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WOWOWドラマ「イノセント・デイズ」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

久しぶりにWOWOWの連続ドラマWを見た。
「イノセント・デイズ」全6話だったが、録画してほぼ一気に見た。
基本、新井さん目当てなのだが、死刑囚が無実だったというテーマなので、「新井さん素敵だった」では終われない。


真実が明らかになってなお、死刑になることより、もう一度世間に戻ることの方が怖いと言うヒロインは、最終回で刑を執行されてしまう。
WOWOWだからこそできる結末というか、こういう作品は、地上波で放送するのは難しいだろう。それくらいに後味が悪い。そのため、真犯人は既にこの世の人ではない、という結末は示されているが、えん罪の問題はそっち側だけではない。
死刑というのは、死をもってあがなう以外に手段がないほど凶悪な犯罪にのみ適用される。とはいえ、執行するのは、刑務官。我々と同じ普通の人間だ。彼らが、執行のボタンを押せるのは、裁判という過程を経て、有罪が確定し、その犯した罪に対して死刑という判決が下された凶悪犯だからだ。
彼女の無実を知ってしまった刑務官は、執行には関わらないが、「連行」を任命され、それだけでひどく取り乱す。
もちろん、日ごろ、死刑囚にかかわっているだけでも、思うところはあるだろう。相手がやがて絞首台にのぼるということは、どうしても脳裏を離れないと思う。どんな凶悪犯でも人間なのだから。
それでも時が来たらボタンを押せるのは、それが「正しい」と信じられるからだ。
無実の人間の死刑を執行したと知ってしまったら、もう、刑務官として生きていけない。自分のことしか考えずに死刑という手段で自殺したヒロインは、周囲の何人もの人々を絶望のどん底に陥れた。


その中には、孫の罪を庇い続けた祖母も含まれる。彼女は真実を告白してやっと救われたと思ったのではないだろうか。
もしかしたら、彼女のせいで後味の悪い人生を送らざるを得なくなった人々の思いゆえに、彼女は死なねばならなかったのだろうか。


慎ちゃん(妻夫木聡)が、ラストシーンで、ちゃんと生きていきそうな雰囲気だったことだけが、救い。


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日本のドラマで「モンテ・クリスト伯」? [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

早くも4月からのテレビドラマ情報が解禁され始めている。


今回、ちょっと注目してしまったのは、フジテレビ木曜ドラマ『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』。
まあ、そもそもは、ご贔屓の新井さんが出るから…なんだけど、とはいえ、宝塚でも観ていた、あの「モンテ・クリスト伯」をそのままタイトルに使って翻案しているところが、ツボ。


その主な登場人物は、次の通り。


柴門暖(さいもん・だん)…ディーン・フジオカが演じる主人公。デュマ原作の主人公の名前は、エドモン・ダンテス。“モン”“ダン”の音は残している感じかな。宝塚では凰稀かなめが演じ、美貌を押し隠す髭面が印象的だった。


南条幸男(なんじょう・ゆきお)…大倉忠義が演じる。婚約者を奪おうとする恋敵役。原作ではフェルナンという名前だったので、こちらも“ナン”の音を残した感じ。宝塚では朝夏まなとが演じたが、ラスボスっぽいイメージはなかった印象。


神楽清(かぐら・きよし)…新井浩文が演じる。暖の会社の先輩で、出世の邪魔になる暖を、南条を利用して排除しようとする男。原作ではダングラール。グラールが“カグラ”に転化したってことかな。宝塚では悠未ひろが演じ、哀れな末路が印象的だった。


入間公平(いるま・こうへい)…高橋克典が演じる。警視庁の公安部警察官。無実と知りながら暖を牢獄へ送った男。原作ではヴィルフォール。ヴィルが“イル”に転化した感じ[exclamation&question]宝塚では蓮水ゆうやが演じ、はからずも父とナポレオンの関係を隠すために正義に目をつぶった男の苦悩がひしひしと伝わる好演だった。


目黒(めぐろ)すみれ…山本美月が演じる。暖の婚約者で、彼の無実を信じながらも、三人の男たちの罠によって地獄の苦しみを味わう女性。原作ではメルセデス。なんとなく全体で“メルセデス”っぽい名前になっている気がする。宝塚では実咲凜音が演じ、不幸にめげずに息子を育て上げる才色兼備な女性になっていた。


今回のドラマでは、2003年から2018年の15年間という設定らしい。私的には、子会社に出向したのがちょうど2003年だったから、そこからの15年って、すごく濃い時間に感じている。その間のさまざまな社会の出来事(リーマンショックや、東日本大震災など)が、どんな風に罪びとたちの人生に影響したのか、もしっかりと描かれているといいな[るんるん]


新井さんのコメントは、(「刑事ゆがみ」の浅野忠信さんみたいに)賞を取りたいです、とすごくシンプルな一言だったので、賞を取れるような脚本、お願いしますね[exclamation×2]
ダングラールは、そもそもの悪事の計画者ではあったんだけど、妬みはあっても根強い恨みがあったわけではないから、悪役としても、復讐のターゲットとしても、だんだんフェルナンの方が中心人物になっていく、という残念な役ではあるんだけど、すべてを奪われた惨めな姿がとてもステキだったので、その辺を期待したいと思っております。


春はこのドラマ、イチオシで応援しようと思います。


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ゲットしました! [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

とうとうゲットしました!


続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)

続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2017/12/29
  • メディア: 単行本


昨年末発売された「続日本100名城公式ガイドブック」、近所に売っていなくて、あちこち探したのですが、ようやく見つけました[黒ハート]


100名城もまだ1/3しか行っていないのに…でも、こういうのって「ついで」に何城か行けるものだったりもするので、買ってしまいました。


しかし、山城とか多いから、攻略、悩むなぁ~[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)](危険ですからね)


最初のスタンプはどこになるかしら[exclamation&question]


ちなみにスタンプは、4/6(城の日)以降に押印可能だそうです。


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「カブキブ!」大好き [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

今日は、私の大好きな本を紹介したいと思います。



カブキブ!  1 (角川文庫)

カブキブ! 1 (角川文庫)

  • 作者: 榎田 ユウリ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/08/24
  • メディア: 文庫


こちら、榎田ユウリさんの「カブキブ!」。
高校生男子、来栖黒悟くんが、高校の部活として歌舞伎をやりたいという、ほとんど無謀な思いを実現させていくというストーリーで、全7巻。入学の頃から始まったので、卒業するまでやるかなーと思ったら、2年生で終わってしまった…
高校の部活なので、歌舞伎部といっても、女子部員がいる。難しい書割りなんかは、パソコンに強い部員のCG技術でクリアしたり、コスプレ作りの名人が衣装を担当したり…と、アイデアも面白いし、登場人物もみんな個性的。


雑誌の連載とかではなく文庫スタートの作品だったので、最初は本屋の店先に1巻と2巻が平積みされていたのが出合い。
その後、3巻が出た時は、検索に引っかかって購入できたものの、そこからぷっつりと情報がなくなり…しかし、それは、私の探し方が下手だっただけで、私が見失っている間に、深夜アニメにまでなっていたのでした…[あせあせ(飛び散る汗)]


同じ本屋の棚で偶然発見した時は、既に6巻まで出ていたのでした[爆弾]


二度と同じ失敗をしないように、そこから榎田さんのツイッターもフォローし、発売日に7巻を購入、一気に読み終わったのでした。
最後まで本当に面白かった~[るんるん]


その後もう一度1巻からゆっくり読み直し、やっぱり面白い[黒ハート]と、じわじわ感じているところです。


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映画「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

パルコが仕掛けた映画×演劇×小説のコラボ企画が「ネリー・アルカン」だ。(ディスカバー・ネリー・アルカン、略してDNAという企画らしい。)
私は寡聞にして知らなかったが、カナダに36歳の若さで縊死した女性作家がいた。その筆名がネリー・アルカン。1973年に生まれた彼女は、元高級娼婦。その経験をもとに書いた半自伝的な小説「ピュタン」で2001年に文壇デビュー、一躍時の人となった。
その経歴や、彼女自身の美貌もあって、小説というよりは、ネリー・アルカン自身が注目され、話題になることが多く、肝心の小説は、デビュー作以上のヒットに恵まれないまま、8年後の2009年、自宅アパートで縊死した。


松雪泰子や霧矢大夢が出演する舞台「この熱き私の激情」は、ネリー・アルカンをテーマにした舞台だが、その上演と同じ時期に、この映画の上映、そして、デビュー作「ピュタン」の発売…パルコ、やるなぁ…[わーい(嬉しい顔)]
「この熱き私の激情」のチケットを購入すると、映画のチケットがついてきたので、ラッキー[揺れるハート]とばかりに、恵比寿ガーデンシネマまで行ってきました[るんるん]恵比寿ガーデンプレイスには何度も行ったことがあるが、映画は初めて。コンパクトだけど見やすく、落ち着く劇場だった。


さて、映画の中身ですが…
ヒロインのネリー・アルカン(ミレーヌ・マッケイ)は、幼い頃から異性への興味が強かったが、あまりモテるタイプではなかった。ただ、妄想力がハンパなかったのは間違いなく、経験と想像を駆使して小説家への道を歩み出す。映画は、化粧っけなく、いつもパンツスタイルで髪をひっつめている小説家のネリー・アルカン、恋と薬物に溺れる黒髪のヒロイン、エスコートガールと呼ばれる高級娼婦のシンシア、そしてセクシーアイコンとしてネリー・アルカンの代わりに人前で奇抜な行為を重ねるブロンドの美女、マリリン…少女時代のネリーを含め、これらの女性たちが、交互にそれぞれの物語を進めていく。
少女時代を除いて、すべてマッケイが演じているため、この女性たちはどこかで一人の女性に集約されるのか、と思ったが、彼女たちはそれぞれの世界で自己崩壊し、同じように死の世界に引き込まれていく。
なぜ、こうなっちゃったのかな…と思うに、彼女たちは、(実際には、ネリー・アルカン自身が)「自分がどうしたいか、どうありたいか」より、「他人からどう見られているか」の方に絶対的な価値観を見出しているからではないだろうか。
エスコートガールになりたての頃、ネットに書かれている客の男たちの娼婦評を満足そうに眺めているシンシアと、発売された本を宅配しに来た配達員の若い娘にネリー・アルカンであることがバレた時、「小説は全部読んでいるけど、デビュー作が一番好き」と言われた時の複雑な表情のネリーと、客から会った瞬間に「ババァだな」と言われた時のシンシアと…[もうやだ~(悲しい顔)]


人は誰も他人からの評価が気になるものだけど、それがすべてになってしまうと、自己崩壊しか残っていない気がする。


けっこうパズル的な難しい映画だったが、ネリーの心象風景に少し踏み込めたような気がした。
デビュー作が一番売れた作家、作品よりも派手な私生活が注目される、そして夭折…女版、21世紀版のフィッツジェラルドだったのかな…なんて感じた。だから、惹かれるのかもしれない。


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「斉木楠雄のΨ難」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

新井浩文が出演しているということで、「斉木楠雄のΨ難」を見てきました。


以前鑑賞した「銀魂」同様、少年マンガ原作なので、新井さんが出てなかったら、まず見てないわ(笑)


でも、めっちゃ面白かった[わーい(嬉しい顔)]


橋本環奈ちゃん演じる美少女・心美が、名前とは正反対の性格ブスすぎて、笑いが止まらなかった。


新井さんは、ケツアゴの燃堂力役。史上最高のバカ…という設定で、本人は気づいていないが、ものすごい運動能力を持っている…らしい。すごいメイク(ケツアゴだけでなく、眉も髪もすごいことになっていた!)だったが、映画が面白かったから、まいっか。


「銀魂」同様、福田雄一監督作品。
この人の作品は、ハズレがないなぁ~[グッド(上向き矢印)]


(WOWOWの「グリーン&ブラックス」も楽しく観ています。)


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「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

大好きな東野圭吾さんの小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が映画化されたということで、見てきました。 ネタバレもあり、辛口もあり、なので、これ以上は自己責任にて「続きを読む」からお入りください。

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「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

すごい長いタイトル…[あせあせ(飛び散る汗)]でも、最近、私の御用達映画館は、自動券売機になったので、作品名を言わなくてもチケットは買えるのだ。


というわけで、行ってまいりました。


さて、水原希子が「出会う男すべて狂わせるガール」であることには、異論がない。
この映画を見る前に、映画の宣伝も兼ねた、「美酒呑み」(BSフジ・『美しき酒呑みたち』)を見た。
メンバーは、主演の妻夫木聡さん、水原希子ちゃん、そして大根仁監督。(ご存じない方もいらっしゃるかも[exclamation&question]なので一応書きますが、この番組は、新井浩文氏がメインになって、各地の美味しい飲食店を回るという、旅番組[exclamation&question] 一応、放送されたものはDVDにもなっているので、ゆるい酒呑み姿をぜひ、ご覧ください[黒ハート]


今回は、最初、新井さん、妻夫木さんでスタートし、途中で希子ちゃんが加わって、三人で広島名物筆の博物館みたいなところに行った。(呑みだけでなく、観光もあるのです。)
で、そこには、超高い化粧筆が売っていた。
1万円超えの化粧筆を、希子ちゃんは、ごく普通に新井さんにおねだり[ひらめき]
そして、よくわからないやり取りの後、新井さんは化粧筆をプレゼントしていた[exclamation×2]
さらに、飲んでいる時。妻夫木さんが「やっぱ嫁に買ってあげたいから、明日、もう一度あの店に行っていい[exclamation&question]」と言い出す。ありがちー[わーい(嬉しい顔)]すると、希子ちゃんが真顔で、「あ、わたし、ロケ前にプレゼントしてもらったのがホテルにあるから、よかったら、それ、あげる[るんるん]」と言い出す。 それを聞いた新井さん、「持ってたのにねだったのか[exclamation&question]」とキレかかるものの、希子ちゃんは、むふ[キスマーク]みたいな顔をしている。
そして、飲みながら新井さんに、「私ともっとキスしたくて、NG出したよね」と、言い出す。新井さん、一瞬、「は[exclamation&question][むかっ(怒り)]」という顔になるものの、ここでマジになると男を下げる、みたいな空気が醸成されたので、全力では反論しない。そして、希子ちゃんペースに話は進んでいく。恐るべし、魔性の女・水原希子[爆弾]
でも、豪快に食べて飲む希子ちゃんが、マネージャーさんに、ぽっこりしちゃったお腹を隠すものを所望する辺りは、とっても人間味があって、私も希子ちゃんマジックに嵌まっていた。


大根監督も、希子ちゃんを前にデレてるし、そういうのをずっと見せられていると、水原希子は、「出会う男すべて狂わせるガール」で間違いない[exclamation×2]と思えるのだった。


閑話休題。おしゃれライフスタイル雑誌の編集部に入ったコーロキ(妻夫木聡)は、取材で知り合ったファッションブランドのプレス(広報担当)、天海あかり(水原希子)の可愛さに一目惚れ。高嶺の花と思いきや、あっという間に二人はオツキアイ決定!
ところが、実はあかりは、先輩の編集・吉住(新井浩文)の彼女だったことがわかり、最初から修羅場に。
そして、付き合ううちに、やがてコーロキにも、あかりの難しさがわかってくる…[バッド(下向き矢印)]
そして最後は大人の男性として尊敬していた編集長(松尾スズキ)まで、あかりに骨抜きになっていたことがわかり、ラストシーンは三つ巴の刃傷沙汰。
かなりぶっとんだ内容の映画だった。


個人的には、新井さん愛が深まる内容だったが、それはともかく、水原希子がすごい[exclamation×2]
アップとローアングルを多用した、かなり趣味に走った映像をものともせず、自身のプロモーション映画にしてしまう勢い。
まさに、狂わせるガールの面目躍如。露出もすごいのだが、どの角度から撮っても美しい。
さらに、キスシーンが素晴らしい[ぴかぴか(新しい)]こんなキスシーンは、日本映画で見たことがない。コーロキくんとの最初のキスシーンが、彼の下唇(だったかな[exclamation&question])をそーっと挟み込む、ですヨ[キスマーク]
妻夫木さんとが一番多いけど、新井さんとか、松尾さんとも、それなりにラブシーンがあって、松尾さんなんか、耳を舐められたりしてるし、妻夫木さんともかなりディープなキスをしているんだけど、映像が本当に美しく、しかも、ここ重要なんだけど、かなりアップであっても、唾液がつーっとなることはないし、汗だくになったりもしない。


とてもセクシーなんだけど、リアルじゃない、でもとっても素敵なラブシーンだな~と思って、その点でも希子サイコー[かわいい]でした[わーい(嬉しい顔)]


美しい、そして毒のある映画、でもって、少しホラーでもあり、最後はフランス映画のようだった。満足です。


もし、DVDで観てみようかなという方がいらしたら、その時は、出ているハズの「美酒呑み」九杯目か十杯目かのDVDもセットでご鑑賞ください。


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「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

バレエ・ダンサーのドキュメンタリー映画を見てきました。
この映画は、全国一斉公開とかではなくて、少ないプリントを限定期間上映しては、全国ロードショーしている映画らしく、知人に「見たよ~」と言ったら、「え、今頃やってる映画館が[exclamation&question]」と驚かれた。7月くらいからやっている劇場も多かったのですね。


ポルーニンは、ウクライナ出身。
1989年生まれとのことなので、生まれた時は旧ソ連がまだあったけど、彼がバレエの才能を発揮した頃には、ソビエト社会主義が崩壊した後だった…と。ソ連時代なら、才能さえあれば、貧しくてもピックアップされてボリショイバレエでスターになることが可能だったと思うけど、もはやそういうこともなく、セルゲイにバレエを続けさせるために、家族はバラバラに出稼ぎに行くことに。
セルゲイは、家族の期待を一身に背負ってバレエを続ける。その甲斐あって、史上最年少でロイヤルバレエのプリンシパルに就任。でも、その裏で両親は離婚し、セルゲイは、レゾン・デートルを失ってしまう。
上半身裸で踊ることも多いバレエ・ダンサーでありながら、全身に入れ墨をしたり、突然ロイヤルを辞めてしまったり。モスクワで再び活動をしたかと思ったら、引退宣言したり。


踊ることを神から運命づけられた人間だけが持つ孤独。
とはいえ、とにかく彼が踊る姿は圧巻。もちろん、映像の焦点がセルゲイに当たっていることもあるのだが、バレエの映像でありながら、プリマ・バレリーナに全然目が行かない。
神の跳躍[exclamation×2]
地上に降りた天使[exclamation]
一人の人間として大いに苦悩するセルゲイと、今そこで神に愛でられているダンサーが重ならない。
でも、楽屋に密着すると、痛み止めの薬を飲みまくり、心臓が止まるかというほどの荒い息をする若者がそこにいて…オペラ座バレエ団の定年は40歳だと聞いたが、これだけのプリンシパルはとても40歳まで踊り続けることはできないだろうな…とも思う。
現在29歳のセルゲイが、この先、どういうダンサーになるのか、テクニックから表現へと転身し、一日も長く踊ることを選ぶのか、命の限り神の跳躍を続けるのか…[exclamation&question]
バレエを熱心に見ていたのは20年以上前なので、こんな素晴らしいダンサーの存在を知らず、惜しいことをした。


ほんと、見てよかった。


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「関ヶ原」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

昨年の大河ドラマ「真田丸」で、石田三成熱が再燃した私、封切翌日に見に行きました[exclamation]


原作は、天下の司馬遼太郎様。原作に敬意を表して、原作の最初の部分を踏襲するところから映画は始まる。そして、有名な三献茶のシーンから一気に秀吉(滝藤賢一)の晩年へと話は進む。滝藤は怪演だったが、大河を見慣れていたからか、天才か狂人か…という、大人物の凡人には理解できない面が強調され過ぎていて、この人の遺志を守るためにすべてを投げ打とうと思えない。
もちろん、大河ドラマは1年間の物語であり、秀吉周辺の話だけでも、この映画の10倍程度のエピソードを盛り込める。ある程度、要点だけで作らねばならない「映画」では、大河ほど人物を作り込めないというのはある。
しかし、理不尽大魔王の秀吉に対して、亡き関白秀次の妻子すべてを処刑する座に、まだ秀次への目通りも済んでいなかった側室は除外していいのでは[exclamation&question]と進言する三成(岡田准一)。そんな三成に、秀吉は、三献茶のあの時、生意気な少年を斬って捨てるか、家来にするか、自分は少し考え、その結果、今のお前がある。斬って捨てていれば、そんな生意気な口もきけなかっただろう。そのように、天下人は、他の者の生殺与奪の権を握っているのだ、と言って笑う。三成は、それ以上の進言を控え、処刑は実行される。その現場で、小早川秀秋はいたたまれなくなり、秀吉へのわだかまりが生まれる。三成は、側室に同道した忍びの女(有村架純)を助け、なんか、いいことをした気になっている。(語弊)
この時点で、私は、三成が大義とする秀吉の暴君っぷりに、もはや、この人の存在を大義とする物語には賛同できないと思った。
(日本のいわゆる朱子学的道徳では、家臣が主君の人格を評価するとかあり得ないので、どんな主君であっても、従うことが美徳というのは、わからないでもないが、そのような主君に対しては、死してなお、盲従はしないものだ。)
しかも、一方の徳川家康(役所広司)は、人間として実に魅力的に描かれている。いやー、こりゃ、東軍に入りたいと思うだろ、誰でも。


秀吉も、三成も、大方の描き方は、大河ドラマと同じだと思う。三谷さんは、司馬遼太郎を基本的に踏襲してキャラを作ってるんだな…と感じた。もちろん、それだけじゃないだろうけど。違いは、「可愛げ」ズバリこれ[exclamation×2]大河には、それがあった。非情でも無茶でも、キャラに可愛げがあった。だから、だめな主君とか、ボケてる[exclamation&question]とか思っても、大義を旗印にする三成に賛同できた。今はそうでも、秀吉と三成の間には、かつて人間同士のたしかな心のつながりがあったからだ。人間味溢れる秀吉と、その本音をごくわずかな相手にしか見せない三成の間に。
今度の三成は、可愛げじゃなくて、「恋心」を人間味として描いている。だから、ますます、腹が立つ。今はそれどこじゃないだろ。


出演者は、みなさん嵌まり役。
特に役所は、家康の凄味と可愛げの両方を見事に体現、器の違いを見せつけた。
また、島左近役の平岳大が素晴らしかった。これまで、豪快な父親(平幹二朗)に対して、どちらかというと怜悧な役を演じてきた岳大が、父親の魂が下りてきたかのような、豪胆な島左近像を演じて見せ、まだまだ隠れた才能があるに違いないと思わせてくれた。
島津入道義弘(赤麿兒)や、赤耳(中嶋しゅう)が作品を奥深いものにしていたし、小早川秀秋(東出昌大)が最大の裏切者の内面の葛藤を余すところなく伝えている。
岡田の三成は、オールラウンドプレーヤーすぎて、それが却ってこちらの感情移入を妨げた感じ。岡田のせいではないから、もったいないなぁ~と思った。


合戦の迫力は、さすが[ひらめき]大画面の隅々まで兵士がいて、これを見るだけでも千円の価値はあると思った。レディースデーなら元が取れる[黒ハート]三成好きには…うーん……可愛げ、ください…[もうやだ~(悲しい顔)]


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