:石井ふく子
作:鶴川里香
企画・構成・演出:山辺ユリコ
美術:阿部宗徳
音響:(株)ステージオフィス 長柄篤弘
照明:龍前正夫舞台照明研究所 勅使河原明子
舞台監督:和田洋一
大道具:金井大道具
字幕:有限会社トリプルアイ 多田孝
ビデオ撮影:佐藤芳郎
ヘアー・着付け:美容室インターモード花形 杉澤寿美子 花形ヒロミ
ダンス振付け:山辺ユリコ 汐美真帆
手話通訳指導:橋本美代子
手話監修:は~とふる[ハート]はんど
医療監修:中島医院院長 医学博士 中島孝雄
フォトグラファー:岡崎正美
フォトスタジオ:クリエイティブ・ソーススタジオ
スペシャルサンクス:日進館 万座温泉ホテル Dance School T★C Sprout Sweet-kiss promotion
製作:山邉信雄
製作補:井関紀大 深津哲也
制作:株式会社フラッシュ・ワン 劇団は~とふる[ハート]はんど

三越劇場で2日間だけ公演していた劇団はーとふるはんど公演「STEP!~運命のままに~」を観劇した。

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実は昨年も観劇していたが、ケロさんの出番も少ないし、特に書くこともないかな~と、スルーした。
しかし、今回は、主演だし…ということで、軽く感想をアップします[るんるん]

はーとるふはんど(正式には、“は~とふる[ハート]はんど”ですが、記載が難しいので、このように表記します)は、歌手で女優の山辺ユリコさんが作った聴覚障害者と健聴者が一緒にひとつのステージを創り上げる劇団ということのようです。
ケロさんは、数年前からこの劇団の活動に賛同し、昨年はとうとう舞台にも出演。そして今年、「主演:汐美真帆」というお芝居が上演されました。
手話を普及させる、という目的のあるお芝居なので、お芝居には、聴覚障害者と健聴者が必ず登場する。今回は、ケロさん演じる美咲が、劇団の看板女優に抜擢されたのもつかのま、突発性難聴という病気に罹り、放置したために片耳の聴力を失ってしまうという悲劇から、どう立ち直っていくか…を描く物語。

穂積隆信、一谷伸江…というベテラン俳優、そして、主宰の山辺ユリコと若手の役者たちがお芝居を引っ張り、劇団員たちは、お芝居ではほぼほぼ出てくるだけ、第2部のショーで日頃のレッスンの成果を発表する。
以前、こどもミュージカルにStudio Lifeの俳優たちが出演した時に書いたように、発表会レベルの公演にプロの俳優がゲスト出演しているような舞台については、出来栄えについてあーだこーだ書く性質のものではないので、ここには書かないというような宣言をしたと思う。もうだいぶ昔のことだが。
それで、昨年の時は書かなかった。まあ、でも今年は主演なので、特別に、ケロさんに特化して書きます。

このお芝居に登場する劇団ジャンティーユは、聴覚障害者と健聴者が一緒にお芝居をする劇団。劇団オーナーの佐々木(穂積)が強い意志を持ち、また主演女優の優子(山辺)に惚れ込んで、資金的な心配がいらないように協力していることもあり、劇団として成功しているし、優秀な人材も次々と排出している。
しかし、優子は劇団の存続を考え、そろそろ自身は演出に専念しようと考える。
そして、今回上演する芝居「STEP!」のヒロイン役として、優子は美咲を指名する。これに納得できない美咲の同期、舞希は劇団を去る。
友人を失い、また、劇団の看板となることへのプレッシャーもあり、美咲は、自分を追い込んでいく。そして…目眩、嘔吐、耳鳴り…風邪だと思って放置した結果、美咲の右耳は聴力を失っていた…

突発性難聴―

歌もダンスも今までの感覚では、舞台に立つレベルではなくなっていた。
もう女優として自分はダメだ[exclamation]と号泣する美咲に、劇団の聴覚障害者女優の三人(森園冬菜・本間智恵美・安藤梨帆)が、「聞こえない私たちは舞台に出てはいけないの[exclamation&question]」と手話で抗議する。
今まで、彼女たちに、一緒に頑張ろう[exclamation×2]と安易に声をかけてきた自分が何も理解してはいなかったことに、美咲は愕然となる。
そして、美咲は、片耳が聞こえないという事実を受け入れ、努力を続け、主演の舞台を成功させる。

脚本の鶴川さんは、放送作家でもある、ということで、決められた時間内に、決められたプロット、決められた出演者で、あるレベル以上のドラマを仕上げるという仕事をきっちりされてた感じ。
穂積、一谷らは、そこに存在するだけで芝居を引き締めているし、どんな役が来ても、自分のキャラに引き寄せてささっと演じてしまう力は、すごいと思う。
その中にあって、汐美真帆は、そもそも脚本のキャラと自身のキャラに開きがあるせいか、大御所の石井ふく子先生に演技をつけられたものの、それを咀嚼しきれなかったのか、この芝居でいいんだろうか…と思っている間に終わってしまった。

まず、「女優」というには、あまりにもボーイッシュである。(見た目が)
なのに、セリフや行動が、女子っぽい。鶴川さんは、昨年もこの公演の脚本を書かれているのだから、もう少しケロさんの見た目に合ったキャラを作ってあげたらよかったのに…と、思った。
最後は、シャンソンの名曲、「ケサラ」を紫のドレスで歌い上げる。
オールバックの髪形、引き締まった肢体にドレスがよく似合っていたが、そして、歌は心で歌うものだとわかってはいるが、やっぱり、手に汗を握ってしまった。

ケロさんは、現役時代、お芝居の人だった。
今も、お芝居のやり方はあの頃と変わってないと思う。
でも…なんか、今回の舞台では、主役なのに浮いていた。なんだろう、話し方かなあ…大劇場っぽいのかなぁ、男役なのかなぁ…よくわからない…
そして、こういう活動をしていることはすばらしいと思いつつ、やっぱり、商業演劇で技術を磨いて、その上で、こういう活動もするべきなんじゃないだろうか、もし役者として出演するなら…みたいな思いを拭えなかった。劇団員たちにダンスを教えたり、振付をするのは、よいことだし、カメオ出演するのもいいと思うけど…主な出演者になるなら、「あ、プロだね」と思わせる技術というか、その舞台に馴染む力は不可欠だ。
やっぱり、女優としての演技経験がないってことが、色々な違和感の原因なのかな…

もちろん、舞台に立つケロさんを観られることは、それだけでとても嬉しいのだが、どうせ観るなら、チョイ役でも完璧な姿を観たいな~とか、ちょっと贅沢なことを思ってしまった今回の舞台だった。


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神戸新聞記事「語る20年」 [┣汐美真帆]

今年は、阪神淡路大震災から20年になるのですね。

ちょうど10年前のムック本「TAKARAZUKA REVUE」で、各組スターに、あの日あなたは何をしていましたか?というインタビューをしていたのを思い出した。あの時、昨年退団した蘭寿とむと壮一帆が予科生だった。
20年というのは、そういう年月なんだなーと思う。今の音校生なんか、「生まれてない」だろうしなぁ[あせあせ(飛び散る汗)]

そのムック本には掲載されていない(前年の2004年に退団)汐美真帆が、神戸新聞の取材に応じ、20年目にして“あの日”を語った。

このブログでも、汐美さんの近況については、時折書いているが、東日本大震災で被災した東北地方の中学生を宝塚に招待したという記事を読んだ時、退団後、NYに行ったり、「RENT」に出演したり、ヨガの先生になったり…と、まったく読めない人生を送っている汐美さんだけれど、その気持ちの部分は、20年間、まったくブレてないんだなぁ~なんて、ちょっと嬉しくなりました。

当時の写真と、最近の写真も拝める記事は、こちらです。

ところで、記事の中で、震災後、初めて公演した宝塚大劇場の客席がガラガラで、赤いシートを“夕日”と呼んだというエピソードに驚いた。
雪組用語なのかな?今まで聞いたことがなかったのでビックリ。
だって、大空も“空席”の“空”が入ってるし、もし赤いシートを“ゆうひ”と呼ぶのなら、大空ゆうひってものすごく縁起の悪い名前じゃないですか[exclamation&question][あせあせ(飛び散る汗)]


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