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宝塚歌劇宙組特別公演「双頭の鷲」観劇 [┣宝塚観劇]

Musical
「双頭の鷲」
原作/“L’AIGLE A DEUX TETES”by Jean COCTEAU

提供/ジャン・コクトー委員会会長 ピエール・ベルジェ氏
著作権代理/(株)フランス著作権事務所

原作:ジャン・コクトー
脚本・演出:植田景子
作曲・編曲:斉藤恒芳
振付:大石裕香
装置:松井るみ
衣装:有村淳
照明:佐渡孝治
音響:大坪正仁
小道具:市川ふみ
歌唱指導:山口正義
演出助手:谷貴矢
衣装補:加藤真美
舞台進行:表原渉


「双頭の鷲」はジャン・コクトーの「戯曲」。
小説や映画をアレンジするのと違って、舞台用に作られたものをアレンジするのは、なかなか骨の折れる作業だと思う。本当に宝塚化するためのアレンジなのか、原作を冒とくしていないか、いろいろと考えてしまいそう。
しかし、植田景子先生は、やり遂げてしまった。
すごいな…[グッド(上向き矢印)]
ぶっちゃけ「双頭の鷲」でありながら、植田景子作品でありすぎる[爆弾]とは思った。
ただ、「双頭の鷲」のプロットが轟悠の究極の男役を表現するのに必要ならば、そして著作権等の問題(原作の改変について権利者の許諾が得られるかどうか)をクリアできるのであれば、こういうやり方もありなのかな…[たらーっ(汗)]と消極的に賛成しておく。
コクトーの「双頭の鷲」は、以前、美輪様で観たものの感想がこちらにあるので、もしよかったら、ご確認ください。
エリザベート皇后暗殺事件に着想を得て、架空の王国の王妃と暗殺犯の恋愛劇をいっぱい盛り(場面転換なし)のステージで上演する。登場人物はわずか6人。
とはいえ、設定にはかなり無理がある。しょうがない。コクトーはフランス共和国の人間だし。そして、宝塚ファンは、設定のひどさにすぐ気がつく。しょうがない。「エリザベート」の物語や王室制度については、隅々まで知り尽くしているから。
というわけで、景子先生は、「エリザベート」の世界観をもとに、設定を少し作り変えている。作り変えられた世界はお馴染みのものなので、観劇中はそこを疑問に思わない。なので、ドラマに集中できる、という効果はあったが、むしろ、冷静に考えると、さらにあり得ない設定になっていたような…[あせあせ(飛び散る汗)]
原作=国王は亡くなっているが皇太子がいるらしい。(国王は結婚式のパレードで暗殺されているので、国王夫妻の子ではない。親戚筋だろうか。)その後10年間、皇太子が即位していないのは、未成年なのかもしれないが、それについての言及はない。皇太子の摂政として、警察長官フェーンより、王妃の方が相応しいというクーデターが起きるかどうか、そういう背景なのだろう。
今回=皇太子はいなくて、皇太后がいる。あ、王太后と呼んでたな。その王太后派(フェーンも入る)と、王妃派の勢力争いが背景にある内容。でも、国王がいない国で、それってむなしい戦いだ…byトート閣下。
とはいえ、実際に国政を司る存在が居る方が、(しかも、“パパラッチ”が演じる、という形で舞台上に存在する!こともあって)舞台を観ている間のストレスは少ない。そもそもゾフィーVSエリザベートってヅカファンの脳内に完全に定着してるし。絵的な説得力があって、納得してしまった。
こういう枠組み的な部分にひっかかりがあると、物語に集中できない人って(私を含め)、けっこう多いと思う。まあ、要するに理屈っぽいタイプ。景子先生も理屈っぽいタイプとお見受けしたので、その辺の対処としては、お見事だったと思う。(そうじゃないタイプの人には、ものすごく不評な気はする。)

舞台は、「ストーリーテラー」(和希そら)の語りによって展開する。彼は、このドラマの枠の外側の人物。
ドラマの枠組みを舞台上にも作って、その外側の世界が「ある」ことを示す舞台装置(松井るみ)は、素晴らしかった。景子先生のやりたい世界がすごくわかりやすく表現されていた。
そして、帰納法で、ストーリーは語られ始める。心中のような二人の姿から。
絵的な美しさだけでなく、このシーンからスタートしたことには、大きな効果がある。
階段落ちはありませんよ、という宣言だ。
この「双頭の鷲」は、ジャン・コクトーが、恋人でもあった俳優のジャン・マレーに当て書きして書いた戯曲。そのマレーが演じた初演から、「階段落ち」のシーンは存在していた。「双頭の鷲」=階段落ちは、「蒲田行進曲」=階段落ちと同様(どんなたとえや[exclamation&question]マストアイテムになっている。実際、後ろ向きに階段を落ちるこのラストシーンでケガをした俳優はいない…らしい。
だからって、理事に、カラクリなしの階段落ちをやらせるのは、ありえないと思っていた。そんな蛮勇、宝塚にはいらない[exclamation]
ただ、どうなるんだろう[exclamation&question]と、ずっと不安には思っていたので、ラストシーンからスタートしてもらったおかげで、安心して物語に気持ちを移すことができた。クーデター当日、王妃が刺殺され、その暗殺者と王妃がしっかりと手を握り合って死んでいる。絵のように美しく謎多きこの事件を、パパラッチたちが大騒ぎするところから、物語は動き出す。
このパパラッチは、その時代にいた連中ではなく、枠の外側の人々らしい。ミニスカートがキュートな桜音れいがスマホを持っていたのが象徴的だったし、王家のスキャンダルネタを順に語っていく場面で、エリザベートはもとより、ダイアナの話が出たりしていたから。
で、このパパラッチたち、かなり贅沢なキャスティング。ツアーとの兼ね合いもあったと思うが、いささか役不足の感は否めなかった。もちろん、このメンバーが演じてくれたからこそ、素晴らしい舞台になったことは重々理解しているものの。

パパラッチが、いくつか、現場にいない役を具現化(ex.王太后)したほかは、原作通りの登場人物。この辺は、著作権管理者からの指示だったかもしれない。
登場人物は、某国の王妃(未亡人)(実咲凜音)、暗殺者の青年スタニスラス(轟悠)、王妃の読書係エディット・ド・ベルク男爵令嬢(美風舞良)、王妃の側近で亡き国王の友人フェリックス・ド・ヴァルレンスタイン公爵(桜木みなと)、警察長官フェーン伯爵(王太后の側近)(愛月ひかる)、王妃の身の回りの世話をしているトニー(台詞なし)(穂稀せり)の6人。
エディットと公爵の間には、過去の確執(二人は恋人だったが、結婚できなかった)がある。
という設定が、美風桜木では、とても座りが悪い。この設定さえなければ、二人とも好演なのになー[バッド(下向き矢印)]と思った。エディット役は、彩花まりが適任だったんじゃないだろうか。もっと使ってほしい娘役の筆頭なんだけど。今年は博多座でアムネリスとかやっちゃったから、連続でいい役は来ないってことかしらね[もうやだ~(悲しい顔)]
この二人が王妃に心酔する裏に、過去の経緯からの意地の張り合いがある、という原作設定を生かしてほしいと思うが、美風桜木では、それが10年前のことなのか、20年前のことなのか、皆目見当がつかない。昔であればあるほど、滑稽さが出ると思うのだが、桜木の場合、5年前でもおかしくない若さだ。若いカップルなら、より、リアルな痛みとなる。景子先生は、どちらを望んでいたのだろうか。
結婚式の運命のパレードからちょうど10年後の嵐の夜、王妃は、二人が新婚の夜を過ごす予定だったクランツ城に行き、窓を全開にして、亡き夫・国王の霊を呼び寄せ、ディナーを始める。
王妃のそんな趣味を理解できないエディットと公爵だが、公爵は人知れず文句を言い、エディットは盲従する。決して王妃の心を理解できないのに、それぞれに王妃に心酔しきっている二人の様子が面白い。二人の愛が終わったのは、本当のところ、王妃のせいかもしれない。
登場した王妃のドレスは、最新モードっぽい素敵なデザイン。喪に服すというイメージとは程遠いが、(ワンショルダーだし)実咲には似合っている。
ところが、この日、王妃の暗殺を狙う反政府主義の詩人、スタニスラスがこの宮殿に忍び込んでいた。警察に追われ、傷を負った彼は開いていた窓から王妃の部屋に侵入する。
この時、王妃を殺す機会はあったはずなのに、スタニスラスは王妃に匿われることとなる。彼は驚くほど亡くなった国王に似ていたのだった。
そして、さらに王妃は、スタニスラスをエディットに代え、読書係に任命する。
あっという間に、王妃はスタニスラスに、スタニスラスは王妃に影響を与えていく。喪に服して国政を顧みない王妃に、スタニスラスは、今の体制を打破し、王妃親政を行うべきだ、と助言する。
エディット・公爵・フェーン伯爵が代わる代わる登場し、重要な役割を果たしつつも、頑なだったスタニスラスの心が解けはじめてからは、ほぼ二人芝居の様相。みりおん、ほんとよく頑張ったわ[黒ハート]
日本での上演は、やはり美輪さまが一番多くやっていらっしゃって、美輪さまの舞台の場合、その育て上げた俳優さんがスタニスラス役を演じることが多い。そもそも年齢設定も、王妃が年上ということになっているし。そうなると、スタニスラスが王妃を説得できるのは、もう熱量しかなくて、それもまた十分な熱い芝居だったりするのだが、今回は、実際、芸歴30年超の大ベテランが演じるスタニスラスだからこそ、の説得力で、無気力な王妃に政界復帰を約束させる。
ちゃんと台詞の力で芝居が動いていくってすごいな~[ぴかぴか(新しい)]と、感動。
ほんとにこの芝居、台詞で人が動く。
言葉の力だけで、どこまでのことができるか…シェイクスピアの時代から、劇作家が挑戦し続けてきた命題。コクトーも詩人だから、もちろんそのことを意識していたと思うし、景子先生も詩人を主人公にしたミュージカルを書いているくらいだから、当然その辺は意識していそう…(あの詩人の弟は劇作家でしたね、そういえば)
もう、ホント、たまらない台詞の応酬でした[ぴかぴか(新しい)]
もちろん宝塚なので、「歌」という強力な応援はあるが、「歌」というのは、「詩」に節が付いたものなんだなー[ひらめき]と感じられるようなものだったので、その応援は、アリだと思った。
宝塚歌劇団ではあっても、中には、「歌」が入ることで、逆にそっちが気になって(ハラハラして)歌詞がおろそかになってしまう、あるいは、その後の台詞も飛んでしまうような、残念な歌唱力の人がいないこともないのだが、今回のメンバーは、そんなこともなく、本当に気持ち良く物語に集中することができた。
1幕のモノトーンな世界が、差し色としての赤が加わって、やがて様々な色を受け入れて行く…でも、警察長官の付近は黒一色、みたいな、色で世界観を動かしていくところも面白かった。音楽は斎藤恒芳先生で、これがまた、重い世界観に合う。「エリザベート」の物語であることは隠さず、でも、「双頭の鷲」という別の創作物である、ということを強調するために、あえて、コクトーの母国の音楽、シャンソンを使ったり、パパラッチたちのファッションもフランス的な感じだったり、ディテールも拘りを感じる。
パパラッチたちは、舞台上の椅子に座って芝居を見ていることが多いのだが、それなりに細部の衣装替えもあったりするので、出ハケが二重になっている。(普通、出番が終わるとサイドの椅子に戻る芝居では、衣装は着たきりすずめ、舞台上からはハケないお約束なのだが。)
その分、演出はさらに複雑になるはずだし、そのわりに、パパラッチたちの前には、ビニールをくしゃくしゃにして透明度を下げたようなカーテンがあって、その存在が見えにくい。それでも、こういう演出をした、というあたりに景子先生の究極の拘りがあるようだ。
(美しい枠組みだなーとは思ったが、拘りの意図まではわからなかった。無念[バッド(下向き矢印)]
愛月の出オチ感ハンパないかっこよさと、二枚目桜木の演技巧者としての側面、そしてストーリーテラー和希のエンターテイナー資質…見どころは多かった。
しかし、なんといってもの存在感と、そのに伍して引くことなく王妃を演じ切った実咲の集大成といっていい佇まいに圧倒された。よいものを観た[黒ハート]

パパラッチは、ミニスカの桜音と、デカダンな男装の愛白もあ、そして王太后に扮した瀬戸花まり、あとは、男役の風馬翔星月梨旺の存在感に圧倒された。

“今日は何の日”
【12月12日】
北原白秋・木下杢太郎ら詩人と石井柏亭・山本鼎ら画家が文学と美術の交流会「パンの会」を結成(1908=明治41年)。


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宝塚花組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

福岡の全国ツアー観劇の後、ムラで大劇場公演を観てきました。

いやー、今回は、弾丸でした。
そもそも、5月に博多座「王家に捧ぐ歌」を観劇する予定だったのが、諸般の事情でキャンセル。
それで、代わりに…と計画した全国ツアー公演。でも、それも色々な予定が前後に押して、かなり強硬スケジュール。
そんな強硬スケジュールなのに、3日の夜公演後に一緒にゴハンを食べてくれ、翌日も半日付き合ってくれた、福岡の友人には感謝の気持ちでいっぱいです。1年半ぶりの再会、食べて喋って楽しかったです。
しかも、私が泊まったホテル、偶然にも彼女の幼馴染の勤務先で…私の目の前での再会劇に、なんだかほっこりしたのでした[黒ハート]
全ツ期間中ということで、福岡市内のリーズナブルなホテルが全然取れず、身の丈に合わない高級ホテルに宿泊してしまいましたが、こんなオマケがあるのなら、それもよし…[ひらめき]こんなゴージャスホテルでした[るんるん]

福岡1.jpg 福岡2.jpg

4日に宝塚に向かい、翌朝東京に帰るというヅカ友、Tちゃんとムラでゴハンして、タカホに宿泊、翌朝、冬空の武庫川河川敷を撮影したのがこちらです。スッキリした良い天気でした。
(福岡~宝塚の2日間は雨で…)

宝塚1.jpg 

大劇場公演では、日本もののショーに因んで、春夏秋冬をイメージしたカクテルを販売していました。

宝塚2.jpg

私は、春をイメージしたカクテルをいただきました[バー]

では、大劇場公演ミニ感想です。

ショーは、わりとオーソドックス。春夏秋冬という季節に合わせて展開する。
オープニングは、チョンパからの慶長の踊り。
続いて、専科・松本悠里の日舞。こちらは、セリ上がり、セリ下がり。以前のショーでは、袖や花道から早足で登場していたが、今後は、こういう形での出演になるのかもしれないな。
鷲と鷹の勇猛な場面を経て、中詰めは、祭り。ここの男役は青天。いなせだな~[ぴかぴか(新しい)]定番の民謡も登場。ここは夏の雰囲気。
秋は、安珍清姫のストーリーダンスをトップコンビが演じる。布を使った演出が魅せる。照明も美しい。
二人の情熱が炎となって燃え尽き、雪がすべてを覆いつくすと、再び春が…。
構成は、日本もののショーとして、王道すぎる形だが、衣装と照明の拘りが原田先生流か。
ストレスになる場面がまったくなかったので、今後は、日本もののショー作家としての道をおススメしたい。

お芝居は、古代、架空の王国が舞台。奴隷と王女の恋物語とか、設定が斬新すぎる。しかも全員当て書きというのがすごすぎる[黒ハート]
トップコンビと2番手の恋愛が並行して描かれているところも素敵だった。幸せになれなかったトップコンビの分までも穏やかに生きて、幸せになってね、キキちゃん(芹香斗亜[ぴかぴか(新しい)]
同時に国王夫妻(親世代)の愛憎までもキッチリと回収しているのがたまらなかったです。
華優希ちゃん、ぶらぼー[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

ベルサイユのばら.jpg

花の道の「ベルサイユのばら」、まだ咲いていました[かわいい]

“今日は何の日”
【12月10日】
田中正造が、東京・日比谷で、足尾銅山鉱毒事件について、明治天皇に直訴(1901=明治34年)。

ただし、警官におさえられ、直訴は未遂。この時の直訴状は、平成25年に田中の出生地、佐野を訪れた今上陛下に伝えられたとのこと。


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宝塚歌劇宙組全国ツアー公演「バレンシアの熱い花」ほか観劇 [┣宝塚観劇]

ミュージカル・ロマン
バレンシアの熱い花」

作:柴田侑宏
演出:中村暁
作曲・編曲・録音音楽指揮:吉田優子
作曲・編曲:寺田瀧雄、河崎恒夫
振付:ANJU、蘭このみ
擬闘:清家三彦
装置:大橋泰弘、黒田利邦
衣装:任田幾英、小西松茂
照明:平田良一
音響:大坪正仁
小道具:市名史弥
歌唱指導:飯田純子
演出補:大野拓史
装置補:稲生英介
衣装補:加藤真美
舞台進行:阪田健嗣

宙組全国ツアー公演で、この古い作品(1976年初演)が、9年ぶりによみがえった。
長い宝塚の歴史の中では、時々トップ娘役がいない時代とか、複数いる時代とかがある。この作品は、月組トップスター榛名由梨が五條愛川と組む前の相手役不在時期の作品なので、娘役のおいしい役がいくつもあり、一人の娘役にすべてが集中している感じではない。
この手の作品に「アルジェの男」(1974年。鳳蘭の相手役不在時代)とか、「哀しみのコルドバ」(1985年。星組Wトップ娘役時代)などがあるが、不思議なことに、トップ娘役が確定している時代に再演されている。だからバランス悪い部分があるんだよね[爆弾]
なので、トップ娘役が出演できない全国ツアーにこの作品を持っていく、と聞いて、「ふむ、そう来たか[ひらめき]と思った。
あ、そうそう、2007年に上演された時の感想はこちらです。
ここでボロクソに書いていたプロローグは、最初に登場する男役三人(朝夏まなと・真風涼帆・澄輝さやと)のポーズが決まっていてとてもかっこよかった。
(あの時は、幕があいたらいきなり男役祭りで、そのシルエットが揃いもそろっていけてない!と大激怒だったのだ。)
全体的に、なんとなく、「哀しみのコルドバ」のプロローグを思い出すのは、娘役の衣装のせいかな[exclamation&question]
さて、この作品、W2番手、もしくは確立された3番手がいる場合には、なかなか座りのいい舞台になる。それと、ルカノールに誰を配するか、この辺りが、「バレンシア…」上演のポイントと思われる。あと、トップはフェルナンドに決まりとして、お貴族様のロドリーゴと、ラテン系のラモンをキャラクターで2番手・3番手のどっちかに振るというのは、どうも作品の空気を損なうような気がしてならない。
やはり2番手ロドリーゴの方が、断然よい話になると思うのだ。
2番手がラモンである場合、宝塚的には、完全な三角関係、もしくは、ヒロインは2番手と結ばれて終わる…という結末が「正しい」。ラモンにそこまでの配慮がされていないところが、この作品の面白さなのだが、それはラモンが2番手ではないからこそ、作れる物語だ。
一方、ロドリーゴの恋物語は、主筋となるフェルナンドの物語と並行して進み、最後までそこにあり続ける点で、間違いなく2番手の物語になっている。
もちろん、宝塚のスター変遷によって、2番手の役が変更になる、というケースはこれまでもあった。かつては各組に存在した「おいしい上級生」が居なくなったために、その上級生用の敵役のようなポジションを2番手用に構成し直すという形で。けれど、2番手と3番手の入れ替えはなかった。その最初のケースが、前回上演時の全ツだったのだろう。残念ながら私は観ていなくて、観ていたら劇団にお手紙を書いただろうなーと思ったが、今となってはあとの祭りだ。
劇団は柴田作品を、ていよく全ツに回せる中古品扱いしているのだろうか。まったく…[むかっ(怒り)]
上記理論からいくと、2番手を変更したいのであれば、ルカノールを2番手の敵役として置く方法はあり得ると思う。でもラモン2番手は、ない。てか、今回、真風をどうしてもラモンに当てたい理由がわからない。
前回は、蘭寿とむのラテン系が似合いすぎるから…!とハッキリ理由もわかっていた。それでも、大劇場公演は「役替り」にしたのだ。ロドリーゴの方が2番手役だからだ。
どこから、その方針が崩れたのか。脚本は変更されていないのに。
あっきーが、ロドリーゴすぎるから[exclamation&question]すごいな、あっきー[あせあせ(飛び散る汗)]

ナポレオン三世がヨーロッパを席巻していた時代のスペイン、バレンシアが舞台となっている。
主人公のフェルナンド(朝夏まなと)は、2年間のマジョルカ駐留を終え、レオン将軍(松風輝)のもとを訪ねる。かつての上司、レオン将軍は、すでに引退していたが、フェルナンドの不在中に、彼の父で元の領主を暗殺した犯人が、現領主のルカノールの手のものであったという事実をつかみ、クーデターの準備を始めていた。これを知ったフェルナンドは、父の復讐とバレンシアの民衆のために、共に戦うことを決意する。そのために、彼の帰りを待ちわびていた、将軍の孫娘、マルガリータ(星風まどか)との結婚は、しばらくお預けとなる。
フェルナンドは軍を辞め、遊びにうつつを抜かすふりをして、機会を待った。その中で、イサベル(伶美うらら)という酒場のダンサーと知り合い、恋に落ちる。
領主のルカノール(寿つかさ)は、相当な色好みで、以前は、前の領主夫人だったフェルナンドの母、セレスティーナ(純矢ちとせ)に懸想して追いかけまわしていたのだが、最近はようやく諦め、甥の恋人だったシルヴィア(遥羽らら)が父親の命乞いに来たところを言い含めて妻にしていた。
留学から帰って来た甥のロドリーゴ(澄輝さやと)はこの事実を知り、怒りに震えていた。が、ルカノールは、そこまでのロドリーゴの気持ちには気づかず、パーティーの席で、ロドリーゴを自分の後継者にすると言って周囲の喝さいを浴びていた。
フェルナンドは、ロドリーゴの気持ちに気づき、ルカノールを倒すために仲間に彼を加える。
この時、彼に事情を打ち明けた場所が、イサベルの働く酒場だったのだが、フェルナンドが到着する前に、そこで働くラモン(真風涼帆)とロドリーゴが小競り合いを起こしてしまう。そして、ラモンがレオン将軍の下で軍籍があったことを知り、彼も誘うのだが、断られてしまう。
ロドリーゴは、計画をシルヴィアに打ち明け、シルヴィアは、協力を約束する。
また、祭りの夜、酔ったルカノールの手下・バルカ(凛城きら)に妹のローラ(華妃まいら)を殺され、ラモンもまた、仲間に加わる決意をする。こうして復讐劇は始まるが、その成功はすべての人の哀しみを誘う結果となった。
ラストシーン、シルヴィアの姿が見えない、と探しに行ったロドリーゴの声だけが、イサベラと今生の別れをしたばかりのフェルナンドに届く。
「わたしのシルヴィアが死んだ」
それを聞いて、フェルナンドが、
「わたしのイサベラも死んだ」
と言って、芝居の幕が下りる。
このラストの台詞が、2007年当時めちゃくちゃ物議をかもした記憶がある。
というのも、

  1. ロドリーゴに失礼⇒本当に恋人が死んで横たわっている友人を前に、なんてこと言うんだ[exclamation]
  2. イサベラに失礼⇒イサベラが死んだことにしてフェルナンドは楽になるかもしれないが、イサベラの苦しみはこれから一生続く
    ということに対して、まったく配慮のない台詞[exclamation]

どんな風に言ったら、この台詞に説得力がもたせられるのか、中村A先生演出では、理解できるはずもないんだよねー[爆弾]

という部分については、今回も、なんだかなーという気持ちは残った。もう、台詞を換えるしか手はないかもしれない。

では、あらためて、特に贔屓がいるわけではない、1回しか観なかった人のフラットな感想を以下少しだけ…。
朝夏の白い軍服は、いい[黒ハート]このための「バレンシア…」ではないか、というくらい、いい[揺れるハート]
そして、ヒロインのイサベラを演じた伶美うららこのイサベラがたまらなく、いい。特に、フェルナンドがケガをしたかもしれない、と聞いて彼の屋敷まで行ったものの…というシーン、そしてラストシーン。自らヒロインの矜持を見せるだけでなく、相手役の朝夏真風を「いい男」に見せる。たっぷりとタメた泣きのシーンにイサベラの真骨頂がある。しかもそれは、普段のきっぷのよいアネゴ肌のイサベラを完璧に演じているからこそ。
いやいや、泣いたわー[もうやだ~(悲しい顔)]
[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
そんなイサベラの全身全霊の思いをどこまで受け止めてるんだろうねー的な、貴族らしい鷹揚さのある朝夏フェルナンド。でも、ラストの慟哭で、彼もまた一生癒えない傷を背負ったのだ、ということが伝わる。台詞の裏側にある気持ちが、ものすごくドラマを盛り上げてくれるカップルで、この二人の芝居は、なんともいえない高揚感があった。
ところで、ラモンは金髪…というか明るい髪色だったが、ラテン系ではないのだろうか。真風自身、ラモン役にピッタリというわけでもないので、敢えてラモンをやらせた意図は不明。2番手としてのかっこいい雰囲気はあった。祭の場面で、“バレンシアの想い出”(「誰がために…」でピラールが歌う曲)を歌っていて、とても懐かしかった。
前回公演(2007年版)から、このシーンに追加された曲らしく、その時は、主役のフェルナンドが歌っていたようだ。
ロドリーゴの澄輝と、シルヴィアの遥羽ららコンビ。前評判がすごくよかったせいか、とても期待してしまって…。むしろ期待し過ぎてしまって…。
自分が観た感想としては、いや、わかるけど、やっぱり2番手の役なんだよねー[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]と思うにとどまった。澄輝の微妙な番手に合わせた扱いだと、どうも違和感がある。
あと、シルヴィアが若すぎて[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
ここまでシルヴィアが若いと、ルカノールがどうして“子どもがいないから、後継ぎをロドリーゴに”と言えるのか、わからない。一応、新婚なのに[爆弾][爆弾][爆弾]
ルカノールがすごいじいさんか、というと、そうでもないし、そもそも、悪そうに見えないのよ、すっしーさんは[爆弾]
それを言ったら、軍人に見えないまっぷーとか、え、そんだけの役にりんきら[exclamation&question]…とか、言いたいことは山ほどある。
そんな中で、みんな精一杯頑張ったんだよね、ということもわかるから、宙組の頑張りに、拍手を送りたい。中でも、星吹彩翔が年輩の役なのに、すごく雰囲気を出していて、感服してしまった。

ショーは、今年上演した、「HOT EYES!!」を上演。これ、たしか、大階段出しっぱなしで評判取った作品だったような…[あせあせ(飛び散る汗)]
要らなかったらしい、大階段…[爆弾][爆弾][爆弾]
感想は、一言で言うと、うららさま、うららさま、うららさま(笑)
本当に、今回のツアーは、うららさまにノックアウトされに行ったようなものでした[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

“今日は何の日”
【12月9日】
藤原信頼、源義朝らが二条天皇を軟禁、平治の乱が始まる(1159=平治元年)。
(←旧暦。新暦では1160年1月19日となります。)


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東京宝塚劇場雪組新人公演(私立探偵 ケイレブ・ハント)ミニ感想 [┣宝塚観劇]

今回の作品は、正塚先生らしいオリジナル・ミュージカル、「私立探偵 ケイレブ・ハント」。

新人公演の担当は、樫畑亜依子先生。

この芝居は本当に難しいと思う。
典型的な正塚芝居であり、ほぼ当て書きの芝居だ。他の役者、しかも新公学年の若手の手に負えるものではない。そこに果敢に挑戦した研7以下の生徒たちに、まずは大きな拍手を送りたい。
演出、正塚先生自身がやるかと思っていたので、大劇場デビュー前の樫畑先生に任せたのは、意外だった。
主演は、研6の永久輝せあと、研5の星南のぞみ「ルパン三世」でも一度組んでいるが、恋人同士という役は初めて。
その他、ケイレブ(永久輝)の事務所仲間のジム(本役=望海風斗)に研7の真地佑果、カズノ(本役=彩風咲奈)に研2の縣千。ケイレブの前に立ちはだかるマクシミリアン(本役=月城かなと)に、研7橘幸、その愛人で殺害されてしまうアデル(本役=沙月愛奈)に研5の有沙瞳、その親友ハリエット(本役=星乃あんり)に研7の妃華ゆきの、ケイレブの元戦友、ナイジェル(本役=香綾しずる)に研6の叶ゆうり。また、ケイレブと共に捜査に当たる刑事ホレイショー(本役=彩凪翔)に研4の諏訪さきライアン(本役=永久輝せあ)に研3の星加梨杏、ジムの恋人、レイラ(本役=星南のぞみ)に、研4の彩みちる、クラブ歌手のポーリーン(本役=有沙瞳)に研3の羽織夕夏を配した。
96期生の卒業公演ということもあって、その配慮をした上で、若手も積極的に起用している、バランス重視の配役と感じた。それもあって、上手い人はとことん上手く、下手な人はとことん下手だな、と感じる新公だった。正塚作品って難しいのよね[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

では、出演者別感想。
永久輝せあ(ケイレブ・ハント)…こうして他人が演じているのを観て、あらためて、早霧せいなへの当て書きなんだなーと、思った。ケイレブは、私立探偵としての仕事の中で、偶然知ってしまった他人の不幸や、ふとした疑惑をそのままにしておけない。真相究明したところで、収入になるかどうかわからないものに拘ってしまう性格。それは、彼自身の優しさに端を発している。…ということが、特に無理なく説得力を持つ早霧に対して、かなりエネルギーを乗せて芝居をしないと、その域に辿りつけない永久輝の対比は面白かった。
黙っているとクールでかっこいい探偵、でも、キャパを超えるほどの色々なことが一気に押し寄せてくると、処理しきれずにうわ~っとなる。その「うわ~っ」となった感情が、早霧の熱さゆえの感情の爆発と、なんか似ている…てか、帳尻合ってる。永久輝のそれは、少々ガキっぽいのかもしれないが、正塚先生の描く「男の可愛さ」のひとつに、こういうのもあるよなーと思える。
芝居・歌ともに、100点ではない新公だったが、ここで見つけた課題について考えることが、次への飛躍につながるだろうし、100点じゃない今だからこその魅力がちゃんと出ていたのは、さすがスターだなと思った。

星南のぞみ(イヴォンヌ)…演技力に長けているタイプではないが、本役のレイラは可愛く演じていたので、それなりにできるだろうと思っていたのだが、間が悪過ぎて…[爆弾][爆弾][爆弾]あらためて、正塚芝居における“間”の重要性について考えるよい機会になったかも。
本役であるレイラの魅力は空気の読めないところ…つまり間が悪いことが、ひとつ魅力にもなってたんだなーと。さすが当て書き[exclamation]真逆のイヴォンヌは難しいよなー。今さらながら、いっこいっこの短い台詞の重要性と、それを感じさせずにストレスなく演じている本役の咲妃みゆの神演技に茫然となる。
会話劇なので、永久輝が乗りきれてないと感じたのは、星南に流れを分断されてしまったことも大きかったのかも[exclamation&question]と感じた。
衣装は、どれもギリギリ似合っていたが、メイクアップが少々地味だったかも。星南の可愛さがメイクダウンしてしまったような印象を受けた。

真地佑果(ジム・クリード)…くっきりとした顔立ちと、明晰な台詞の真地くんが真ん中の役を演じたらどうなるかなーという興味があったので、今回、2番手役を演じてくれたのは、とても嬉しかった。
ジムという役は、色々調整したり突っ込んだりする役なので、言語明瞭な真地を入れたメリットは大きかった。その上で、明瞭過ぎるとなんかもにょる自分がいた。(言語明瞭に慣れてない[爆弾]
長身と顔立ちと台詞術…真ん中付近にくると、どうも目立ち過ぎる感…長身が目立たない組に行った方が、活躍の場が広がるのでは?という気がしてしまったが、どうだろうか。もしかしたら、事務所メンバー三人の食い合わせが悪いだけかもしれない。この三人だと、おせっかい焼いて継続捜査しちゃうのは、処理能力に余裕のあるジムだという気がしちゃうのよね。

縣千(カズノ)…本公演では、いささか悪目立ちしているだが、カズノ役は、嵌まっていた。まだ研2なのに、銀橋を渡る後ろ姿は出来上がっている。男役としての足運びになっているのだ。見た目もすっきりと、いい感じ。少なくとも本役のトレヴァーより、スタイルが良く見えた。
三人でいることで、心強かった部分はあると思うが、このレベルまでできるのなら、早めに真ん中を経験させてみても面白いかもしれない[ぴかぴか(新しい)]

真條まから(エリアス・ソリアーノ)…最後の新公となる真條は、事件の発端となる夫婦の夫役を演じた。本役の鳳翔大とはまた違った、実直な、娘の身を案じる父親像を作っていた。
もう、どうして退めちゃうの~[exclamation&question]

叶ゆうり(ナイジェル)…いやいや、似合うわ。孤高のスナイパー[ひらめき]本役の香綾しずるが作り抜いたキャラクターを、立ってるだけでだいたい表現してしまうあたり、いやいや、男役としての資質はすごいものがあるなーと、感心。
芝居心も持ち合わせているし、今後も楽しみ[ぴかぴか(新しい)]

諏訪さき(ホレイショ―)…ああ、ここにいたのか[exclamation]警察チームと探偵チームの要となる存在を堅実に見せてくれた。

橘幸(マクシミリアン)…一人で悪を背負う大役は、最上級生のに。本役とは全く違う役作りで、憎々し気な悪役を演じ切った[ぴかぴか(新しい)]
終演後の挨拶も大変立派で…いささか立派すぎるきらいがあったのは否めない…かな。
最後の新公なのはわかっているけど…みんな、ひとこちゃんの挨拶を待っているんだってのは、気づいてたかな[exclamation&question]残酷なようだけど、そういうことも飲み込んで、客席のニーズをつかむことも、タカラジェンヌの資質なんだと思うよ[爆弾]

有沙瞳(アデル)…マクシミリアンの愛人で、冒頭に事故死する女優。回想シーンにも登場し、そこで演技力が試される役だが、余裕で乗り切った。星組でも、きっと飛躍してくれるに違いない、と確信した。

彩みちる(レイラ)…本役の星南は、間の悪さを当て書きされているような雰囲気だったが、は演技力で間の悪さを作り出している。
それゆえのイタさも、可愛さも、すべて計算しているのか、あるいは、北島マヤなのか…素晴らしかったです[ぴかぴか(新しい)]
で、ティーナが観てみたいな[黒ハート]

その他、縣の演じたトレヴァーに入った研1の彩海せらが、スタイル抜群で、場を壊さないいい芝居をしていて、注目してしまった。

“今日は何の日”
【12月8日】
日本軍がハワイ・オアフ島真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃する(1941=昭和16年)。

カサブランカでは、リックとルノーが飲んだくれてたかもしれないですね、美しい友情に乾杯しながら。


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星組公演千秋楽と北翔海莉さよならショー [┣宝塚観劇]

星組千秋楽のライビュ観てきました[exclamation×2]
その後、劇場に行こうかなと思っていたのですが、あまりにも号泣しすぎて、具合が悪くなり、そのまま帰りました…[もうやだ~(悲しい顔)]

作品の感想は、お芝居はこちら、ショーはこちらにアップしていますので、この記事ではさよならショーについて簡単にアップしておきます。なお、本公演のショーにおける、退団者のコサージュですが、美城さんは、ソロで銀橋を渡るところで。トップコンビは、イル・モンドのところで。みっちゃんのお花は、とてもシンプルな小さいもので、風ちゃんのお花は、ドレスにピッタリと沿った形のものでした。美都くららちゃんは、白いドレスの胸元に付けていました。

<北翔海莉さよならショー>

大階段からスタート。
男役が白燕尾で居並ぶ中、北翔は一人、サックスブルーのラテン襟変わり燕尾。音楽は、北翔ら84期生初舞台のショー、「シトラスの風」の主題歌。
美城れんの歌で北翔が踊る場面も。ここは、泣ける[もうやだ~(悲しい顔)]
そして、北翔が出世役・ドアボーイを演じた「ノバ・ボサ・ノバ」より、『アマール・アマール』。ここで、同じくサックスブルーのドレスに身を包んだ妃海風とデュエットダンスを踊る。
大階段には、「Kairi Hokusho」の文字が浮き上がっている。
次の曲は、聞き覚えがなかったが、「想夫恋」の曲かしら[exclamation&question]
つづいて、銀橋を渡りながら、「THE SECOND LIFE」の曲を北翔が歌うと、本舞台上では、美都くららが、七海ひろきの腕の中で踊っている。宙組時代の作品だが、七海は出演していたから、違和感がない。
そして、おもむろに金のマイクを取り出し、こぶしを転がしながらの『OH!Edo Night Show』。そして最後に、「THE ENTERTAINER!」の曲(ブルーローズ、夢は必ず叶う…みたいな曲です[るんるん])で、終了。

ここで、美城が登場し、ソロで、『My Heart Will Go On』(映画「タイタニック」のテーマ曲)を歌い、銀橋を渡る。黒燕尾に白いバラを胸につけていた。美城が歌う間に幕が下り、再び上がる―

「LOVE&DREAM」の場面がここで再現。大階段でガラスの靴をやっちゃう、みち&ふう[黒ハート]そのまま、『夢はひそかに』(ディズニー長編アニメーション映画「シンデレラ」より)をデュエットする二人。妃海の紫のゴージャスなドレスは、本物のお姫様のようだった。
ここから「こうもり」の場面へ。
北翔の後ろで白燕尾姿の男役が踊ると、紅ゆずる・綺咲愛里を中心とした「こうもり」乾杯の場面が再現され、大いに盛り上がる。

と、下手の花道に、だぼだぼの水兵さんの衣装で、妃海が登場。「南太平洋」から『ワンダフル・ガイ』を歌う。
そして、大階段上に白スーツにソフト帽の北翔が登場、「女神よ今夜だけ」を歌い、「初めての恋」へ繋ぐ。ここで再び、妃海とデュエットしていた…と思った。
次の曲は、今年のバウホール公演「One Voice」のシーンだったのかな、順番的に。観ていないので、ちょっとわからない。

最後に、会場じゅうのペンライトを見ながら、『すべての山に登れ』を歌い、銀橋を渡る北翔。
主演公演をすべて観劇するほどのファンではなかったが、初舞台からの歩みをふりかえり、長い努力の果てに頂点を掴んだ北翔らしい、素敵なさよならショーだな…と思った。

続く、退団のご挨拶は、大劇場に引き続き、紋付き袴で。
冷静にさよならショーを観ていたのだが、ここで再び、号泣してしまった。

日比谷でお見送りできなかったのは痛恨の極みだが、最後まで中継を観られたことは、とても幸せな体験だった。
退団者のみなさんのお幸せをお祈りしています[ぴかぴか(新しい)]

“今日は何の日”
【11月20日】
平清盛が後白河法皇を幽閉し院政を停止させる、という「治承三年の政変」が起きる(1179=治承3年)。
(←旧暦。新暦では、12月20日となる。)
武士が治天の君を幽閉してしまうなんて…というこの事件を皮切りに、やがて武士が天皇を島流しにする時代がやって来るんですね。


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ショー「ロマンス!!」感想 [┣宝塚観劇]

ロマンチック・レビュー
ロマンス!!」

作・演出:岡田敬二
作曲・編曲:吉崎憲治、甲斐正人、前田繁実、玉麻尚一
指揮:塩田明弘
振付:羽山紀代美、謝珠栄、室町あかね、御織ゆみ乃、若央りさ
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
小道具:市川ふみ
訳詞:平野恵子
歌唱指導:HANNA BUNYA
演出補:生田大和
演出助手:指田珠子
装置補:稲生英介
衣装補:加藤真美
舞台進行:庄司哲久

岡田先生のロマンチック・レビューシリーズ。
新作としては、「Amour それは…」以来かな。北翔海莉妃海風も、岡田先生のショーで初舞台を踏み、プレお披露目の全国ツアーも「Amour それは…」の再演だった。そんな二人のさよならに相応しい、ロマンチックで美しいレビュー作品だった。
まずは、序章
本を読むピンクのドレス妃海の回りに天使が4人(紫りら・真彩希帆・小桜ほのか・天彩峰里)。妃海が、「ロマンス」という言葉について解説する。どうやらレビューはショーと違い、観客への説明・解説が登場することがあるようだ。

第1章 プロローグ
幕が上がると、大階段上に、美女に囲まれ、紫の変わり燕尾姿の北翔。美女たちは、パステルカラーのドレスを着て、つば広の帽子をかぶり、花束を抱いている。その雰囲気は「Rose Garden」みたいだった。
主題歌の歌い継ぎに続き、北翔、妃海を中心としたスター達のデュエットダンス男役の群舞、娘役の中心で踊る北翔…という流れ。一幅の絵のような美しさだった。

第2章 美しき人
続いて、「ダンディズム!」の時のようなヒゲの紳士が登場する。普段は二枚目の紅ゆずる、七海ひろき、礼真琴が、ユーモラスな髭や鬘で登場するのが面白い。中世の騎士のような美々しい衣装とのギャップもよい。

第3章 初恋
続いて、1場だけのロマンチックなダンス場面。
パステルカラーの衣装を見に着けた乙女たちが日傘で優雅に踊っている。そこに、読書に飽きて昼寝をしている青年士官(北翔)。一人の乙女(妃海)とつかの間の恋。でも青年に帰還命令が出て…という物語がリストのピアノ曲「ため息」に乗せて展開していく。甘く美しくほろ苦い初恋の物語…
こういう場面も、最近の宝塚では観なくなったなぁ~と思った。

第4章 ロックンロール・エイジ
続いてロックンロール。いきなり、プレスリー…しかし、宝塚、プレスリー率高くない?
銀橋で、紅、七海、礼の三人が「ハウンドドッグ」を歌い踊り、妃海を中心とした女子チームが「ボーイ・ハント」を歌う。妃海は、まるでミニーマウスのような愛らしさ。しかし、さらに反則なのは、メガネっ娘を演じる音波みのりかもしれない。キュート[かわいい]
幕が上がると、ハンバーガー屋さんかな[exclamation&question]そこでロックンロールで盛り上がる若者の図。北翔も登場し、カップルで盛り上がる。ほかに「冷たくしないで」や「カラーに口紅」などが歌われていて、どれも可愛かった。
しかし、プレスリーのリーゼントは、いまや、鬘でしか表現できないものなのだろうか。既に「かっこいい」の枠から外れているのは、ちょっと寂しい[バッド(下向き矢印)](プレスリーサウンドは、好き。今でもかっこいいと思っている。)

間奏曲(1)
間奏曲を入れるのも「ロマンチック・レビュー」シリーズの特徴。最初の間奏曲は「シークレット・ラブ」。美城れんが、歌いながら銀橋を渡る。
麻央侑希綺咲愛里が歌の中の恋人達のように銀橋で踊り、夏樹れい真彩美城の歌に和す。ほかにも若い恋人達が踊っていて爽やかな場面。決して押し付けるような歌い方ではないのに、深く心に沁みわたる、そんな美城の歌を堪能できた場面だった。

第5章 裸足の伯爵夫人のボレロ
中詰は、赤と黒の衣装でボレロを踊る北翔からスタート。ここは、北翔の相手役(伯爵夫人)にが入る。ってか、毎公演女役やっているんでは[exclamation&question]ま、綺麗だし、似合うからしょうがないけど[あせあせ(飛び散る汗)]
の相手役は、七海ひろき。こちらは男爵夫人らしい。っていうことで、少し衣装に差があった。
この4人はそれぞれの衣装だったが、その他のメンバーは、「情熱の翼」(知る人ぞ知る[exclamation&question])の衣装。これ、最近、よく登場する気が…。最後はテンポアップして、サンバステップで終了。とても、盛り上がっていた。

間奏曲(2)
中詰が終わると、ブルーのワンピース姿の妃海が一曲。
この丈のワンピースでショーに出るっていうのは、なんかとても珍しい感じがした。

第6章 友情
銀橋を渡って、妃海がハケると、象徴的な扉を使った激しいダンス場面へ。
謝先生振付の全身を使ったダンスシーンだが、音楽は、チェロの音色が美しいオーケストラ曲。どんどんテンポアップしていく中で、チェロの音色だけは、ゆったりと流れて行く。妃海も着替えてパンツスーツで踊りまくる。
生徒達の衣装には、文字が書かれていて、その文字は、エルトン・ジョンの「YOUR SONG」の詩なのだが、音楽もメインのバイオリンが速く激しく演奏する中、そっとチェロが奏でる裏メロディーが「YOUR SONG」を彷彿とさせる。この辺は、アレンジの力を感じた。
この場面は、名場面として、いつか再演されるだろうな、「明日へのエナジー」のように[黒ハート]

第7章 ザ・ロケット
続くロケットは、ここまでの息をつめて観ていた気持ちを一旦リセットしてくれる効果があった。さすが、岡田先生[ぴかぴか(新しい)]

第8章 私の世界(イル・モンド)
ここから、たたみかけるように、サヨナラを意識する場面となる。
まず、北翔を中心とした男役の群舞。ここも難しい振りで大変そうだったが、かっこよかった。
娘役も現れ、トップコンビはデュエットダンスを踊る。妃海のドレスが可憐だった。
最後に、北翔が銀橋を歌って渡る。低音部に新境地を感じた。最後まで進化している北翔の素晴らしさに感動[ひらめき]

第9章 フィナーレ
紅&綺咲の銀橋ソングは、とても可愛いかった。
エトワールは、華鳥礼良。おお、これは、ちょっとびっくり[揺れるハート]

北翔海莉のトップ期間は、とても短かったが、こうして岡田先生の新作レビューを再び観られたのだから、とても貴重な時間だったのだなーと思った。素敵なショーでした[exclamation×2]

“今日は何の日”
【11月13日】
高橋是清が第20代内閣総理大臣となる(1921=大正10年)。
15年後、226事件で殺害された時は、大蔵大臣でしたね。旧邸宅は、現在、記念公園になっています。

高橋是清-3.jpg


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宝塚星組東京公演「桜華に舞え」観劇 [┣宝塚観劇]

グランステージ
「桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-」

作・演出:齋藤吉正
作曲・編曲:青木朝子
琵琶奏者(録音):友吉鶴心
指揮:塩田明弘
振付:花柳寿楽、御織ゆみ乃
殺陣:清家三彦
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:佐渡孝治
音響:大坪正仁
小道具:下農直幸
歌唱指導:HANNA BUNYA
演出助手:町田菜花
舞台進行:庄司哲久

明治維新から西南戦争…最後の内戦と言われた時代を生き抜いた「最後の侍」、桐野利秋。その激動の人生を描くミュージカルが、この「桜華に舞え」だ。プログラムに作・演出の齋藤先生が書かれているように、西郷隆盛や大久保利通という同郷の偉人たちに比べると、いまいち知名度は低い。というか、私は、この作品に出合うまで知らなかった。
そんな桐野にスポットを当てた物語は、とはいえ、なぜか、515事件で斃れた犬養毅(麻央侑希)の場面から始まる。
犬養が薄れゆく意識の中で、「維新とは何であったか」と回想し、そこから、維新を駆け抜けた桐野利秋(北翔海莉)が登場する。
オープニングの群舞は、戦う薩摩の男達。
そこから、戊辰戦争、若松城の攻防へ場面は移る。この時、まだ中村半次郎と呼ばれていた桐野は、軍監として参加していた。ここで、桐野は大谷吹優(妃海風)と出会い、八木永輝(礼真琴)から一方的な恨みを買う。
次のシーンでは、平和な時代となり、ここで新聞売りをしている若者が、後の犬養毅となる設定。
そんなのわからんって[ちっ(怒った顔)]
もちろん、星組スターの一人である麻央が演じているのだから、犬養は「通し役」なのだろうとは思う。が、一曲歌いつつ銀橋を渡る読売役が、「本役」としてのそれなのか、歌のあるアルバイトなのか…は、最初に観た時にはわからない。そもそも、犬養毅が新聞記者出身だなんて、よほど詳しい人しか知らないだろうし、だいたい、新聞記者と読売(号外配り)は、別の職業だよ[むかっ(怒り)]
そんな犬養は、この後、色々な場面に登場するが、ほぼ本筋には絡まない。完全なる傍観者でありながら、物語のポイントとなる場所には登場している。
なので、全編犬養の回想にしても問題ないと思うのだが、なぜか、ナレーターは別にいて、それは、桐野の母親である。
なんでだろう[exclamation&question]
鹿児島弁のナレーションを入れることによって、登場人物たちの鹿児島弁を観客に慣れさせようとしたのだろうか。

まあ、ほかにも、後述していくが、この物語の構成は、いろいろといびつなところが多い。
にもかかわらず、勢いがあり、感動があり、ほとんど初めて聞く物語なのに、号泣が止まらないのは、なぜだろう[exclamation&question]
もちろん、おなじみの西郷隆盛を美城れんに演じさせた「反則技」は相当効いている。でも、それだけではない。物語の中で、何度も語られる「義と誠と勇気」がぶれずに中心に置かれていて、時代の流れや、理不尽な“現実”の前に挫けそうになっても、最後まで義のために生き抜く桐野の不器用な誠実さが、そのまま北翔の存在に重なるから…という気がする。
この物語を北翔に捧げた齋藤先生の愛が、ダイレクトに伝わることが、なにより号泣に繋がるのかな、と思った。

北翔海莉のタカラヅカ人生は、順風満帆に見えた。
入団2年目になる直前、バウホール公演「から騒ぎ」のフィナーレ場面、霧矢大夢をセンターとするシーンで、1年先輩の紫城るいと2人、タキシードで踊っている。研2で、出世役と言われる「ノバ・ボサ・ノバ」のドアボーイに抜擢。新人公演では、大空祐飛(当時研8)の演じたボールソ役。そして研3で、ベルリン公演参加。(この公演は、後にトップスターになる生徒が多数参加している。)研5の終わりにバウWSで初主演。そして研6から新人公演に三度主演…と、実力派スターとして八面六臂の活躍をしている。2006年に宙組に組替え後は、大和悠河トップの下、3番手スターに定着、そのまま大空祐飛時代を迎える。
転機となったのは、2011年。花組トップスター真飛聖退団に伴い、宙組2番手の蘭寿とむが花組に異動してトップに就任することになった。その蘭寿の後任2番手として、星組2番手の凰稀かなめが異動してくることになったのだ。凰稀は、北翔の2年後輩。この時から、順風満帆だった北翔海莉のタカラヅカ人生が少しずつ変貌していく。
北翔は、くさらずに努力を続けているように見えた。が、大空の卒業と前後して大幅な組替えが断行され、北翔は、専科へ行くこととなった。異動の挨拶の時、「正直言ってショックでした」とぶっちゃけた“みっちゃん”の素直さは、彼女の人の良さでもあり、脇の甘さでもある。
組織を預る人間からは、あぶなっかしくて使いたくない存在と目されたかもしれない。上層部批判と取られたかもしれない。しかし、スタッフからは、相変わらず愛され続け、ひっぱりだこのスター専科として活躍することとなる。
そして、阪急阪神グループの人事が変わり、100周年が終わる頃、満を持しての北翔海莉トップスター就任が発表された。100周年に向かってねじれ続けた人事の縄が、ようやく元に戻ったような、そんな出来事に感じた。

いついかなる時も、主演者を支え、観客を楽しませることだけを考えていた北翔。
そんな北翔の物語として、齋藤先生は、桐野利秋という最後のサムライを用意したのだろう。「生まれてくる時代を間違えた」という台詞も、どこか納得できる。(昭和な関西のタカラヅカの泥臭さが、苦手な人も多かったと思う。)
それでも、北翔は、義を重んじ、たとえ自分は損をしても、正しいと信じる道を貫き通した。そして、回り道をしたかもしれないが、星組トップスターとして有終の美を飾ることができた。
そんな北翔が演じるからこそ、義を貫いた果てに悲劇的な最期を遂げた桐野の物語も感動をもって受け入れられたんじゃないかな…という気がする。そして、桐野と共に城山に消えたサムライ達に、私は、大空祐飛を支えてくれた宙組スターの面々を思った。

閑話休題、衣波隼太郎(紅ゆずる)の帰国まで一気に書いてしまったので、そこまでのツボをさらっと。
青年将校(綾凰華)に「内閣総理大臣犬養毅だな」と聞かれて、「ぬぁ?」みたいに返事をする犬養が、なんだか超可愛かった[黒ハート]
松平容保公(天華えま)が、「大義はこの会津にある」と言っていたが、どんな大義が[exclamation&question]既に錦の御旗は、政府軍の手にあるのに[爆弾]
「この八木永輝、命を賭けてお守りします」と言いながら、あっさり愛奈姫(真彩希帆)とはぐれてしまう、永輝。そもそもそれがまずかったんでは[exclamation&question]誰のせいでもない、自分のせいだよ[exclamation]って、それを認めたくないから逆恨みするんだよね。
「おやっとさん」、最初は、「[exclamation&question]」だったが、何度も使われているうちに、ちゃんと理解できた[exclamation×2]

再会した桐野と衣波が、「桜島見たかー[グッド(上向き矢印)]」と故郷を恋うる台詞を言った後、幕が上がると桜島が見える。当然、続きだと思ってしまったのだが、実は、ここから、物語は維新前に遡る。わかりづらい。わかりづらすぎる[exclamation×2]
ちなみに、西郷さんがしれっと名乗る、「大島三右衛門」は、西郷が使っていた変名のひとつとのこと。

齋藤先生の過去作品に精通していると面白く感じる場面も多い。
山縣有朋(壱城あずさ)の馬車に、母(美都くらら)を轢き殺された少年、太郎(小桜ほのか)。
これ、「血と砂」で、恋人を殺された祐飛さんプルミタスを思い出しちゃいますよね[exclamation&question]
この時、通りがかった永輝が「山縣!」って叫ぶから、太郎が、この偉そうな人の名前を知ってしまったのよね。ホント、永輝、メイワク振りまいてますな~[あせあせ(飛び散る汗)]ここで、永輝が斬りかかったら、バッサリやられて話も終わってしまうところ、永輝を止めたのが、号外を配っていた犬養仙次郎(毅)。こんな風に、犬養は、ちょっとずつ物語の輪郭に絡んでくる。

さて、西郷が提唱した朝鮮派兵は、時期尚早として政府に却下されてしまう。
下野する西郷に、桐野は従う決意をするが、警視総監・川路利良(七海ひろき)には、故郷・鹿児島監視の命令が下る。だけど、「鹿児島の動向を怠るな」ってのは、変な台詞だと思うよ、サイトーくん…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
同じ鹿児島出身者でも、新政府の重鎮となった川路や衣波と違い、時代に乗れなかった士族たちの不満が高まっている。
しかし、川路はブレない。その理由が「俺は忘れん」だった。薩摩藩では、その独特の風土の中、上士・下士・郷士という身分が存在していて、この物語で言うと、桐野は下士身分だが、衣波や川路は郷士身分とのこと。なんか川路さん、複雑だったのね、郷士時代…[もうやだ~(悲しい顔)]

スポーツ大会の表彰式で流れるあの有名な音楽は、ヘンデル作曲の「ユダス・マカベウス」という名前なのか…勉強になるな…[るんるん]
敵に塩を送る、ではないが、最終攻撃の前に、花火を上げ、軍楽隊の音楽で、その健闘を祈る場面から、もう涙なくしては観られなくなってくる。

しかし、そんな中でも、サイトーくんは罠を仕掛けてくる。
衣波隼太郎と桐野が、ついに剣を交えることとなった場面、スローモーションで戦いながら、二人の心の声が会話している…
「巌流」かっ[exclamation×2]

こうして、西郷や桐野たちは、鹿児島の地で全滅する。
(ちなみに、桐野は、スナイパー、永輝によって射殺される。「TRAFALGAR」かっ[exclamation]

西郷らの死を知って、大久保利通(夏美よう)は号泣し、 岩倉具視(美稀千種)は「維新とは何だったのか、それは後の世が決めることだ」とつとめて冷静に語る。このシーン、さすが、専科と管理職、もう、こちらも号泣でした[もうやだ~(悲しい顔)]

それから55年、死の直前の犬養もまた「維新とは何であったか」を考えている。答えは…出ない。ま、少なくとも、夜、押し入って老人を狙撃することじゃないよね、とは思っただろうな。

ドラマはここで終わらず、明治11年の夏に戻る。この辺のジグザグな作り方が、色々盛り込みたかったサイトーくんの迷走を感じさせる。

吹優が桐野の遺品を持って、再び鹿児島を訪れ、ダンディだった桐野が愛用していたパルファン(香水)を、母(夢妃杏瑠)に渡す。この時、隼太郎の思い人で、桐野の妻となったヒサ(綺咲愛里)と言葉を交わす。ここもまた、ネルソンの死後、エマのもとを訪れるファニーたち…の光景を彷彿とさせる。なにもかもみな懐かしい…[もうやだ~(悲しい顔)]

出演者の皆さんは、ほんものとしか思えない鹿児島弁、本当にお疲れ様でした。
これにはてこずった。全然聞き取れない。でも、台詞がすべて聞き取れなくても、気持ちは伝わる。感動というのは、そういうものだ。その辺は、英語の芝居を見ているようで、面白かった。(少しはわかるけど、ほぼわからない感じが。)
迷走する物語の中、感動だけがストレートに伝わる、不思議な味わいの作品だった。

それにしても…当然っちゃー当然だが、チケットなかったなぁ[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]

“今日は何の日”
【11月9日】
「119番の日」制定(1987=昭和62年)。
制定したのは消防庁のようです。


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宝塚雪組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

行けないかな[exclamation&question]と思っていたが、色々な合わせ技でギリギリ大劇場公演に行くことができた。今年最後の大劇場かな[exclamation&question]

  • お芝居は、正塚先生の探偵もの。やっぱり、戦争(軍隊)経験者という設定は欠かせないらしい…[わーい(嬉しい顔)]
  • やや暗めの舞台に、抽象的に置かれたプロップスが、事務所のセットのように使われ、盆が回って入口と中の会議室を表現する辺り、どこの「薔薇に降る雨」「ラスト プレイ」という既視感[爆弾]
  • でも、「よい正塚」と「悪い正塚」、どっちか、と訊かれたら、文句なく、「よい正塚」だと思います[黒ハート]
  • 大ちゃん、好きだな―と、しみじみ。前回の「ローマの休日」とは打って変わって、訥々と娘を心配するお父さん。あんなにすぐ死んじゃうなんてもったいない…[もうやだ~(悲しい顔)]でも、そのおかげで、一般客のちゃらい大ちゃんも観られたからいいか[ハートたち(複数ハート)]と思う私は、ホンモノ…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
  • というふうに大ちゃんを褒めたのも、実のところ、ちぎちゃんに納得していないからかも…[爆弾]「ローマの休日」から、芝居が大仰になって、このまま行くと、すごい大げさな人になりそう…心配だ…[爆弾][爆弾][爆弾]
  • ゆうみちゃんのヒロイン、デザイナーということだが、自分が身に着けてるのは、なかなか不思議なコーディネートだなぁ…[あせあせ(飛び散る汗)]そのちょっと、ダサいかも[exclamation&question]な辺りが、ゆうみちゃんの魅力ではあるんだけど。でもデザイナーだよね[exclamation&question]
  • 今回、ツボだったのは、咲ちゃんと、ひとこちゃん。咲ちゃんは、自分が殺されそうになったことに気づいていないシーンが、咲ちゃんらしくてサイコーだった。ひとこちゃんは、セリフを言いそうで、全然言うチャンスをもらえない場面の、あののほほんとした感じ…正塚先生の刑事役のひとつの典型で、そこを鷹揚にやってるのが、いいなぁ…。がつがつしてる生徒も大好きだけど、ここまで、それを見せない大物感も、また男役の魅力[黒ハート]
  • 朝風先輩の美しさが、もう、それだけで、神[ぴかぴか(新しい)]最後の役は、個性的な役ではなく、男役としてのさりげないかっこよさが出る役で、嬉しい[るんるん]
  • ショーのナツメロ感が、一週回って新曲レベルに古くて震えた[ダッシュ(走り出すさま)]
  • ちぎちゃんとだいもんのラブシーン的な場面、稲葉先生の意図に反して(?)バックの娘役たちの妖しい絡みから目が離せない[あせあせ(飛び散る汗)]トップと2番手がガン無視されるなんて、いいの[exclamation&question]私だけ[exclamation&question]
  • ハロウィンとクリスマスのシーンがあって、この時期に行った私は、なんとも居心地悪かった。中日はどうなるんだろう[exclamation&question]

“今日は何の日”
【11月5日】
坂上田村麻呂、征夷大将軍に任命される(797=延暦16年)。
(←旧暦。新暦では、11月27日となる。)
初代征夷大将軍ですね。


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宝塚歌劇花組全国ツアー公演「仮面のロマネスク」観劇 [┣宝塚観劇]

ミュージカル
「仮面のロマネスク」―ラクロ原作『危険な関係』よりー

脚本:柴田侑宏
演出:中村暁
作曲・編曲:寺田瀧雄
作曲・編曲・録音音楽指揮:吉田優子
振付:名倉加代子
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:湯田史人
音響:切江勝
小道具:三好佑磨
歌唱指導:飯田純子
演出助手:竹田悠一郎
装置補:稲生英介
衣装補:加藤真美
舞台進行:荒川陽平

2012年2月の中日劇場公演「仮面のロマネスク」は、その年の7月に退団した大空祐飛・野々すみ花・藤咲えりがメインの役どころを演じた作品なので、とても思い入れがある。その時に上演されたショー「Apasionado!!2」も、今年「Apasionado!!3」として全国ツアー演目になった。そういう年回りなのかな。懐かしく、そして、時は流れる…と実感する日々。

さて、4年前は、植田景子先生が演出した本作、今回は、中村暁先生が演出を行った。演出の違いか、出演者の学年が全体的に若返っているのか、だいぶ趣の違う公演となった。
ちょっと配役のおさらいをしてみましょうか。当時の学年も記載しておきます。中日は2月公演なので、たとえば研21で退団した祐飛さんは、研20で表記します。(Over研20については、今回は(―)表記にさせていただきますね。)

主な配役 今回出演者 2012宙組 
ヴァルモン 明日海 りお(14) 大空 祐飛(20) 
メルトゥイユ夫人  花乃 まりあ(7) 野々 すみ花(7) 
*~*~*
ローズモンド夫人 (ヴァルモンの伯母)五峰 亜季(―) 美穂 圭子(―) 
法院長(トゥールベル氏) 高翔 みず希(―) 寿 つかさ(―) 
ブランシャール夫人 花野 じゅりあ(17) 梨花 ますみ(―) 
ロベール(執事)夕霧 らい(15) 十輝 いりす(13) 
ヴィクトワール 芽吹 幸奈(13)純矢 ちとせ(9) 
ジェルクール(セシルの婚約者)鳳月 杏(11) 悠未 ひろ(15) 
ダンスニー 芹香 斗亜(10) 北翔 海莉(14) 
テチェンヌ夫人菜那 くらら(10)鈴奈 沙也(―) 
司祭ルブラン 航琉 ひびき(10)風羽 玲亜(8) 
ドラノワ夫人 美花 梨乃(10)花露 すみか(10) 
ガボット 舞月 なぎさ(9) 月映 樹茉(6) 
トゥールベル夫人 仙名 彩世(9) 藤咲 えり(7) 
ジル華雅 りりか(9)花音 舞(8) 
ジラルド夫人 新菜 かほ(9)花里 まな(7) 
アゾラン (ヴァルモンの従者)優波 慧(7) 凪七 瑠海(9) 
ヴァレリー 千幸 あき(7) 愛月 ひかる(5)
ベルロッシュ(メルトゥイユの恋人) 矢吹 世奈(6) 鳳翔 大(10) 
ジュリー(トゥールベルの召使) 春妃 うらら(6) 瀬音 リサ(5) 
リーザ 雛 リリカ(6)美桜 エリナ(2) 
ランベール伯爵 碧宮 るか(6)七海 ひろき(9)
ソフィ 茉玲 さや那(5) 夢涼 りあん(5) 
ボヌール夫人 茉玲 さや那(5)彩花 まり(3)
ナヴァラン 澄月 菜音(5)澄輝 さやと(7)
マリナ 桜花 りな(5) 真みや 涼子(3) 
ルイ 帆純 まひろ(4) 七生 眞希(3) 
ドミニク嬢 澪乃 しづか(4) 愛咲 まりあ(4) 
フレネー 高峰 潤(4)美月 悠(4)
セシル 音 くり寿(3) すみれ乃 麗(6) 
ジャン 聖乃 あすか(3) 和希 そら(2) 
テチェンヌ公爵 一之瀬 航季(3) 天玲 美音(7) 
ギョーム公爵 和 礼彩(3)秋音 光(2)
召使夏葉 ことり(2)
ラヴァル 芹尚 英(2)春瀬 央季(4)
ヌーボー 翼 杏寿(2) 夢月 せら(2) 
エミリー - 大海 亜呼(13) 
イヴォンヌ - 舞花 くるみ(7) 
ダフネ - 夢莉 みこ(6) 
シャイヨー夫人 - 結乃 かなり(5) 
カザレス氏 - 留美 絢(2)


ヴァルモン子爵とメルトゥイユ侯爵夫人の周囲の人間関係にしぼってみると、祐飛さんの研20は別にして、それほど若返ったわけではないんだな~[目]

やはり、どうしても、あの時の宙組公演と比べてしまうことはあったが、公演後半になると、今の花組としての魅力が出てきて、脚本の面白さを改めて感じる公演だった。
ヴァルモンが自問自答する場面、結局、彼が感じた裂け目に答えは出ない。
彼が築き上げた世界は、彼自身が中身の空洞にハッキリと気づく前に、あっけなく外側から崩壊してしまうからだ。
そういう物語を宝塚で観られるなんて、この作品だけかもしれない。

あっさりした演出にもかかわらず、その辺りの機微までを表現していた明日海りおには、感服というほかない[ぴかぴか(新しい)]

その一方で、全国ツアーという、制約の多い公演ということもあるのか、この作品が大切にしている複雑な時代背景をバッサリ切り捨ててしまった演出には、疑問を感じる。
そもそも「危険な関係」は、フランス革命時を舞台背景にしている。それをわざわざ19世紀の王政復古期に変更して、柴田先生が表現したかった世界観を再現する気がまるでない。柴田先生が、批判されても批判されても、この演出家を使い続ける理由がまったくわからない[爆弾][爆弾][爆弾]と思った。
植田景子先生版で観ている私には、あまりにあっさりしていて中身がなく、最後まで受け入れることができなかったのだが、柴田先生は、景子先生の演出はお好きではないのかな[exclamation&question]残念[exclamation×2]
具体的には、三人組の使い方と、庶民とブルジョワの違い…みたいなところだが、ほかにも、革命に与する貴族の存在をカットするなど、首をかしげるところが多かった。
まあ、世界観がなくても、美しい衣装と美しい出演者が恋のゲームを繰り広げるというだけで、面白いと見ることもできるかもしれない。そもそもの脚本にとらわれなければ。

以下出演者感想。

明日海りお(ヴァルモン子爵)…絶世の美男子、爛熟した時代、「政治は人事」となる世界で、美貌と才覚で社交界に君臨する男と女の秘めた恋、というテーマにピッタリの青年貴族っぷり。しかも、柴田先生の創り出した世界観を、たった一人で体現しようとする心意気に感動した。初日の段階では、一番若いトップだった明日海が、爛熟の色気をもって、場を制している[exclamation]素晴らしかったです[揺れるハート]

仮面のロマネスク.jpg花乃まりあ(メルトゥイユ侯爵夫人)…花乃自身には関係ないことかもしれないが、メルトゥイユ夫人と言えば…のドレス(こちらですね。ステージスタジオのサイトからお借りしています)のスカート部分、下からのぞいている紫のレースが、どうして赤になっちゃったんだろう[exclamation&question]
いきなり、下品な感じになっていて、驚いた。
このドレス自体、花ちゃんが着ていたものとは、少しデザインを変えているのだが、紫のレースがのぞいているところは変わっていない。
プログラム撮影時までは、紫のレースだったのに、なぜ…[exclamation&question]
と、関係ないところから始まったが、花乃は、野々すみ花をとても尊敬していたそうだ。
なので、セリフも野々のセリフ回しを真似ているような感じで、懐かしく感じた。でも、オペラでのぞくと全然違うので、ちょっと戸惑った。
どうも、花乃は髪の生え際ラインが男っぽい気がする。なので、髪をアップにすると、淑女っぽい雰囲気にならない。
メルトゥイユは、花乃のキャラじゃないな~と思う。よくやっていたけど。
でも、「あ・た・し」というのは、ちょっと下品な言い方だと思う。演出指示なら申し訳ないが、ここ、野々は「わ・た・し」と言っていたハズ[むかっ(怒り)]

芹香斗亜(ダンスニー)…この役って、研5とかの若手が演じた方が似合うような気がする。なのに、初演では、男臭い轟悠、再演では、すでに研15を迎えようとしていた北翔海莉…[爆弾]
男役10年を迎えた芹香は、そうは思えないフレッシュな可愛らしさを内包していて、ダンスニーらしいダンスニーを体現してくれた。
冒頭のMC的な部分とか、ヴァルモンに教えを乞う場面とか、わざとらしくない純粋な若者像。それでいて最後の場面のセシルへ向ける、情熱のほとばしる優しさもステキだった。

仙名彩世(トゥールベル夫人)…綺麗なんだけど洗練されてないものすごくやぼったい夫人に作っていて、こういうやり方もあるのか…と、目からうろこが落ちた。「これ以上の快楽があるとしても、私はそれを望みません」と、本気で言っているような…
でも、その方向性で演じるならば、恋を知ってからの変化は重要。仙名の芝居は、その辺の繊細さに欠けるように思った。星奈優里も、藤咲も泣きの芝居を得意としていたから、そこがちょっと不利だったかもしれない。

音くり寿(セシル)…修道院出たての世間知らずな美少女でジェルクール伯爵の婚約者だが、ダンスニーに好意を寄せている。そして、世間知らずゆえに、ヴァルモンの毒牙にかかってしまう役なのだが…あまりにも幼すぎて、彼女を毒牙にかけるのは、トップスターとしていかがなものか…と思ってしまった。
童顔は仕方がないが、それをカバーするような鬘など、工夫が必要に感じた。

鳳月杏(ジェルクール)…さんざん遊んだあげくに、何も知らない無垢な少女と結婚して、自分の好みに育て上げようとしている、フランス版光源氏。とはいえ、仕事熱心で、いつも反乱鎮圧に向かっている。今回、愛人役の美花梨乃が上品な作りだったこともあって、わりと真面目な人なのかも…という印象を受けた。そもそもフランス貴族たるもの、家庭内に恋愛は持ち込まないものよね。
そもそも過去に、メルトゥイユと付き合っていながら、ヴァルモンの恋人に手を出すとか、絶対に無理そう。でもお髭は似合ってました[黒ハート]髪をメッシュにしたのは、ちょい悪オヤジを意識したのかな[exclamation&question]

ソフィとボヌール夫人を演じた茉玲さや那が、可愛いし、きっちりと二役を演じ分けていて、GJ[かわいい]
ジュリー役の春妃うららも可愛かったが、相手役の優波慧がちょっとキャラ違いかな…と。もっと軽妙でいいと思うが、優波のキャラ的には、そういう方向性は難しかったのかな。
矢吹世奈は、メルトゥイユの愛人にしては地味というか、堅実な雰囲気。でも瞳はキラキラしていた。
ジェルクールの愛人役というポジションのドラノワ夫人・美花が、とても上品な、それでいてジェルクールを独占している、という矜持を感じさせる、素敵な雰囲気だった。

グランド・レビュー
「Melodia―熱く美しき旋律―」

作・演出:中村一徳
作曲・編曲:西村耕次、甲斐正人、鞍富真一、中川昌
録音音楽指揮:大谷木靖
振付:平澤智、KAZUMI-BOY、Bryant Baldwin、佐藤親教
装置:関谷敏昭
衣装監修:任田幾英
衣装:加藤真美
照明:湯田史人
音響:切江勝
小道具:三好佑磨
演出補:鈴木圭
舞台進行:荒川陽平

昨年大劇場公演で上演された作品が、ほぼそのまま上演されたが、ツアー用にトップスター明日海や、芹香、鳳月などが客席降りしてファンサービスするシーンが追加され、大いに沸かせた。
柚香光がツアーに出演しなかったため、3番手ポジションには鳳月が入ったが、抜擢に応え、歌にダンスに大活躍だった。

“今日は何の日”
【9月22日】
応天門の変。大納言伴善男やその子らが放火の罪で配流され、名家伴氏(大伴氏)は没落した(866=貞観8年)。
(←旧暦。新暦では、11月3日となる。)
「花の業平」だったかな、この場面、出てきましたよね。鈴鹿照さんが、伴善男だった。


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言いたくて言えなくて [┣宝塚観劇]

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観てきました[exclamation×2]

これ、公演終わるまで、絶対、なんも言えない…[あせあせ(飛び散る汗)]

百聞は一見に如かず

これからご覧になる方、どうぞお楽しみに[黒ハート]

この日は、バウ公演観劇後に友人と合流し、一緒に別の公演を観劇後、一緒に食事をして、一緒に泊まったたわけですが、友人がバウを観終わる翌日までいっさい何も言えず、苦しかったぁ~[もうやだ~(悲しい顔)]
ここまで、言えない公演も珍しいかもしれない。

“今日は何の日”
【9月17日】
東京モノレールが、浜松町~羽田空港間で開業(1964=昭和39年)。

おお、何もかも、東京オリンピックの年に整備されたんですね~[わーい(嬉しい顔)]


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