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「言葉の奥ゆき」(3) [┣Studio Life]

(2)はこちらです。


(3)は、My2回目の、トークスペシャルから。


「言葉の奥ゆき」公演楽前日、最後の(4回目の)トークスペシャルが開催された。
前説、送り出しは、関戸博一が担当。曽世が前説の時は、トークスペシャルでは携帯電話など音の出る機器のOFFは「自己責任」と言っていたが、今回は、その曽世が出演するので、もし携帯が鳴ったら、「出ちゃうかもしれないので、OFFしてください、自衛のために[exclamation]」という案内。
グッズの紹介もしていたが、この日の13時公演で、牧島さん製作の「まきお」アクキーは完売したとのことだった。


おくゆき2.jpg


グッズはこんな感じ。右側が「まきお」600円。左がおいちゃんの描いた「イラストポストカード」2枚で400円。


トークスペシャルの出演は、曽世海司、松本慎也、仲原裕之、久保優二
この回も、オクユキストを目指して、4人がガチバトル。
曽世がハイテンションで司会兼参加者として頑張っていて、松本がそれを完璧にフォロー、仲原が忠実について行っているのに、完全にマイペースのテンションを貫く久保が面白すぎる。
新しい言葉(その場でカードを引いて出た文字を合わせて単語を創作)の意味を即興でさも知っているかの如く言ってのける、というゲームが面白かった。これ、初日もやっていたゲームなのだが、サイコロで文字数を決めていたので、「5文字」の単語ばっかりになったこと、「ぴゃ」とか「にゅ」とかの言葉がたくさん出てきたことで、分かりづらかった。その辺は「5」「6」が出てきても「4文字」とする、というルールを作ったりして改善、より面白くなったと思う。
松本が、どんな単語も「愛媛の方言」と言い張るのが、意味とは別に面白かった。
あと、仲原が真顔で嘘をつく、というか、本当のことを言っているっぽさがたまらない。ちなみに、その真顔で嘘をつくところが素晴らしいと褒めてくれて、「そこを伸ばしたらいい」と勧めてくれたのは、オノケンだったらしい。


結局、最後の一問で、それまでずっと一位を死守していた仲原に代わって松本が優勝[exclamation×2]
劇団における仲原のイメージ通りの結末と言ったらダメかしら…[あせあせ(飛び散る汗)]
なにげに、4人全員が出身地(曽世=宮城、松本=愛媛、仲原=沖縄、久保=福岡)をさりげなくアピールしていたところも面白かった。


そのまま、19時開始の朗読公演にも参加。
この回は、また倉田さんが案内役として参加。


で、朗読は、


関戸博一「皮膚と心」(太宰治)
曽世海司「きりぎりす」(太宰治)


関戸の「皮膚と心」は、二度目の鑑賞。初回よりも、役に寄っていたかなー。倉田さんとのトークの時に、一人称は、自分がどの辺に立っているのがいいか、とても難しいと語っていた。一人称の朗読は、一人芝居とは違う。どこまで地の分に感情移入するか、役者として、その配分は悩むところかもしれない。


曽世の「きりぎりす」は、今回、初めて聴いた。
倉田さんが、それぞれの役者に作品をアテていったと聞いたが、なるほど、この小説は曽世が語ると映える。
「皮膚と心」も女性の一人称小説だが、少し趣が違う。
「皮膚と心」は、書き手が女性で、自身の経験を書いたという体で進んでいく。「きりぎりす」は小説だが、一人の女性が夫に三下り半を突きつける、その話し言葉をそのまま写し取っている、という体で進んでいくのだ。
それゆえ、か、曽世の個性か、完全に「一人芝居」状態で、ヒロインの感情の起伏そのままに、曽世は語りを進めていく。とはいえ、とても物静かなヒロインなので、激昂したり…ということはない。静かに怒り、静かに沸点に達し、静かに別れを切り出す。
その女の情念が、じんわりとした恐怖になって、私を包んでいった。曽世、おそるべし[がく~(落胆した顔)]


若手メンバーによる詩は、仲原裕之、久保優二が担当。
グールモンという詩人の詩を翻訳したものが、とても印象的だった。


入口で、当日出演者からの栞の束をプレゼントしてくれたのだが、これ、かなり嬉しかった。


おくゆき.jpg


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「言葉の奥ゆき」(2) [┣Studio Life]

(1)はこちらです。


では、My初日の夜公演、トークスペシャルから。


「言葉の奥ゆき」公演2日目、最初のトークスペシャルが開催された。
前説、送り出しは、16時公演同様、曽世海司が担当。開始前に携帯電話など音の出る機器は必ずOFFしてください[exclamation×2]と、今回は“朗読”なので、かなり厳しく言っているのだが、今回はぐだぐだが予想されるトークということで、「各自の判断で。ただし、鳴ったら出演者の餌食になります」という案内だった。
出演は、笠原浩夫、及川健、岩崎大、関戸博一
この四人は、この日2回行われた「言葉の奥ゆき」本公演の方で、それぞれ朗読を行っている。
もとが小説なので、長さは一定ではない。笠原・及川は40分強、関戸が30分強、岩崎が10分強…だったかな。長さの差は、倉田さんとのトークで埋めるらしい(笑)
そして、トークスペシャルの方は、倉田さん抜きの完全に自由空間。
一応、この公演の感想とか、苦労した点とかを語ったりもしていたが、その後は、この四人の中で誰が一番「奥ゆき」があるか、オクユキスト決定戦というゲームとなった。それぞれのゲームの勝敗で、ランクが変わり、ゲーム「大富豪」のように、座る椅子を変えたり…けっこうバタバタだったが面白かった。
本の朗読に関するトークだったので、4人がおススメの本を紹介したコーナーも面白かった。真顔で「週刊ベースボール」を紹介した笠原さんが圧巻だったけど。特に、長嶋さんと王さんの“雑談”が載っている[ひらめき]という名言は忘れられない。(実は対談?)
さまざまなゲームの末、オクユキストの座は、おいちゃんが死守。やっぱり可愛い人には甘いな、みんな(笑)
辞書を引いてテーマに相応しい言葉を選ぶ、というゲームがひそかにツボでした。


次に行ったのは、朗読を2回行ったおいちゃんの2日目。
この回は、案内役が倉田さんではなく、曽世海司
そのため、前説、送り出しは、代表の藤原啓児が行っていた。必ず倉田さんか代表が登場するという設定は、それだけ、この企画が大切ってことね、と思った。


この日の朗読は、


岩崎大「律子と貞子」(太宰治)
及川健「日の出前」(太宰治)


岩崎の「律子と貞子」は、三浦という青年の“二人の女性のどちらと結婚すべきか”という、命題に筆者が辟易しつつ付き合うという内容。
三浦と、三浦の妹・節子は、血の繋がらない遠い親戚筋の姉妹、律子と貞子と家族ぐるみの付き合い。姉妹が、遠方の女学校に通っていた時、三浦の家に下宿して親しくなった。
三浦は、徴兵検査で、極度の近視が災いし“丙種”という評定になってしまった。それで、くさって、田舎の学校の先生になることにしたが、それに当たり、姉妹のどちらを選ぶべきか…と悩んでいるという。
話を聞いていると、姉妹は二人とも三浦のことが好きなんだろうと思われる。姉の律子は、その思いを押し隠し、妹の貞子は全身で好意を表現する。好き過ぎて、はしゃぎすぎて、少々うるさい感じはするが…。筆者は、聖書のルカ伝を三浦に読ませ、示唆を与えたつもりになるが、結局、三浦からは、姉の律子と結婚することにしたという手紙が来る。
筆者が義憤にかられ「読者は如何に思うや」と書いたところで、物語は終わる。
女優・岩崎の貞子トークが、なんともウザ可愛くて楽しい朗読だった。


及川の「日の出前」については、(1)に詳しく書いたので、そちらをご覧ください。
2回目とあって、前回よりさらにノリノリの朗読だった。
及川の朗読、各登場人物のセリフ部分ももちろん、演じ分けが素晴らしいのだが、淡々とした地の部分の朗読が、すごくよかった。情景がハッキリと浮かび、次はどうなるの[exclamation&question]と、一度聞いている話なのに、再びワクワクしてしまった。ファンということもあるが、やっぱり、及川健の表現が素晴らしいのだと思う。


若手メンバーによる詩は、松村泰一郎、田中俊裕、千葉健玖の三人が、谷川俊太郎の詩を4つ披露してくれた。
松村くんが、担当した「座る」という詩を、自身のお父様の好きな詩だと紹介していて、それを読めるって幸せだなぁ~なんて思った。素顔の松村くんがかなりイケメンだったので、(女子や子役として可愛いことは知っていたが)外部公演、観てみようかな…なんて思った。


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「言葉の奥ゆき」(1) [┣Studio Life]

Studio Life ≪Jun企画≫
言葉の奥ゆき―KOTOBA NO OKUYUKI-


演出:倉田淳
美術・舞台監督:倉本徹
照明:倉本徹
演出助手・音響:宮本紗也加
音楽協力:竹下亮


スタジオライフが、初めての企画、“朗読”ステージをやり、及川健も出演する…ということで、もちろん[黒ハート]行って来ました。


My初日は、4月22日。16時公演と、19時からのトークライブを見てきました[るんるん]


まず、16時公演。
≪Jun企画≫の企画者、倉田淳氏から、企画意図や作品紹介があった後、朗読者が呼ばれ、椅子に座って朗読を行う。
この企画のために、倉本徹氏が張り切って作ったセット。それだけでドラマが生まれそうなセット。客席も板張りの上にパイプ椅子…と、いつもとは様子が違う。この板張りの板は、「ファントム」の時の舞台上に敷かれていたものだそうだ。
たしかにバミリがしてある…[わーい(嬉しい顔)]
そして、この日は、かつてファントムの母・マドレーヌを演じた二人の女優が、朗読者として登場することになっていた。


関戸博一「皮膚と心」(太宰治)
及川健「日の出前」(太宰治)


関戸の「皮膚と心」は、女性の一人称で描かれた小説。
彼女は、あまり容姿に恵まれていなかったらしく、そのせいで行き遅れになりそうなところを、バツイチの男性と縁があって見合い結婚をした。夫は優しく、某化粧品会社のトレードマークのデザインをしたくらい有名な、今で言うところのグラフィックデザイナー。
ある日、肌に小さな吹き出物が出来、そこをこすったりしたために、全身に広がって大変なことになってしまった主人公が、医者にかかるまでの心の動きを書いている。
どこまでも限りなく広がる妄想を丁寧に描いているのが面白かった。
関戸は、やわらない語り口で、この夫婦の日々の生活を余すところなく表現していた。語り手の女性の、夫の前に裸身をさらして吹き出物を見てもらうことに恥じらいより安心感を感じているところや、再婚である夫が自分以外の女性を知っていることへのやり場のない嫉妬など、なんだかもう、聴いていて「御馳走様」的甘ったるさを感じさせる小説だが、そんな純情な新妻の雰囲気がよく出ていたと思う。


及川の「日の出前」は、戦時中に起きた、とある殺人事件に至るまでの、とある一家の物語を丹念に描いた小説。こちらは三人称で、どこかルポルタージュ風でもある。
及川は、父親・母親・兄・妹の一家だけでなく、女中・兄の友人たちなど10人ほどの人物を演じ分け、一家の崩壊していくさまを、悲惨な形でなく、エンターテイメントとして聞かせた。最後の、妹・節子の一言は、女優・及川らしい圧巻のセリフ回しだった。
兄・勝治も実に生き生きと造形していたが、こういう役(長身で乱暴者)は、朗読だからこそ及川に回るんだよなぁ~と、この企画に感謝した。


関戸が40分弱、及川が40分超という、長い朗読だったが、飽きさせず、楽しく見せてくれたのは、さすがだと思った。


その後、若手メンバーによる詩が披露された。この日は、澤井俊輝鈴木翔音の二人が登場した。
若手たちは、マイクの前に立って、短い詩を読む。その短さがまた鮮烈でよかった。


トークライブの模様は、また別記事で。


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「エッグ・スタンド」観劇 [┣Studio Life]

「エッグ・スタンド

原作:萩尾望都
脚本・演出:倉田淳

美術:乗峯雅寛
舞台監督:倉本徹
照明オペレーター:石坂晶子(SLS)
音響:竹下亮(OFFICE my on)
衣裳:竹内陽子
衣装協力:森山朋子
ヘアメイク:川村和枝(p.bird)、望月香織
振付:YOSHINORI
大道具:俳優座劇場
小道具:高津装飾美術
演出助手:宮本紗也伽
宣伝美術:近田火日輝(fireworks.vc)
スチール撮影:山口真由子

デスク:武井啓子、宮崎千琴
制作:大野純也、八木澤元気、武内奈緒
制作協力:東容子、小泉裕子、馬場妙子
『エッグ・スタンド』サポートチーム:関戸博一、牧島進一
協力:小学館・城章子、中川佳子、長尾竜之

1月はイベントだったから、今年初めて観るスタジオライフの芝居。
なんだろう、ライフは今、すごく変化している気がする。
この「エッグ・スタンド」の上演許可は、「メッシュ」上演時に取り付けているという。10年前だ。
その頃、今より10歳若い山本芳樹曽世海司が演じた「メッシュ」は、ありえないシロモノだった。私的に。
今回は、笠原浩夫が26歳に、久保優二が17歳に、そして山本芳樹が14歳位にちゃんと見えた。いや、見えたんじゃない。修正したのだ、私の脳が。山本の役が少年というのは、服装とヘアスタイルから想像できたので、まず「少年」と思いながら観た。そしたら、少年にしか見えなくなった。笠原久保は、劇中で役の年齢を公表するので、その瞬間に想像していた年齢から修正した。と言っても3~4歳若くしただけだ。
思えば、「Daisy Pulls It Off」の時、笠原デイジーの姿に違和感なく感情移入できたのも、作品が入れ子構造だったからではなく、私の脳に変化が起きていたからだったのかもしれない。こんなにたやすく脳内補正ができるようになったのは、「トーマの心臓」で笠原たちが臆面もなくシュロッターベッツの制服を着てくれたおかげ…[exclamation&question]
少なくとも、「メッシュ」を観劇した10年前までは、イケメン俳優が漫画などの耽美世界を再現する劇団、という認識があった。だから、ちっともメッシュじゃない、ミロンじゃない役者たちを残念に思った。
でも、この10年の間に、世の中、イケメン役者だらけになって、歌って踊れる2.5次元俳優が漫画やゲーム原作の舞台をガンガンやっている。ライフはもはやビジュアル売りの劇団とは言い難いという現実もある。
そんな中、もともと女性役も男優が演じているという特色をさらに生かし、性別と同時に年齢も超越するようになった…のかも。もう、彼らの実年齢と配役には何の関係性もない、というところまで突き詰めたら、それはそれで、私の脳が勝手にそれを受け入れるようになった。歌舞伎を観る時のように。
藤十郎さんが19歳といったら19歳なんだからっ!ってやつ。
(人間国宝と一緒にしてるイタいファン)

さて、「エッグ・スタンド」は、占領下のパリという極限状態の中、偶然出会った3人の短い期間の物語だ。若干推理要素も含まれている。(以下、キャストは、RougeNoirの順に記載)
ある冬の朝、公園で一人の男が殺されているのが発見される。死体処理の間、ずっとそれを眺めている少年(山本芳樹/松本慎也)。偶然通りかかったルイーズ(久保優二/曽世海司)が少年にパンをやると、そのまま付いてくる。行くところがなさそうなので、ルイーズは彼をアパートに住まわせることにする。少年は、ラウルと名乗った。ルイーズは、キャバレー“花うさぎ”で働いている。ラウルは、どうやら男娼で稼いでいるらしい。が、生きて行くことが大事、とルイーズは気にしない。店にラウルが現れたので、ルイーズはラウルを弟だと周囲に紹介する。その夜、事件があり、停電の中、二人はマルシャン(笠原浩夫/岩崎大)に出会う。彼は、ルイーズに自由フランス(ナチス政権の庇護下に入った政権を認めず、ドゴール将軍のもと、レジスタンス活動をしている人々)の地下出版本を渡す。
ルイーズは、ドイツからやってきたユダヤ人の娘で、不法入国者のリストに載っている。ラウルはリストからルイーズを除外したいと願い、マルシャンは一斉摘発の前にルイーズを国外に逃がしたいと思う。そして、マルシャンは、一連の殺人事件がラウルの仕業だと疑っていた。
しかし、ルイーズは早まった摘発を逃れようとして屋根から転落し、ラウルを撃ってその命で罪を清算させたマルシャンは、解放を前に一人になった。しかも、そもそもロンドンの空襲で彼は妻子を失っているんだよね、切ない[もうやだ~(悲しい顔)]

で、この舞台「エッグ・スタンド」は、そういう占領下のパリをスケッチすることで、“戦争にはひとつもいいことなんてない”というメッセージが伝わればいい、という作りになっていると思う。
「PHANTOM」だったら、“彼”の物語を丹念に描くことで、他の誰でもないエリックという個人の人生を知ってほしい、という作りになるわけだが、「エッグ・スタンド」のマルシャンやルイーズの後ろには、多くのマルシャンやルイーズがいて、少しはラウルもいたかもしれない。そんな多くのマルシャンやルイーズの哀しみの果てに、パリは解放された。だから、三人の登場人物は、ある意味、記号的な存在でいいんじゃないか、そういう時、ライフ役者たちの本来のキャラクターは無視できるのではないか、素材として台詞を伝える存在、それなら劇団のスターを配置した方がいい…そういう割り切りが、私に歌舞伎的な視聴感覚をもたらしたのではないかしらん。
あくまで、私の感覚では、この公演は、違和感なく観劇することができた。今、「メッシュ」を上演して同じ感想になるかは、わからない。(そういえば、私、原作を読んだ記憶がなかった。時期的に読んでいるハズなのだが…。そういうことも影響してるかも[exclamation&question]

では、出演者感想
<マルシャン>
26歳。自由フランスのレジスタンス活動家。ロンドンの空襲で妻子を失った。
笠原浩夫…占領下のパリで、それでも人の心を失わずに生きている青年をまっすぐに演じている。彼が26歳と言ったら、26歳という言葉は嘘ではなくなる。ラストシーンの冬の情景が絵のようだった。
岩崎大…少し芝居しすぎ、というか感情入りすぎだったかな、と思う。それが邪魔に感じたし、彼を26歳から遠ざけていた。一夜を過ごした後、手紙を残していなくなるのが、「逃げた」としか思えないのは、なぜなんだろう[exclamation&question]その一方、裏側で演じたガウン姿のSSの男が素敵過ぎた。胸元はだけてるのがいやらしくて…[るんるん]

<ルイーズ>
17歳。ユダヤ系ドイツ人。不法入国したパリで、キャバレー花うさぎのウェイトレスをしている。
久保優二薄倖の美少女。衣装がどれも良く似合っている。ラストに至るまでのさまざまなエピソードが、久保を見て書かれたんじゃないかと思うくらい、すべて嵌まっている。可愛かったー[ハートたち(複数ハート)]
曽世海司…演じきれるとは到底思えなかったが、嵌まっていた。透明感があって魅力的。メインで着ている衣装も久保と同じものだが違和感ない着こなし。でも花うさぎの衣装と、ガウン姿は微妙だったかも。裏側で演じた未亡人が美しすぎた。

<ラウル>
14歳くらい。母親に溺愛されたことで、歯車が狂ってしまい、それを利用された。マルシャンが引導を渡してやる。
山本芳樹…無理だろう、と思っていたら、これが激嵌まり。劇団の誇るスターとして、しっかりと役割を果たしていた。小柄なことも幸いしていたかな。世間的な感覚と自分の感覚の間のズレを「わかんない」と悩んでいる姿が、激カワでした[るんるん]
松本慎也…松本の定番の少年、って感じ。可愛いよ、可愛いって知ってるだろー、お前…という感じで、少々苛立つ。それゆえに、あえて、松本を配役しなくてもよかったかもしれない。裏側で演じた花うさぎのボーイがイケメンすぎた。

その他の出演者は、まず、船戸慎士が怪演。萩尾作品によく登場する色気のある悪役っぽさがたまらない。
藤原啓児もロゴスキー役でラウルの身体に触れるシーンなど、なかなかの味があった。
そして、なんといっても、今回の敢闘賞は、花うさぎのダンサー陣(宇佐見輝・澤井俊樹・田中俊裕・吉成奨人)。キュートで、可憐で、目がいくつあっても足りない。美人じゃないけど可愛い女子の若林健吾が女将にシフトせざるを得ないほど、見事にAKBだ。センターはもちろん、宇佐見アイドルとしての何かを既に身につけている気がする。
宇佐見は、回想シーンに登場するラウルの母親も好演だった。
ジロ役の仲原裕之、バスク爺さん約役の奥田努は手堅い。ハンス役の千葉健玖は、ルイーズに袖にされて拗ねる姿が可愛かった。

世界がどんどんきな臭くなってきた昨今、この作品は、繰り返し上演する価値のある舞台だったと思う。多くの方に観てほしい。
3月24日から大阪公演が始まります。


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「エッグスタンド」新チラシ [┣Studio Life]

エッグスタンド.jpg

これまで萩尾先生の原画を使っていた「エッグ・スタンド」。詳細チラシはこんなのになりました。

珍しくチラシに食いついているのは、ですね…

この顔が隠されているモデルさん、及川健さんなんですよぉ~[黒ハート]

まだ、配役が決まっていなかった頃にポスター撮りだったため、演出の倉田淳氏ご指名で、及川さんがモデルになったそうです。
朗読公演にも出るし…少しずつ、露出があって、感謝[exclamation]


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スタジオライフ「ファンの集い」 [┣Studio Life]

スタジオライフの公式ファンクラブ、「CLUB LIFE」が発足20周年を迎えたということで、成人式をお祝いするイベントが開催された。たしか10周年のイベントにも行ってるよな…私。ってことで、過去記事検索してみたら、ありました。こちらです。
読みに行ったら…10年前と感想が変わってない…[あせあせ(飛び散る汗)]

いや、さすがに、ウチのヒメとは書かないけど…及川さんが舞台に立っている…うれぴぃ…[もうやだ~(悲しい顔)]

今は、芸能活動をお休みされている及川さんですが、相変わらずちっちゃくて可愛かったです[黒ハート]

「CLUB LIFE」発足時、既に劇団にいたメンバーへのインタビューは、機関誌第1号に記載されている本人コメントを晒し、その感想を聞くというもの。ほぼほぼ全員が嘘を書いていたそうです[わーい(嬉しい顔)]
「ファン」という存在に対して、かっこつけちゃったんでしょうかね[わーい(嬉しい顔)]
ちなみに、この第1号機関誌を持っている…という年季の入ったファンも参加されていました。(私がFCに入ったのは、2006年なので、まだ半分の歴史しかありません…[爆弾]
第1号の機関誌は、及川さんが作ったそうです。ワープロで[exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2]
写真とかは、ここに載せてね、みたいな指定をしたりして、印刷屋さんに持ち込んでいたとか…歴史だな、もはや…[ひらめき]

ほかの回では、作品扮装などがあったりしたようですが、決算中なので、状況が見えず最後の回しか申し込めなかった…無念[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

今年は、『エッグ・スタンド』からスタート。新しい一年も、素敵な作品を上演してくれますように。


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「Daisy Pulls It Off」観劇 [┣Studio Life]

「DAISY PULLS IT OFF」

作:デニス・ディーガン
演出:倉田淳

美術:乘峯雅寛
音響:竹下亮(OFFICE my on)
照明:阪口美和
照明オペレーター:中島俊嗣(SLS)
衣裳:竹原典子
衣裳スタッフ:砂田悠香理、矢作多真実
ヘアメイク:MUU
ホッケー指導協力:東京ホッケー協会
翻訳:河内喜一朗
スチール撮影:山口真由子
演出助手:宮本紗也加
大道具:株式会社俳優座劇場
小道具:高津装飾美術株式会社
舞台監督:後藤恭徳(ニケステージワークス)

海外の優れた戯曲を紹介するThe Other Lifeシリーズでスタートし、いつのまにか、本公演のレパートリーに組み込まれた“デイジー…”が帰って来た。
今回は、まさかの「おっさんチーム」と「フレッシュチーム」みたいなWキャストで、さらにプロデュース公演並みの客演者数で、いったいどんなデイジーになるんだろう[exclamation&question]と思ったら、今までで一番感動的なデイジーだった。
劇中、繰り返されるラテン語の「ホネスタ・クアム・マグナ/気高き事は美しき事かな」「ヒンク・スペス・エフルゲット/行く手に希望は輝く」を聞くと、なんかウルウルしてしまう…そんなステキに熱い公演だった。
「Daisy Pulls It Off」は、1927年、グレンジウッド女学院という全寮制のお嬢様学校の創立25周年記念の文化祭が舞台になっている。1927年…わかんないですよね。昭和3年です。この年の9月1日に宝塚大劇場で「モン・パリ」初演の幕が開いた-そういう時代です。
文化祭のステージという体なので、観劇する我々は、1927年の父兄という体です。子どもたちは20世紀生まれですが、親世代は19世紀の人間ですね。エリザベート皇后暗殺とかも新聞で読んだかもしれません。(別に役作りして席に着いたわけじゃないけど[あせあせ(飛び散る汗)]
そして、上級4年生(高校1年生相当)の生徒による演劇「Daisy Pulls It Off」が、その文化祭の今日の演目という設定。出演者は、グレンジウッド女学院の上級4年生と先生方。上演開始前、大騒ぎしながら舞台に上がった生徒たちは、みんな舞台上できゃぴきゃぴきらきらしている[ぴかぴか(新しい)](スタジオライフの「Daisy…」という芝居自体はこの時点で既にスタートしているが、入れ子になっている文化祭公演はまだ始まっていない。入れ子といっても、劇中劇の外枠には、前後の校長訓示しかなく、一般的な劇中劇とは、だいぶ様子が違う。この演劇は、入れ子構造を用いることで、「つくりもの」感をMAXまで高め、そのことによって、逆に、ストーリーに織り込まれた「真理」を深い感動とともに客席に伝えている
演出の倉田氏がロンドンでこの作品に出合った時は、50代のおばさん女優たちが女学生に扮していたそうだ。そんな風に、あえてキャラじゃない人が演じること、素人の学生や教師が演じている体にすること、によって、この芝居の魔法が「かかりやすくなる」のかな[exclamation&question]
と言いつつ、実際に、女学生の中に、原とか藤原とかがいると、やはり恐ろしい…[爆弾]
ライフの公演は、基本がWキャストで、主要な役を演じてないサイドでも出演するのが基本。何の説明もなく、きゃぴきゃぴきらきらしている(しかも、裏キャスト用の鬘も用意していてやる気満々)なおっさんたちは、ひたすら怖いけど、なんか可愛かった[かわいい]
そんな風に思えたら、あとはもう、マジックにかかって突っ走ればいい[わーい(嬉しい顔)]

今回のWキャストは、「Shiny」チームが若手中心、「Mystic」チームが、別名ミスキャストチームと呼ばれるほどのメンバー。笠原がデイジーで「おちびちゃん」と呼ばれるとか、代表の藤原がじょしこーせーとか、何の冗談か、というキャスト。一方、「Shiny」チームも若さはあるものの、客演者が多く、人生初女装というメンバーも多数いる。
そういう構成の「Daisy…」を観ることで、あらためて、この作品の普遍的な魅力に気づくことができたのは、今回の収穫だったかもしれない。それだけでなく、「アドルフに告ぐ」の時に感じた、「スタジオライフという劇団の奇跡的演劇」という面も再認識した。ライフの役者にとっては、男役と女役、若い役と年寄役、二次元と三次元…そんな壁など、存在しないに等しいのだ!世の中には、男優と女優とライフ役者がいる[exclamation]そんなことを強く感じる公演だった。
なんたって、若くてお肌ツヤツヤの美形俳優より、50代であることをカミングアウトしている代表の方が、女子高生なんだもん[黒ハート]見た目じゃないのよね、ハートなの。観客は、ほぼほぼ女性なので、みんなその年代を経由してきている。数年前の人もいれば、数十年前の人もいるけど。そんな過去を思い出すとき、あー、こういう子いたわっ!って思えるのは、みんなライフの劇団員[exclamation×2]それってすごいなー[目]と思った。
あー、でも、もしかしたら、現役女子高生さんは、そうではないかも、とも思う。たとえ数年前でも、「既に郷愁の域に入ってしまった女子高校生」を彼らは演じているような気もするのだ。まるで、自分の学生時代が、「ホネスタ・クアム・マグナ」であったかのような幸福な錯覚…それが、「Daisy…」が愛され続ける理由かもしれない。
公立の学校から、奨学金をもらって私立の名門、グレンジウッド女学院に転校したデイジー。でも、グレンジウッドは貴族やお金持ちの子女が集まる学校で、公立の生徒を受け入れる土壌がない。先生も生徒もこのテストケースをおっかなびっくり受け入れている。
そんな中で起きる軋轢や、宝探しや、ホッケーの試合や、冒険などが、デイジーを本物のグレンジウッド生徒にしてくれる。それはまさに命懸けの冒険になるのだが、1927年という時代のイギリスってこんなだったかも…と思う。「キャンディ・キャンディ」と近い時代だよね[exclamation&question]
最後にずっと行方不明だったお父さんに再会できて、学校に隠された財宝も発見できて、そのお金がデイジー・メレディス基金になって公立に通う貧しい生徒もグレンジウッド女学院に通えるような制度が生まれる。デイジー一人が投げた石は、水面に「ヒンク・スペス・エフルゲット」の大きな波紋を広げていく。
心から楽しくて、あったかい気持ちになれた公演でした[るんるん]
今回は演出もだいぶ変わって、「文化祭」を意識したものになっていて、その、学生たちがアイデアを出し合って上演している感満載のステージが、ことのほかよかったです。

では、出演者ひとこと感想。

デイジー役。笠原浩夫は、「おちびちゃん」じゃないし、誰も笠原をお姫さまだっこできないけど、いつも口角を上げて、目を細め、笑顔で困難に立ち向かう笠原は、誰よりもデイジーだった。さすが、ミスター・スタジオライフ[ぴかぴか(新しい)]
宇佐見輝は、今回が初主演。ヒロイン経験はあるものの、女役の主役公演は少ないからね。でも、よかった。可愛かったし、どこから見ても女子高生だった、というか、女子だった[ひらめき]倒錯的手法を採って本質を描く「デイジー…」という作品でなくても、正攻法でデイジーを演じられそうな気がした。もう一度、数年後に、さらに上手くなった宇佐見のデイジーが観たい[exclamation×2]

トリクシー役。山本芳樹は、どこかふざけてる[exclamation&question]という印象が抜けないのだが、それでも保健室の辺りから、グッときた。隣にいるのが、笠原なせいか、ルックス的には違和感もなかったし。
客演の月岡弘一は、すごーく女の子に見えたわけではないし、超可愛かったわけでもないが、トリクシーとしてずっと宇佐見を見守っていた。そして、彼のトリクシーなら、詩が盗用された時、犯人はデイジーじゃないと信じてくれるだろうな[ひらめき]と確信できた。

シビル役。岩崎大は、想像以上に美人[ぴかぴか(新しい)]だった。そして、本当に学校のためにデイジーを追い出そうとしている純粋さみたいな部分も感じられ、かなりシリアスな芝居で作品に挑んでいた。でも、ちゃんと枠内におさまっているところが、岩崎もザ・ライフ役者[exclamation]
久保優二は、予想通り美しく意地悪なシビルだった。久保のシビルも数年後にもう一度観てみたいな。

モニカ役。藤原啓児が女子高生に見える自分にブラボー[グッド(上向き矢印)]と思った。私もプロのライファー[パンチ]でもね、岩にしがみついているモニカが、怯えて震えているのがホント愛おしかった。岩崎シビルとのやり取りも爆笑の連続。
松村泰一郎は、可愛かった。三つ編みがすごく似合ってたし。あと、ポスターの宇佐見・久保・松村は、どこからどう見ても女子だった。こんなに可愛いモニカは上演史上初めてかもしれない[かわいい]

その他、特に気になったキャスト。
ベリンダ役を客演した大橋典之は、ハネハネの赤毛のショートカットがよく似合って、委員長キャラがピッタリだった。
クレア役を客演した石田知之は、美人だった。他キャストに比べて上級生に見えたかどうかは疑問だが、生徒会長キャラではあった。同じ役を演じた曽世海司は、曽世らしい硬質な芝居で手堅く演じた。
アリス役は二人とも客演。宮崎卓真は、女子高生にはとても見えないかったし、ホッケーする姿が怖かった[あせあせ(飛び散る汗)]しかし、こういうおばちゃんっているよね…と思ったので、女性には見えたような気がする[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
山根大弥は、Mystic(おじさん)チームに一人放り込まれた感じだが、曽世の副キャプテンというポジションをしっかりと守り抜いた。
デイジーの母親とミス・グランヴィルは、曽世関戸博一の競演となったが、曽世の女役は、これぞライフだなー[ひらめき]と思う。いつの間にか、女性に見えるようになった…のか、こっちが鳴れたのか…。関戸は、現実世界のミス・グランヴィルの役作りをちゃんとしていて、その上で、彼女が演じる母親とミス・グランヴィル自身という役作りがとても魅力的だった。そんな風にリアルに演じてもやっぱり「デイジー…」になるということも含めて。
ミスター・トンプソンの谷沢龍馬(シングル)は、すごいハンサム[ぴかぴか(新しい)]客演なのに女子高生がやれなかったのは、ちょっと残念だが、ウィリアム大おじさまのような素敵なパパだった。

“今日は何の日”
【12月13日】
鈴木梅太郎が初めてビタミンの抽出に成功する(1910=明治43年)。

抽出されたビタミンは「オリザニン」と名付けられたとのことですが、現在はビタミンB1と呼ばれているようです。別名チアミン。


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藤波くん… [┣Studio Life]

最近、ずっと外部公演にしか出てなかったので、危惧しまくっていたのだが…

藤波瞬平くん、11/30付でStudio Lifeを退団だそうです。

ライフ芸というものがある一方で、そうではない役者を大事にして、ここぞという時に投入するのもライフ。

アドルフに告ぐ」特別篇は、そのライフの良さが出た奇跡の公演だったと思う。

それが最後のライフになっちゃったのね…[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]

卒業後も追いかけます[exclamation×2]

また、Jr.1のみやまん(深山洋貴)も休団するとのこと。復活力でおなじみのJr.1なので、絶対また会えるって信じてます。

10年後にも少年やってください[黒ハート]

“今日は何の日”
【11月22日】
関西テレビが開局(1958=昭和33年)。

関テレって何チャンネルだっけ…8[exclamation&question]


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「夢幻祭天」 [┣Studio Life]

お友達のEGIさんと待ち合わせして、後夜祭にだけ参加しました[黒ハート]

三連休は仕事の予定だったのだけど、実は、10日は仕事が終わってオフに。昼も見たかったな…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

会場は、ライブハウス。ワンドリンクを頼んで、ステージが始まるのを待つ。

後夜祭は、劇団員とファンとの交流タイムをたくさん取っていて、あちこちでファンと談笑する劇団員の姿を確認することができた。
(私もEGIちゃんも、そゆのは無理なので、二人で談笑してました。いいのか、それで[爆弾]

ステージは、石飛幸治&関戸博一の司会で行われた。

まず、関戸&宇佐見輝で、一曲。このイベントのために、宇佐見はギターを始めたらしい。1ヶ月半の練習で舞台に出るというのがすごい。しかも「保険」で出演したという八木澤のピアニカ(?)が、まさかの練習1ヶ月で…[爆弾][爆弾][爆弾]
でも、なんか、弾いてたからすごい[ぴかぴか(新しい)]

25分歓談タイムがあって、ふたたび、ステージ。
今度は、再び宇佐見が歌うという。そして、その伴奏にギターを抱えて登場したのが、山本芳樹。すごいな、芳樹先輩に伴奏させるんだ…[あせあせ(飛び散る汗)]でも、楽しそうだった、二人とも。
そして、宇佐見&曽世海司のデュエットも。曽世の優しいリードに、乙女心がピンクに染まる宇佐見を見る幸せ[黒ハート]

25分歓談タイムの後、再び、ステージ。
今度は、山本オンステージ。山本と石飛のデュエットもあった。最初、あれ[exclamation&question]となったところで、「もっかいやろ」と石飛が決断したのはすごいな、と思うし、その後、山本がやばそうになる(実は、奥田努と歌った回とは逆ハモりをやったらしい)とこで、支えて、ちゃんと綺麗なハーモニーになるとこまで、持って行った石飛のセンスもすごいと思った。
帝劇でミュージカルに出てる人なんだよ、この人…[exclamation×2]と思った瞬間…
そして、今日会場に来たライフの劇団員全員が舞台に上がり、「上を向いて歩こう」を歌った。
ギターは山本で、あれ…たしかドラムができる新人ちゃんがいたような…[あせあせ(飛び散る汗)]
久々に人前に姿を見せた及川健が、微妙に目立つ立ち位置だったのは、気を遣ってもらったのかな。なんか、歌声もよく聞こえた気がする。

アンコールも何も決めてなかったそうだが、最後に、もう一度、石飛&山本で、「糸」を。
ライフとライファーの「糸」がいつまでも繋がり続けますように。

“今日は何の日”
【10月11日】
新橋駅構内で列車が脱線転覆、日本で最初の鉄道事故となった(1874=明治7年)。


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「BLOOD RELATIONS」観劇 [┣Studio Life]

The Other Life Vol.9
BLOOD RELATIONS―血のつながり―」

作:シャロン・ポーロック
翻訳:吉原豊司
演出:倉田淳

美術・舞台監督:倉本徹
音響:竹下亮(OFFICE my on)
照明:日下靖順(ASG)
照明オペレーター:西田俊郎(ASG)
衣裳:竹原典子
衣装スタッフ:砂田悠香理、矢作多真美
ヘアメイク:川村和枝(p.bird)
演出助手:平河夏、宮本紗也加

久しぶりの“The Other Life”だったが、これが想像をはるかに上回るビッグヒットだった[exclamation×2]

物語は、「リッヅィー・ボーデン事件」という19世紀末に起きた殺人事件を題材にしている。
(配役は、観劇した順にFateDoomで記載。一人しか書いていないのはシングルキャスト
アメリカのボストンの旧家ボーデン家で当主夫妻が斬殺された事件で、逮捕された次女のリッヅィー・ボーデン(青木隆敏)は、裁判で無罪となった。その10年後、一人の女優(松本慎也久保優二)が、この題材に挑戦することになり、役作りのためか、事件の中心人物、リッヅィーに接近する。
「リッヅィー、あなたなの[exclamation&question]
をキーワードに、物語は展開する。

実際の事件は、

  1. 物的証拠が乏しかった[ひらめき]
  2. 当時、近辺に強盗事件が多発していた[人影]
  3. 両家のお嬢さんが両親を斧で斬殺するなんて[がく~(落胆した顔)]

という理由で、「無罪判決」となり、とはいえ、真犯人も見つからず、事件は迷宮入りとなった。

リッヅィー・ボーデン事件の起きた、ボーデン家では、当主のアンドリュー・ボーデン(藤原啓児倉本徹)と後妻のアビゲイル(石飛幸治)、長女のエンマ(大村浩司楢原秀佳)、次女のリッヅィーが暮らしていた。当時、リッヅィーは34歳、エンマは実母が亡くなってからリッヅィーの親代わりということだったから、既に40歳にはなっていたのではないだろうか。
19世紀末という時代背景を考えると、これはもう、オールドミス×2という悲惨な一家である。

男の子のいないボーデン家の今後について、アンドリューは色々と考えている。そこに、アビゲイルの弟、ハリー・ウィンゲート(緒方和也奥田努)が、商売の話を持ち掛けたり、財産の名義書き換えを提案したりしてくる。
アビゲイルはアンドリューより若いので、この先、アンドリューが死んだ場合、彼女を快く思っていない娘たちから家を追い出される可能性がある。一方、財産をアビゲイルに持って行かれると、リッヅィーたちは、この継母が死ぬまで、自分たちの思い通りにやっていけない。
とはいえ、キリキリしているのはリッヅィーだけで、姉のエンマは、「お父様は私たちの悪いようにはしない」と信じているし、継母とも表面上うまくやっている。年齢的にも、この家で、継母とうまくやる以外、道はない。
一方、リッヅィーは、父親から、結婚話を聞かされ、激怒している。三人の子供がいるやもめが相手。すでに34歳になっているリッヅィーなので、そういう縁談しか来ないわけだが、そもそもリッヅィーは結婚する気がまるでない。
10年後の世界で、“レズビアン”を公言する女優を家に泊め、二人が一緒にいる時は、姉のエンマは2階から降りてこないというあたり、二人の関係性、およびリッヅィーの性的志向を想像すると、彼女がどれだけ、追い込まれていたかが理解できる気がする。
継母のアビゲイルも、リッヅィーと同じような状況で結婚を決意、アンドリューに嫁いだのだから、自分もそれなりの生活を望むなら、父親の遺産など狙わずに、与えられた縁談に従えばいいと、超上から目線。今の時代なら、「ありえない[exclamation×2]」の一言だが、時は19世紀末…ヨーロッパじゃエリザベート皇后が放浪の旅を続けている時代なんだから、リッヅィーのかたくなな態度は、やはり、当時の田舎町では特異な存在だったと思われる。
現実のリッヅィー自身がレズビアンだったという確証はないが、この舞台では、それを暗喩するような形で、物語が進んでいく。それを観客側が受け入れた方が、ドラマへの理解は深まると思う。
アイルランド人のドクター・パトリックと親交を重ねるなど、既成概念にとらわれない、アウトローな部分があるのも、そうすることで、「まともな結婚の話」が来ないようにしているのかもしれない。

男でありさえすれば、結婚などしなくても、たとえホモセクシュアルだったとしても、親の遺産を普通に相続することが出来るのに。
裁判で無罪を勝ち取ったのは、「女は、一人前の存在ではない」とする地域社会へのリッヅィーの復讐だったのかもしれない。すべての状況証拠がリッヅィーを犯人だと示唆していても、一人前じゃない女が、こんな残虐な殺人をできるなんて、彼らには認められない。それを逆手に取ったというか。
それはリッヅィー・ボーデンにとって、はたして完全な勝利だったかどうか…

では、出演者へひとこと感想

<リッヅィー・ボーデン>
青木隆敏…シングルキャストでの主演、劇団内での青木の立ち位置的に、私なんかは奇跡の主演だとか思ってしまったが、ホントによかった[黒ハート]青木らしい毒のある作り方で、倉田さんはこれを狙ってたのかな、という気もする。独特の声質も、口跡も、すべてが似合っていた。そして、美しかった[ぴかぴか(新しい)]ラストのセリフも睨みが効いていて、外連味があった。そういえば、大昔、すっぴんの青木くんにイベントでサインしてもらった時、海老蔵に似てるって思ったんだよなぁ…[わーい(嬉しい顔)]

<女優>
松本慎也…久保とのWキャストでなければ、主演は「女優」役のものだったかもしれない。なぜなら、両親殺害に至るまでの丁寧な心理描写を実際に演じるのは、女優役の方だからだ。ヘアメイクが今回本気出してたせいか、松本の美女っぷりがハンパなかった。数々主演している松本のヒロインっぷり、そしてやっぱり、地に足のついた演技力にはひれ伏すしかない。
久保優二…デビュー以来、久保はすごい[exclamation×2]と言い続けてきたが、さすがに松本との差は歴然だった。台詞も多くて、思いのほか噛んでたし。でも美しさは尋常じゃなかった[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

<エンマ・ボーデン>
大村浩司…意外とシリアスな作品に似合う人だなと思う。決して突出しない地味な女性。でも、頑固で、孤独な、田舎のオールドミス…見事に体現していたと思う。
楢原秀佳楢原のエンマは、品がある。たぶん、この田舎町には、このエンマに似合う男性がいなかったのだろう。だから、独身を通し、姿勢を正して生きているのだろう、と思った。継母に対して妹と同じ態度を取らなかったのも、彼女と同じ土俵に立つことを、エンマの静かなプライドが許さなかったのでは[exclamation&question]という気がした。「Lilies」の伯爵夫人に次ぐスマッシュヒットだったように思う。

<ハリー・ウィンゲート>
緒方和也…すごい調子のいい男で、一から百まで嘘のように聞こえる。こういう役やらせた時のリアリティーはすごい[ひらめき]
奥田努…誠実なように見えて、どこかでキレそうな雰囲気も湛えていて、こういう男はホントに怖いと思う。そこにガーッと怒りを向けられるリッヅィーの狂気すら、ハリーのキャラから伝わってくる。その一方で、同期の青木をすごーく支えてる感じも静かに伝わってきた。

<ドクター・パトリック・弁護士>
山本芳樹かるいなぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]Fate版は、リッヅィーがこれでもか[exclamation]と、男に失望していくのが、よくわかるキャスティングになっている。
曽世海司一見、誠実なように見えて、その実…という雰囲気がぷんぷん匂ってくる。でも、Doom版のリッヅィーは、そもそも最初から男に期待していない雰囲気もあるのだが。

<アビゲイル・ボーデン>
石飛幸治「牛のような」と言われるのが、ピッタリ。したたかであり、その立場なりの知恵も働く。リッヅィーの狂気を甘く見ていたのが失敗だったか。素晴らしい怪演でした[黒ハート]

<アンドリュー・ボーデン>
藤原啓児…メイクがすごく似合っていて、アメリカ人にしか見えなかった[ひらめき]優しい父親であろうとする一面もあるものの、リッヅィーを理解することはなかったし、女性が家を継ぐなんてことは、1ミリたりとも脳内になかった人。父権主義の権化。そういう部分が、すごく伝わってきた。
倉本徹やさしいお父さん。でも、女性を一人前に扱うことは発想にないので、血は繋がってなくてもハリーの計画に乘ってしまったのね…と思う。誰のことも見捨てないやさしさを感じるけど、同時に愚かさも感じた。

演技面では、ほんとに満足度高かったです。

ちなみに脚本では、ちょっと気になる点が。

  • 重大事って「じゅうだいごと」って読むかな[exclamation&question]
  • 「一発食わせる」って言うかな[exclamation&question]「一杯食わせる」か、「一発食らわす」じゃない[exclamation&question]
  • 「そうするよりほか、仕方ない」も、なんか違う気が…[あせあせ(飛び散る汗)]たぶん、過去形で使う表現な気がする…[爆弾]
  • メリーゴーランドの話をするところで、「上がったり下がったり」と言ってたけど、馬が上がったり下がったりするのは、「カルーセル」だと思う[むかっ(怒り)]
  • 「閻魔様に舌抜かれた」って、舞台はアメリカでは[exclamation&question]

“今日は何の日”
【10月3日】
土佐藩が大政奉還の建白書を将軍・徳川慶喜に提出(1867=慶応3年)。
(←旧暦。新暦では、10月29日となる。)
いよいよ、長かった江戸時代の終わる時が近づいています。


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