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宝塚歌劇星組東宝公演「愛するには短すぎる」観劇 [┣宝塚観劇]

星組公演、今回はチケットがなくて、観劇はこれ1回だけ。
なので、一瞬たりとも見逃さないように観ていたのだが…大事な部分をいろいろと見逃してしまったようだ。
正塚先生、今回、演出がオギー的だったよ…。

ミュージカル「愛するには短すぎる」
原案:小林公平
脚本・演出:正塚晴彦
作曲・編曲:高橋城、玉麻尚一、青木朝子、太田健
音楽指揮:西野淳
振付:伊賀裕子、平澤智
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
小道具:伊集院撤也
効果:株式会社宝塚舞台
歌唱指導:木村恭子

開演5分前に別緞帳(紗幕)。タイタニック号のような豪華客船が幕いっぱいに描かれている。これが透けてセリの上に立つ安蘭けいの歌が流れ、そこに湖月わたるの開演アナウンスがかぶる。
期待にわくわくするようなオープニングだった。

フレッド(湖月わたる)は、英国留学を終え、大西洋を渡る豪華客船でニューヨークに帰るところ。帰国後は、養父の鉄鋼会社に入り、結婚も決まっている。
冒頭の夢の中の結婚式に出てくる婚約者(最後まで本物は登場しない)は、陽月華が演じている。劇中、別の役で登場するのに、である。陽月が重要なポジションにいる娘役である、という証明でもあるが、陽月は、檀トップの頃からずっとこういう使われ方をしている
いったいいつまで陽月を飼い殺しにしておくつもりなのだろうか?冒頭から、ちょっと疑問の場面だった。
親友のアンソニー(安蘭けい)は、浮かない顔のフレッドをからかう。
湖月・安蘭が親友という組み方をしたのは、初めてのような気がする。
「王家に捧ぐ歌」…恋人
「1914」…安蘭出演せず
「花舞う長安」…敵
「長崎しぐれ坂」…絡みはほとんどない
「ベルサイユのばら」…絡みはほとんどない。東京で安蘭→湖月へ片思い
で、親友という組み方をした時、二人が並んで銀橋に立つと、バランスの悪さが目立つ。身長差があるのはもちろんだが、丸顔の湖月は、小柄・華奢で顔の小さい男役とのすわりが悪すぎる。男役と本物の男性を同じ舞台に上げたように見える。
というわけで、銀橋で楽しそうに親友をやっている二人は、やっぱり似合わないのだった。まあ似合わないのは、「ソウル・オブ・シバ!」でも並べてわかっていたのだから、なんでもかんでもトップと2番手を銀橋で並べなくてもなー、と思った。

船にはいろいろな人々が乗っている。豪華客船なのでエンターテイメントの出演者も。その中に、バーバラ(白羽ゆり)がいる。
バーバラは、出演者でバンドマネージャーのフランク(柚希礼音)に借金がある。そんないきさつを聞いてしまうフレッド。そして、フレッドとバーバラは幼なじみだった!と気づく。
バーバラに再会してフレッドはすぐに恋に落ちる。が、船がNYに着けば、フレッドは結婚しなければならない。NYまで4日間、愛するには短すぎるその日々を二人がどう過ごしたか、まあ、そういう物語である。
船の上では、盗難事件が起こったり、スターを夢見る娘・ドリー(陽月華・二役)がブロードウェイプロデューサー・マクニール(涼紫央)の部屋で自殺を図って役を手に入れようとしたり、船長(立樹遥)の気持ちは休まる時がない。
船上という舞台は、グランドホテル的要素も持っている。
フレッドとバーバラの恋はともかく、サイドストーリーは単純だが面白かったなにより罪がないので、幸せな気持ちで観ることができる。
で、一番罪があるのがフレッドなのである。
バーバラには病気の母親がいる。
今は、母の元に帰ることだけが、バーバラの望み。
そんなバーバラと航海最後の夜を二人だけで過ごして、フレッドは新しい人生に向けて旅立つ。
そんな都合のいい話って…。

彼の新しい人生…って、婚約者と結婚することですか…?

最初、バーバラに興味を示したアンソニーは、フレッドの真剣な思いに感動して、時々、バーバラの様子を見に行くけど口説いたりしないという約束をフレッドと交わしたりしている。
親友に対しても、ずうずうしいヤツである。
こんなずうずうしい男が、これまでの人生で何かを望んだことがなかった、なんて絶対にウソだ!と思った。全部自分の思い通りに仕向けて来たに違いない。
ただ、あからさまに言わなかっただけだ。

もし湖月わたるが演じなければ、本当に嫌な男になっていただろう。
そういう意味では、主演男役としてこんな役でもちゃんと主役として存在させられる、湖月の実力を見せつける作品だったし、ここまでの男になって退団するなら、それは素晴らしいラストステージといえるのかもしれないが…。

生涯忘れられない恋をして、忘れられない夜を過ごして、そのまま結婚するのか、フレッド!美しいナンシーを妻に迎えながら、時々、アンソニーからバーバラの様子を聞いて懐かしんだりするのか、フレッド!
そんなことしていいのは、女だけだぞ。

執事ブランドン役の未沙のえるが、いい味を出して作品を救っていた。

【今週のアクカイちゃん】

第一位 大空祐飛
第二位 健全な夜のおたのしみ

この並びはいつもの通り。…が!

第三位 朝桐紫乃

どうしたんだ!今週も登場の朝桐紫乃!!!
書いてないのに、なんにも書いてないのに…!

そして、今週のびっくりどっきりワードはコレです。
「覚えてない恐怖 酒 誰が 断片的記憶」
なんだか、すごく怖いですよ。
そして、すごくタイムリーだったんですね、実は…。

【去年の今日】
祖父の33回忌の話。戦後、地域の引き揚げ団長だった祖父。その苦労話を祖母の口から初めて聞いた。この1年で祖母もめっきり弱ってしまい、もう一度あれだけの長い話を聞くことはできないかもしれない。
あの時代にただ日本に帰ること、全員揃って帰ること、がどれだけ大変だったか、それを達成できた祖父は幸運だったし、立派だった。それが祖母の誇りだったのだろう、ということははっきりとわかった。


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